プロモーション
【ランドローバー初のBEVも用意】新型(5代目)レンジローバーをチェック
2021年10月26日(英国時間)、ロンドンのロイヤル・オペラ・ハウスで新型レンジローバーのワールドプレミアが行われました。ランドローバーのフラッグシップSUVであるレンジローバーは、1970年の初代発売から実に50年以上の歴史があり、新型モデルは5代目にあたります。そんな新型レンジローバーの詳細を解説します。
更新日2021/11/19凸凹がない洗練されたエクステリア
新型レンジローバーのエクステリア(外装)は、後方へ向かってなだらかに下がるルーフライン、水平方向を強調した力強いウエストライン、立ち上がったシルラインなど、レンジローバーの伝統のデザインを踏襲しており、一見するとほとんど先代モデルとほとんど変わりません。
しかし、フラッシュグレージング、目立つことのないウエストレールフィニッシャー、シームレスなレーザー溶接ルーフジョイントなどの最新技術によって、凸凹がないまるでひとつの塊を削り出したかのような洗練されたデザインにブラッシュアップされています。
特に印象的なのはリアランプで、リアゲートと一体化しているためランプが点灯するまでその存在に気がつかないほど。こうした画期的なデザインが、新型レンジローバーの魅力となっています。
【ランドローバー メルセデスの頂上決戦】レンジローバー vs GLS
レンジローバー初の7人乗りを設定
また、ボディにはランドローバーの最新のアーキテクチャーであるMLA-Flex(flexible Modular Longitudinal Architecture)を初採用。スタンダードホイールベース(SWB)とロングホイールベース(LWB)の2種類が用意されています。また、レンジローバー初の7人乗りも設定されました。
MLA-Flexは内燃機関、プラグインハイブリッド(PHEV)、100%電気駆動のフルバッテリー電気自動車(BEV)のパワートレインにも対応しており、ランドローバーの今後のアーキテクチャー戦略を担うプラットフォームとなっています。
パワートレインは2種類 2024年にはBEVを追加
新型レンジローバーにはマイルド・ハイブリッドとPHEVの2種類のパワートレインが用意されています。5人乗りが基本ですが、LBWは4人乗り、7人乗りも選択できます。2024年にはフルバッテリー電気自動車(BEV)もラインアップに加わる予定です。
これにより、新型レンジローバーはランドローバー初のBEV搭載モデルとなります。
これは、昨今話題となっている環境問題への取り組みのひとつです。
ジャガー・ランドローバーブランドは、2030年までに全モデルにピュアEVをラインアップするという目標を掲げており、2039年までには排出ガス量実質ゼロ(カーボンニュートラル)を目指しています。新型レンジローバーはその目標を達成する足がかりとなりそうです。
ちなみに、すでに用意されているPHEVモデル(510PS、440PS)は二酸化炭素(CO2)の排出量を30g/km未満に抑え、EVモードでの最大航続距離は100km(WLTP値)のスペックを誇ります(SBW・5人乗りの場合)。
また、実航続距離は最大80km。ランドローバーの推定によると、これは一般的なランドローバーユーザーの1回の移動距離の75%を電力だけで走行できる十分な距離です。日常での利用だけならEV走行で賄えそうです。
もちろん、ランドローバーの高い悪路走破性や快適性も備えています。ランドローバー最新のインテグレーテッド・シャシー・コントロール(ICC)・システムにより、包括的なシャーシ・テクノロジーの配列を制御します。
さらに、オールホイール・ステアリングにより、卓越した高速安定とランドローバー史上最少の回転半径を実現。それに加え、新機能であるダイナミック・レスポンス・プロによって、あらゆる環境下で落ち着きのある乗り心地と敏捷性を高めるために素早く反応する電子ロールコントロールを備えています。
価格差約500万、レンジローバーとレンジローバースポーツは何が違うのか?
レザーを使わないテキスタイルも用意
ランドローバーの環境への配慮はパワートレインだけではありません。インテリア(内装)の素材にも環境負荷が少ないものが選択されています。
そのひとつが、ウール混紡のKvadrat(クヴァドラ)プレミアムテキスタイルの採用です。こちらはインテリアのオプションとして選択可能。この暖かくて心地よい素材はレザーのような触り心地で、Ultrafabrics(ウルトラファブリックス)素材と組み合わせることにより、30%の軽量化とCO2排出量を4分の1に抑えています。
もちろん、静粛性や快適性も高いインテリア
インテリアの快適性もレンジローバーの魅力です。
第3世代となる新しいアクティブ・ノイズ・キャンセレーション技術により、走行中も静かな室内環境を提供します。
静かで密閉されたボディアーキテクチャーをベースに、車両の外側に設置したマイクとヘッドレスのスピーカーを使用して、ノイズキャンセリング機能付きのハイエンドヘッドホンのように、室内の静粛性も保ちます。
また、ナノイーXの技術を利用した空気清浄システムも採用。臭いやウイルスを大幅に低減し、CO2マネジメントとPM2.5キャビンエアフィルターで空気の質を高めてくれます。
ナノイーXは、SARS-CoV-2ウイルスを含むウイルスやバクテリアを大幅に減少させることが科学的に証明されているので、コロナ対策の頼もしい味方になってくれます。
2022年にはSVモデルも追加
2022年には、ジャガー・ランドローバーでスペシャルモデルを手がけているSVOから、SVモデルが追加されます。
専用のデザインディテールとして、光沢のあるメッキメタル、滑らかなセラミック、複雑なモザイク模様の寄木細工、高品質のレザー、サステナブル(持続可能)な素材であるウルトラファブリックスなどを用意。
また、SVセレニティ、SVイントレピッドという2種類のツートーンカラーのインテリアも用意されます。さらに、電動で展開できるクラブテーブルや冷蔵庫といった贅沢な装備を搭載した4人乗り仕様のSVシグネチャースイートもラインアップされる予定です。
新型レンジローバーの価格はすでに公開されており、1637万円からとなっています。
また、2021年11月1日(月)〜12月19日(日)の期間限定でレンジローバー ローンチエディションという特別仕様車を限定70台で販売。
こちらは4.4L V8ツインスクロールターボエンジン(最高出力390kW/530PS・最大トルク750Nm)を搭載しており、SWBと LWBの2種類から選択可能。価格は2310万7000円〜2503万3000円となっています。
気になる方はぜひチェックしてみてください。
SUV在庫台数日本一を誇るSUVLANDで中古情報をチェック!
—————————–
文・SUV FREAKS編集部
SUV専門のWEBマガジンです。
キャンプや釣りなどの用途や予算別のおすすめSUVの紹介、新型モデルの解説、ライバル比較など、SUVのご購入時にお役立ちの情報から最新ニュースまで幅広い情報を発信しています。
公式facebook:SUV Freaks SUVを楽しむ人のための情報メディア