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【除菌に効果アリ】空気洗浄機を搭載したSUV10選
感染症の流行が気になる昨今、空気感染のリスクを低減したいという方は多いでしょう。そんな時、クルマ選びでも気になるのは装備に空気清浄機が用意されているモデル。これなら除菌効果が期待できます。今回は、そんな空気洗浄機が搭載されたSUVを10台紹介します。
更新日2022/04/11クルマに搭載されるのはナノイーとプラズマクラスター
クルマに搭載される空気清浄機として、代表的なのは主に「ナノイー」と「プラズマクラスター」です。両者ともアプローチは違いますが、基本的にOHラジカルを利用して効果を発揮するという共通点があります。
ナノイーとプラズマクラスターの効果を紹介したところで、これらの装備が搭載されたSUVを10台紹介します。
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ナノイー/ナノイーX/プラズマクラスター搭載車を紹介
トヨタ 4代目ハリアー│ナノイーX
まず、紹介するのはトヨタ 4代目ハリアーです。トヨタを代表するクロスオーバーSUVなだけあって、最廉価グレードのSを除くグレードにナノイーXが標準装備されています。高級感のある内外装だけでなく、こうして車内の衛生を保ってくれるのもうれしいですね。
ちなみに先代の3代目ハリアーにはナノイーを搭載。最終モデルである2017年6月のマイナーチェンジ後のモデルでは、最廉価グレードのエレガンスを除くグレードに標準装備されていました。
トヨタの他SUV車種では、C-HRがS、 S-Tを除くグレードにナノイーを標準装備。もちろん、トヨタのフラッグシップSUVであるランドクルーザー300には、ナノイー Xが全グレード標準装備となっています。
ランドローバー ディスカバリー│ナノイーX
2021年7月8日にマイナーチェンジしたランドローバー ディスカバリーも、車載エアコンにナノイーXの技術を搭載されています。
ディスカバリーはマイナーチェンジ時に、空気浄化システムをメーカーオプションとして追加。空気浄化システムには以下のような機能を搭載しています。
・エアクオリティセンサー
車外の空気の状況をモニタリングして、一定以上の外気の汚れを検知した場合、自動でエアコンを内気循環に切り替える装備。
・空気イオン化テクノロジー
エアコンが作動しているときにマイナスイオンを発生させる装備。
・CO2マネジメント
室内のCO2量をモニタリングして、自動で内気循環を切り替えてくれる装備。
・PM2.5 フィルター
PM2.5 フィルターを追加して、室内の空気の汚れを取り除く装備。
・アレルゲンフィルター
花粉やバクテリアなどアレルゲン物質を防ぐ装備。
また、ジャガー・ランドローバーの他のモデルにもナノイーXを搭載したモデルがあります。ジャガーではXE、XF、 Eペイス、Fペイス、Iペイス。
ランドローバーではディフェンダー、ディスカバリースポーツ、ディスカバリー、レンジローバーイヴォーク、レンジローバーヴェラール、レンジローバースポーツ、レンジローバーに採用されています。
今後は全モデルにナノイーXを導入していく方針とのことで、さすが高級SUVの老舗メーカーといったところでしょう。
レクサス UX│ナノイーX
レクサスSUVのエントリーモデルであるUXは、397万3000円からとレクサスの中では購入しやすい価格で、高さ制限1,550mm以下の機械式立体駐車場にも収まる全長4,495mm×全幅1,840mm×全高1,540mmというボディサイズが特長の一台です。
ただコンパクトで価格が安いだけでなく、レクサスらしさが感じられる充実した装備も魅力で、ナノイーXが全グレード標準装備されています。
もちろん、新型モデルが出たばかりのNXもナノイーXを全グレード標準装備。また装備表は公開されていませんが、おそらく新型LXにもナノイーXは全グレードに標準装備されると予想されています。
ちなみに3代目RXはモデルレンジが長いためか、ナノイーが全グレード標準装備となっています。フルモデルチェンジの際に、ぜひナノイーXを搭載して欲しいですね。
スズキ 初代ハスラー/2代目ハスラー│ナノイー
ここまで高級SUVが続いてきましたが、軽SUVであるハスラーにもナノイーを搭載したモデルがあります。
初代ハスラーにおいては、2015年12月に発売された特別仕様車JスタイルⅡ、2017年12月に発売された特別仕様車FリミテッドⅡと、2018年11月に発売された特別仕様車ワンダラーにフルオートエアコンにナノイーが搭載されていました。
また、ワンダラー発売と同じタイミングで行われた一部仕様変更で、新設定されたグレードJ、Jターボにもブラックインテリアパッケージとしてメーカーオプション設定。ブラックインテリアパッケージには、ナノイーの他に以下の装備が装備されていました。
・インパネ/ドアトリムカラーパネル(ブラックパール)
・ステアリング/エアコンガーニッシュ(チタンシルバー)
・エアコンルーバー/スピーカーリング(チタンシルバー)
・メッキインサイドドアハンドル
・レザー調&ファブリックシート(ブラック)
2代目ハスラーの通常モデルには設定がありませんが、2020年11月に発売された特別仕様車Jスタイルにはナノイーが搭載されていました。こちらも中古車市場で探してみたいモデルです。
