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400万円出すならどのジープに乗る?【新車、中古車狙い目モデルを紹介】

道なき道を突き進む本格オフローダーの代名詞的な存在ともいえる「JEEP」。その歴史は第二次大戦時にまでさかのぼることができるほど古く、アメリカ軍はもとより当時の連合国軍が軍用車として使用していたという華々しい経歴を持ち合わせています。

更新日2021/02/15

時代を重ねても色褪せないジープの魅力

ジープ ラングラー 2018

戦後「JEEP」のブランドはいくつもの自動車メーカーを経て、アメリカのビッグ3のひとつであるクライスラー社が獲得。ダッジなどと並んでクライスラーを代表する人気ブランドとなりました。なお現在クライスラーは伊フィアット社の傘下となっており、そのフィアット社もまた、プジョーやシトロエンなどを手掛けるPSAグループと2021年に統合。その結果、世界第4位という規模を誇るステランティスグループが誕生しました。

伊・仏・米・独・英それぞれの自動車ブランドがひしめく巨大なステランティスグループの中で、今なお古き良きアメリカらしさを守り続けているジープ。四輪駆動車やオフローダーの代名詞的なこのブランドは、紆余曲折を経た今もなお色褪せることがなく、アウトドアやヘビーデューティ向けのモデルを次々と生み出し続けています。

そんなジープのもうひとつの魅力として挙げられるのが、手の届きやすい価格帯。欧州自動車メーカーが手掛けるSUVやオフローダーと比べて価格がこなれているのがジープモデルで、日本製のSUVと比較してもお買い得感はかなりのもの。そこで今回は400万円という価格に絞り込み、おすすめしたいジープモデルを新車と中古車からそれぞれお届けしたいと思います。

 

 

新車で買える400万円ジープ

まずは新車でも400万円で狙えるジープを紹介します。意外とお買い得なモデルがあるので参考にしてみてください。

300万円以下でも狙えます:レネゲード

レネゲード 2019

車両価格400万円以内で購入できるジープとして、まず挙げられるのがレネゲードというモデル。2014年のジュネーブモーターショーでお披露目されたコンパクトSUVで、車格としてはチェロキーの下に位置づけられています。

全長4,255mm×全幅1,805mm×全高1,695mmという大きさは日本でも取り回しがしやすく、コンパクトでありながらもフロントにはおなじみのセブンスロットグリルを備えるなど、ひとめでジープと分かるデザインになっています。このレネゲードは親会社であるフィアットブランドのSUV 500Xと基本コンポーネントを共用していますが、テールランプに軍用ガソリン缶であるジェリー缶をモチーフにしたバツ印を用いたり、台形型ホイールアーチを採用するなど随所にジープらしさが散りばめられています。

ジープ レネゲード 2018

現在のレネゲードにはロンジチュード(受注生産のみ)、リミテッド、トレイルホークという3つのグレードがあり、搭載エンジンはすべて同じ1.3L 直3ターボ、ボディサイズも同寸法となっていますが、駆動方式のみ異なります(トレイルホークのみ4WDで他はFF)。新車価格は299万円〜393万円(phevモデルを除く)と全モデルが400万円以下で、ボトムグレードのロンジチュードに至っては300万円以下とかなりお買い得といえるでしょう。

車両価格だけでなくボディサイズも手頃なレネゲードは、SUV初心者やアメリカ車が初めてというかたにこそおすすめです。

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認知度は低いけど実は狙い目かも?:コンパス

ジープ コンパス トレイルホーク 2020

ラフロードでの悪路走破性よりも公道での走行シーンで扱いやすいジープとして2006年に登場したコンパス。プラットフォームには2017年まで生産されていたジープ パトリオットと同じMKプラットフォームを採用しています。現在販売されているのは2017年に登場した2代目モデルで、2016年12月に生産を中止したパトリオットの実質的な後継モデルも兼ねています。

ボディサイズは全長4,400mm×全幅1,810mm×全高1,640mmという大きさで、駆動方式はFFおよび4つの走行モードを選択できるセレクテレインシステム式4WDの2種類を用意。フロントマスクには7スロットグリルが付きますがヘッドライトは丸形ではなく流線型の角目タイプを採用しており、アーチ状のテールエンドの造形など、街中で映えるスタイリングとなりました。

エンジンはフィアット社製の2.4Lマルチエア直噴NAユニットを搭載し、トランスミッションはFFが6速AT、4WDのみ9速ATという多段式ATを採用しています。グレードはスポーツ(受注生産のみ)、ロンジチュード、リミテッドの3種類。車両価格はスポーツが336万円、ロンジチュードが383万円といずれも400万円以下となっていますが、リミテッドのみ434万円となっています。

ジープ コンパス 2019

居住空間は家族で乗る際にも十分な広さを確保し、車両価格も比較的手頃なコンパス。隠れた穴場的モデルとして何よりも実益を重視したいという方におすすめです。ただし悪路走破性は他のジープほど期待はできないので、ヘビーデューティーな使い方をしたい方には不向きなモデルかもしれません

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中古で買える400万円ジープ

ここからは新車では無理でも中古車であれば十分400万円でも狙えるモデルをお届けします。決して古いモデルばかりではなく現行モデルの高年式車でも探せば400万円で乗れるジープはかなり多くあることがお分かりになるでしょう。

