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【都心から日帰りで行ける】関東地方のおすすめハイキングコース30選

アウトドアでも手軽な登山やハイキングが人気となっていますが、いざ始めようとしてもいったいどこに行けばいいのか考えてしまいますよね。 初心者には難しい場所だと一気にやる気がなくなりますし、思ったほど景色が良くないとテンションも下がってしまいます。そこで、初心者でも挑戦しやすく、評判も上々なおすすめのハイキングコースを都心からアクセスの良い関東地方から抜粋してみました。

更新日2022/08/02

関東のハイキングコースの特徴

おすすめハイキングコース

ハイキング

東京周辺を始め関東地方にはハイキングコースは数多くあります。海外のガイドブックにも取り上げられる高尾山や、奥多摩を代表する御岳山、茨城県のシンボル筑波山、そして丹沢大山など、全国的に有名な山々が連なるのも関東地方にあるハイキングコースの特徴です。

さらに、それほど高くなかったり、登山道が整備されていたり、ケーブルカーがあって初心者でも安心して歩ける場所も多くあります。

 

神奈川県

足柄下郡湯河原町「湯河原温泉ハイキングコース(ゆがわらおんせんはいきんぐこーす)」

・都心から約2時間の温泉と自然あふれるハイキングコース

神奈川県の南西部に位置し有名な温泉町として知られる湯河原町では、四季の自然をを楽しむハイキングコースが用意されています。

城山山頂では眼下に紺碧の相模灘を望み、遠く伊豆の島々まで一望できる絶景を楽しむことができます。

道中にはビャクシンの巨木がある城願寺、大楠と大銀杏が威容を誇る五所神社、頼朝が追っ手から身を隠したと言われる洞窟など、神秘的なパワースポットが沢山あります。

城山ハイキングコースで湯河原の春とパワースポットを堪能しましょう。

おすすめの「春の湯河原を堪能する城山コース」は、歩行距離約13.6km、歩行時間230分の健脚向きコースで、湯河原駅を出発して城願寺や五所神社というパワースポットを通り、城山を登るコースです。城山頂上からは相模灘を望む絶景が広がります。

この他にも、源頼朝ゆかりの地を巡りさつきが美しい「南郷山ハイキングコース」、紅白の梅が咲き乱れる「幕山ハイキングコース」など、湯河原の魅力がタップリと味わえるコース設定となっています。もちろん、お帰りの前には湯河原温泉で疲れをとることをおすすめします。

住所:神奈川県足柄下郡湯河原町(湯河原駅)
アクセス:小田原厚木道路 小田原西ICから約54分(湯河原駅)

 

鎌倉市「鎌倉 祇園山ハイキングコース(かまくらぎ おんやまはいきんぐこーす)」

祇園山ハイキングコースは鎌倉中心部にほど近い、全長約1.5kmの森林浴が楽しめる手頃なハイキングコースです。標高50~70mほどの山道を歩くハイキングコースなので、 鎌倉駅から1時間でひとまわりできます。

妙本寺本堂の裏手から祇園山ハイキングコースへ入り、一気に祇園山に登る標高差のある悪路が続きます。そして整備された尾根にたどり着き、八雲神社、高時腹切りやぐら妙本寺があります。

その後は整備された快適な道を進み、祇園山ハイキングコースのクライマックス見晴台に到着します。ここからは鎌倉市街や由比ヶ浜を見渡せます。そして一気に下り、八雲神社の祇園山ハイキングコースの登山道入り口に到着するコースとなります。

鎌倉を感じる自然と歴史探索路の中ではもっとも短いコースなので、観光がてらにマイナスイオンを浴びながらのハイキングを楽しめます。

住所:〒248-0007 神奈川県鎌倉市大町1丁目15-1(妙本寺)
アクセス:朝比奈ICから約21分

 

足柄上郡中井町「水辺と丘のあるき道コース(みずべとおかのあるきみちこーす)」

・里歩きを満喫

神奈川県は「県西地域ウォーキングガイド」を作成しており、歴史や自然をテーマ別に75種類のコースを紹介しています。中井町には中村一族の郷めぐり、水辺と丘のあるき道、曽我山越え歴史逍遥、こゆるぎの丘健康はいく、昔話と水辺さんぽ、みかんの花咲く里山という6つあります。