ホンダ 5代目CR-V/初代ヴェゼル│プラズマクラスター
ホンダの5人/7人乗りSUVの5代目CR-Vにはプラズマクラスターが標準装備されています。
快適装備として、左右独立温度コントロール式フルオート・エアコンディショナー(プラズマクラスター技術搭載)を用意。ホンダSUVの上級モデルだけあって装備が充実しています。
また、初代ヴェゼルにもプラズマクラスターを搭載。2015年4月の一部改良で、プラズマクラスター技術搭載フルオート・エアコンディショナーが全車装備になり、2016年2月の一部改良によって、ハイブリッドモデルは左右独立温度コントロール式となっています。
トヨタ ヴァンガード│プラズマクラスター
かつて販売されていたトヨタの5人/7人乗りSUVのヴァンガードにもプラズマクラスターが搭載されていました。2007年8月登場時には、左右独立温度調整コントロールフルオートエアコン(湿度センサー&花粉除去モード付)、プラズマクラスターを全グレード標準装備しています。
花粉除去モードはスイッチひとつで花粉の季節も車内を快適に保てる優れもの。プラズマクラスターは、車内のカビをカビ菌を抑制するクリーンモードと、マイナスイオンの比率を高めるイオンモードを自動制御してくれる機能付きでした。
発売当時、トヨタが高級ミディアムSUVと称していましたが、まさにその売り文句に恥じない高い機能性がうかがえますね。
トヨタ ラッシュ/ダイハツ ヴィーゴ│プラズマクラスター
最後に紹介したいのはトヨタ ラッシュ/ダイハツ ヴィーゴ。こちらは2006年1月に発売された5ナンバーSUVで、最小回転半径4.9mと取り回しのしやすさが魅力でした。両車は兄弟車の関係にあります。今のライズとロッキーの関係と言えば分かりやすいでしょう。
ラッシュはG、ビーゴはCXに液晶ディスプレイ付のオートエアコンを採用。このオートエアコンにプラズマクラスターや花粉除去モードが備わっていました。
他にも撥水フルファブリックシートなども備えており、コンパクトなだけでなく、機能性も高いモデルでした。また、リアドアにスペアタイアを背負っているなど、最近のSUVにない無骨さも備えています。
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ナノイーとプラズマクラスターのメカニズムは?
ナノイーは、パナソニックが開発した商品です。名前の由来は、ナノテクノロジーのnanoと電気を帯びたという単語エレクトリックから取られたeとを掛けわせた造語で、除菌や除臭、アレル物質の抑制、美容効果などに効果があります。
ナノイーがどのような仕組みで除菌などを行うかというと、まず、空気中の水分を結露させて水を作り、その水に放電してOHラジカルを発生させます。
水はH2Oという通り、2つの水素(H)、ひとつの酸素(O)で構成されています。OHラジカルは放電によって水素がひとつ奪われた状態であり、ひどく不安定です。そのため、くっついた他の物質から水素を抜き取ろうとします。その際に、菌などが分解、変質され、無活性化されるのです。
ナノイーの特長は、OHラジカルがナノサイズの水のカプセルに包まれている点です。OHラジカルの寿命は一般的に数10秒〜100秒と長持ちしないと言われているのですが、水に包まれていることで有害物質にたどり着く前に消滅するのを防ぎ、効果を発揮しやすくなっています。
ナノイーには2種類あり、ナノイーとナノイーXがあります。1つのナノイーが含有するOHラジカルの量を比較すると、ナノイーXの方がOHラジカル量が10倍であり、より高い効果が見込めます。また2019年には、ナノイーXのさらに2倍のOHラジカル含有量を誇る高濃度ナノイーXも登場しています。
パナソニックとTexcellが共同実験を行ったところ、新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)を99,99%抑制できたという結果も報告されています。
一方、プラズマクラスターはシャープが開発した商品です。プラズマ放電によって空気中の水分と酸素からプラスイオンとマイナスイオンを発生させ、これらが菌やカビに触れることで、OHラジカルに変化すると同時に菌を無活性化させます。
プラズマクラスターも、長崎大学感染症共同研究拠点で行われた実験において、浮遊するコロナウイルスの減少効果が実証されています。実験の結果、空中に浮遊する新型コロナウイルスにプラズマクラスターイオンを約30秒照射することにより、感染価が91.3%減少したという結果が報告されています。
ここまでナノイー、プラズマクラスター搭載のSUVを紹介してきましたがいかがだったでしょうか。実のところ、ナノイー、プラズマクラスターの車載用空気清浄機も販売されているので、クルマの装備にないからといって搭載できない訳ではありません。また、日産のようにプラズマクラスターLEDランプといった純正アクセサリーも用意されていたりします。
空気清浄機の有無をクルマの付加価値として、クルマ購入の際に参考にしていただけましたら幸いです。
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文・SUV FREAKS編集部
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