 

タフな悪路走破性は今なお健在です:ラングラー

ジープ ラングラー 2018

現行型

最もジープらしいジープといえるのがラングラー。その歴史は1987年から始まり、いくつものモデルチェンジを重ねそのたびにデザインやパワートレインなどのメカニカル機構が洗練されていきますが、4代目(JL型)となった現在でもラングラーらしさは残されています。ボディバリエーションは後に4ドアバージョンが登場。さらにコンバーチブルやクローズドにくわえハードトップを分割して自由に着脱できるフリーダムトップという仕様も登場しています。

そんなラングラーには現在2ドアバージョンのスポーツと、4ドアバージョンのアンリミテッドがあり、アンリミテッドには3種類のグレードが存在しています。いずれも新車価格は400万円を大きく超えており、最上位モデルのアンリミテッド・ルビコンでは600万円オーバーという価格になっているほど。ですが中古車であれば400万円で探すことも可能です。

3代目

2018年登場の現行型を400万円以下で探すのは厳しいかもしれません、ひと世代前の3代目(JK型)ラングラーであれば最終年の2017年モデルでも400万円以下の車両が多くあります。また2ドアよりも4ドアのリミテッドの方が中古車市場で流通する個体数が多く、日常シーンでも扱いやすいのでおすすめです。さらにラングラーは各年度にいくつかの限定車や特別仕様車を発売しているので、それらを付加価値として狙ってみるのもいいでしょう。

【ラングラーを安く買うならコレ】300万円台で狙える3代目(JK型)ジープ ラングラー

ラングラーアンリミテッドの中古車情報を見てみる

 

ジープの名前を世に広めた1台:チェロキー

ジープ チェロキー 2018

現行型

初代モデルは1974年に誕生し、1990年代には日本国内でも数多くのモデルが新車販売されていたチェロキー。フィアット傘下となって販売された現行型チェロキーからは、FF車をベースにしたクロスオーバーSUVとなり(以前は全車4WD)、デザインも洗練されモダナイズドされています。

そんなチェロキーの現行型にはロンジチュード、リミテッド、トレイルホークの3種類があり、新車価格帯は459万円〜509万円とすべて400万円をオーバーしています。

ですが中古車であれば2013年登場の現行型でも十分探すことが可能。また日本で発売されたばかりの2014年当時では、ロンジチュードの新車価格が379万800円と、400万円を下回っていた時期もありました。車両価格を安く抑えたいならそちらを狙うのもおすすめです。

現行型チェロキーの中古車を探す際にひとつのキーポイントになるのが、2018年のマイナーチェンジ。この時期に大幅なフェイスリフトが行なわれ、ハンズフリーでラゲッジドアが開閉する機構や全面衝突警報などが追加で装備されています。そんな2018年以降のチェロキーでも400万円で狙うことができるので、より精悍な顔つきのモデルが欲しい方や最新装備にこだわりたい方は2018年以降のモデルを探すのがおすすめです。

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フラッグシップに相応しい貫禄:グランドチェロキー

ジープ グランドチェロキー 2017

2021年におよそ11年ぶりとなるフルモデルチェンジを発表したばかりのグランドチェロキー。ジープブランドのフラッグシップに君臨するSUVで、初代モデルは1993年に登場しています。アメリカ車ならではのV8エンジンを搭載し、2010年登場の3代目モデルでは当時のパートナーだったダイムラークライスラーと共同で開発を行ない、メルセデス・ベンツMクラスと多くのパーツを共用することでも話題を集めました。そして2021年に発表された新型グランドチェロキーでは、初となる3列シート仕様が用意されることもアナウンスされています。

グランドチェロキーの現行型のラインアップはラレード、リミテッド、サミットの3種類があり、新車価格はそれぞれ順に524万円、639万円(エアサス仕様は659万円)、734万円とかなりの高額。さらに2019年には885万円という新車価格の「SRT8」も存在していました。そんなフラッグシップであるグランドチェロキーも中古車であれば400万円で探すことが可能です。

ジープ グランドチェロキー 2013

2013年式

現行型グランドチェロキーは2010年から発売され、2014年と2017年にはマイナーチェンジを敢行しています。1回目のマイナーチェンジは内外装やパワートレインなどの全面刷新が行なわれており、2回目のマイナーチェンジでは安全装備や快適装備の充実化が図られています。

これらのことから2014年以降のモデルを探すことが何よりも先決で、さらに装備面での充実ぶりを重視するのであれば2017年以降のモデルを探すのがおすすめです。ただし2017年以降の個体で400万円を切る車両は、過走行や多オーナー車のクルマが多く、流通量も多くないので、装備面をあまり気にしないのであれば2016年以前のモデルでも大丈夫でしょう。

【SUVだからこその絶景】ジープ グランドチェロキーは、ライフスタイルを豊かにするクルマ

グランドチェロキーの中古車情報を見てみる

 

スタイリングの面で大幅な進化を遂げ、最新のグランドチェロキーに至ってはヨーロッパ車のような洗練されたデザインになったジープの各モデル。一見すると高そうなブランドでも穴場モデルを狙えば新車でも400万円で狙うことができ、中古車であれば主力モデルに乗ることも可能。そんなテクニックを駆使して素敵なジープライフを楽しんでみてはいかがですか。

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