その中のひとつ、「水辺と丘のあるき道コース」は、中井町の水と緑を堪能できる歩行距離8㎞、歩行時間2時間ののんびり里山を歩くコースとなっています。

下谷のバス亭をスタート地点とし、田淵橋、米倉寺、厳島湿性公園、蓑笠神社、大塚の石仏、そして中井中央公園を経て中井町役場前がゴールとなります。

一番の見どころは厳島湿性公園で、湧き水が作り出した県下でも数少ない湿地となっており、葛川の源流ともなっています。湿地には、ホタル、カワセミ、ホトケドジョウなど、希少な生き物が生息し、園内を巡る木道や散策路から四季折々の草花を楽しむことができます。また、厳島神社が公園中央にあり、古くから弁天様として親しまれており、弁天様やホタルにまつわる民話が残されています。

東名自動車道のインターにも近いことからアクセスも翌、中井町の自然と歴史をコンパクトにまとめたハイキングコースです。

住所:〒259-0153 神奈川県足柄上郡中井町比奈窪56(中井町役場)
アクセス:東名自動車道 秦野中井ICから約9分(中井町役場)

 

足柄上郡大井町「酒匂川・足柄大橋ハイキングコース(さかわがわ・あしがらおおはしはいきんぐこーす)」

・自然と眺望が満喫できるハイキングコース

東京都心から70km圏、神奈川県の南西部に位置する大井町は、箱根連山、富士山、さらには相模湾や丹沢山が眺望できる自然豊かなエリアです。この大井町にはいくつかのハイキングコースが設定されており、気軽に大井町の自然を満喫できます。

代表的なコースが酒匂川堤の松並木を歩く「酒匂川・足柄大橋ハイキングコース」です。上大井駅をスタートし、コース途中では酒匂川越しに富士・箱根・丹沢山塊の雄大な山容が望め、水田地帯や水辺の風景が広がる風景の中を楽しみながら歩く、距離6.5㎞、所要時間1時間30分のコースです。

大井町ではこの他にも、山里の丘陵地帯をめぐる「富士見塚ハイキングコース」寺の由来や文化財などいに しえの余韻を訪ねながら歩く「寺社めぐりコース」など、目的別のコースがあるので、何回にも分けて大井町を訪れてみてはいかがでしょう。

住所:〒258-0016 神奈川県足柄上郡大井町上大井(上大井駅)

アクセス:東名自動車道 大井松田ICから約9分(上大井駅)

 

伊勢原市「丹沢大山(たんざわおおやま)」

・都心から約90分で大自然を満喫!

神奈川県のほぼ中央部にある伊勢原市にあり、古くから信仰の山として崇められる大山は、都心から約90分というアクセスで気軽に訪れることができるハイキングコースとして知られています。

豊かな自然と歴史文化にあふれた標高1,252mの大山は、江戸時代には「大山詣り」と呼ばれる庶民が参詣する信仰もありました。

整備された初心者には丁度いいハイキングコースもあり、ケーブルカーを利用すれば山頂まで往復約3時間で行けるので、都心からでも余裕で日帰りができます。

他にも片道約4時間かかる難易度の高いコースもありますが、稜線からすばらしい景色が見られます。

春から梅雨前か秋がベストシーズンで、紅葉シーズンは特に見事な景観の中を歩くことができます。

住所:〒259-1107 神奈川県伊勢原市大山(大山ケーブル駅)
アクセス:東名自動車道・秦野中井ICから約40分

 

足柄下郡箱根町「箱根(はこね)」

・富士山と自然そして名所旧跡の箱根ハイキング

四季折々の自然や富士山と芦ノ湖などの素晴らしい眺望が望める、富士箱根伊豆国立公園の箱根は、ハイキングすることでより楽しむ事ができます。

箱根エリアには24のハイキングコースがあり、神山、駒ヶ岳、冠ヶ岳など体力に合わせてコースが選べます。

初心者には、富士山の眺望が美しい「乙女口〜乙女峠コース」は、乙女富士とも呼ばれる富士山の眺めが絶景の全長1kmのお手軽コースです。

また、全長5.9kmのコースの「明神ヶ岳〜金時山コース」では箱根外輪山の最高峰である金時山山頂も富士山のビューポイントです。

さらに、眼下に芦ノ湖を望む全長5.1kmの「湖尻〜長尾峠コース」、蛇骨川上流にかかる千条の滝などを廻る「小涌谷〜浅間山コース」もおすすめです。

住所:〒250-0631 神奈川県足柄下郡箱根町仙石原1236-27(仙石原乙女観光案内所)
アクセス:東名自動車道・御殿場ICから約23分(仙石原乙女観光案内所)

 

東京都

青梅市「御岳山(みたけさん)」

・都心に近いパワースポットを歩く

東京都青梅市に位置する御岳山は、古くから信仰の山とされ、四季を通じて豊かな自然にふれあいながら散策できる山として親しまれています。

ケーブルカーで山の山頂近くの標高831mまで行くことができ、駅からの登山道も舗装された道や階段が整備されているため約30分で登れます。標高929mの山頂には、盗難除け・魔除け・豊作の神として信仰されてきた武蔵御嶽神社があります。

時間と体力に余裕があれば、約3時間30分の行程の行程のロックガーデン周遊コースがおすすめです。東京とは思えないマイナスイオンを感じられる苔むした森の中を歩く人気コースで、武蔵御嶽神社、長尾平、七代の滝、ロックガーデン、綾広の滝などを楽しみ御岳山駅に戻るコースとなっています。七代の滝までは傾斜のきついルートなので、無理せずスルーすることで比較的楽に歩けます。

御岳山は、武蔵御嶽神社やロックガーデンはパワースポットとしても知られており、帰るころには身も心もリフレッシュされるハイキングコースです。

住所: 〒198-0175 東京都青梅市御岳山
アクセス:首都圏中央連絡自動車道 青梅ICから約30分

 

東京都内「トーキョーウォーキングマップ(とうきょううぉーきんぐまっぷ)」

・歩いてついでに東京見物

東京都内の区市町村は、ウォーキングマップという取り組みをしています。健康増進のためであるものの、意外としっかりしたコース設定と距離があるのでハイキングにもピッタリなのです。

例えば、大井競馬場前駅(東京モノレール)→自然観察路→夕やけなぎさ→くすのき広場→さくら広場→大井競馬場前駅(東京モノレール)という所要時間50分、距離約43.3㎞の「大井ふ頭中央海浜公園コース」、 原宿駅→大鳥居→明治神宮御社殿→代々木ポニー公園→代々木公園→日本航空発始之碑→原宿駅の「明治神宮&代々木公園コース」は所要時間約72分 、距離約4.8kmとなっています。

都内の街中から自然いっぱいの公園などを廻る都会らしいハイキングコースなので、のんびりと買い物がてらに歩くのもいいかもしれませんね。

住所:〒140-0012 東京都品川区勝島2丁目2(大井競馬場前駅)
アクセス:首都高速1号羽田線 勝島ICから約1分

 

世田谷区「等々力渓谷(とどろきけいこく)」

東京23区内で唯一の渓谷である等々力渓谷は、東急大井町線・等々力駅から歩いてすぐ、ゴルフ橋のたもとから階段を降りるとあります。

そこはまるで奥多摩のような雰囲気のある大自然があらわれます。多摩川に向かう谷沢川の流れに沿って散策路を歩むと、等々力不動のみごとな桜やすがすがしい新緑など季節ごとの自然が世田谷区のど真ん中にある事を忘れさせてくれます。

谷沢川に沿って1Kmほどの遊歩道ですが、都会ではまず楽しむことが不可能な緑色の絶景を楽しめ、マイナスイオンをたっぷり吸いながら歩けます。

渓谷の左岸崖面には、古墳時代末期から奈良時代にかけて構築された横穴墓が6基以上発見されていたり、日本庭園や等々力不動といった見どころも用意されています。

住所:〒158-0082 東京都世田谷区39
アクセス:第三京浜道路 玉川ICから約5分

 

小平市「玉川上水緑道(たまがわじょうすいりょくどう)」

玉川上水緑道は、玉川上水に沿って造られた緑道で、羽村から四谷大木戸までの43kmに及ぶものです。そして、玉川上水緑道とされているのは、杉並区の浅間橋から福生市の平和橋までの約24kmとなっています。

ハイキングはどこからでも始められますが、おすすめは上水本町付近の鷹の台駅から東に向かって歩くコースです。小平中央公園、津田塾大学、国立一橋大学小平国際キャンパスが並び、周囲は松や杉に加え、クヌギやコナラ、サクラやケヤキも多く植えられて緑道の落ち着いた雰囲気を高めています。また、玉川上水に沿って北側を流れる新堀用水も見ることができます。

また、小平市御幸町の小金井橋を中心にかつて約6kmにわたり、上水の両岸に2,000本余りもの桜が植えられていていました。現在は玉川上水ヤマザクラ並木として復興が進んでおり、散策の中心となっています。

住所:〒187-0024 東京都小平市たかの台45-4(鷹の台駅)
アクセス:調布ICから約31分

 

西多摩郡奥多摩町「奥多摩湖いこいの路(おくたまこいこいのみち)」

奥多摩湖は水道用の貯水池としては、日本一のダム湖で、黒四ダムの3倍弱もの広さのダムです。奥多摩湖いこいの路は、そんな奥多摩湖の自然に触れながら、小河内ダム~山のふるさと村までの全長約12km、湖畔沿いを歩くトレッキングルートの散策路です。

完走すると約5時間の長さなので達成感も大きいのですが、無理をせず体力に自信のない方はいこいの路から3km地点と6km地点で折り返すことも考えてください。空や森の色を映し出す奥多摩湖の魅力が十分感じられます。

そして、湖畔の小河内ダムサイトに建つ「奥多摩 水と緑のふれあい館」では、都民の水源地である奥多摩の豊かな自然や、ダムの仕組み、水の大切さなどを紹介しています。また、パノラマレストランからの湖水の眺めも魅力です。

住所:〒198-0223 東京都西多摩郡奥多摩町原(いこいの路入口)
アクセス:日の出ICから約58分

 

立川市「根川緑道と詩歌の道(ねがわりょくどうとしいかのみち)」

立川市内の最南端の多摩都市モノレール駅「柴崎体育館駅」の南側を西から東へ流れる根川に沿って整備された緑道が根川緑道です。根川緑道は立川市内でも指折りのサクラの名所として知られ、水面に届きそうなほどのサクラや高く枝葉を広げたサクラなど、開花の頃には多くの方が訪れます。

そして、根川緑道を中心に、立川市歴史民俗資料館から根川貝殻坂橋までの約2.4キロメートルに高村光太郎や谷川水車、若山牧水、田中冬ニといった立川市にゆかりの深い作家の句碑や歌碑などが設置された詩歌の道があり、根川緑道と合わせて散策すると良いでしょう。

住所:〒190-0023 東京都立川市柴崎町4丁目11
アクセス:中央自動車道 国立府中料金所から約20分

 

多摩市「多摩よこやまの道(たまよこやまのみち)」

多摩市の尾根幹線道路沿いを多摩東公園から八王子市長池公園手前まで続く約10kmの道が多摩よこやまの道です。多摩よこやまの道は、万葉集にある防人の妻の心を歌った「多摩の横山」がいわれとされる歴史的な道です。

コース途中には、多摩市域やば富士山までが望める「防人見返りの峠」やニュータウンの街並みを見渡せる「展望広場」など、自然観察ができます。そして、東西に伸びる尾根筋には鎌倉古道(古街道)が南北に交差した痕跡が各所に残され、さまざまな伝説等も語り継がれる歴史ポイントがあります。

途中所々でニュータウン方面へ続く道が交差するので、どこでも市街地に抜けられますので、気軽に散策出来ます。

住所:〒206-0035 東京都多摩市唐木田3丁目(見晴らしポイント)
アクセス:稲城ICから約25分

 

羽村市「武蔵野の路 羽村コース(むさしののみち はむらこーす)」

・横田基地の周りを歩こう

武蔵野の路は、各地域の自然や歴史そして文化にふれ、東京を周回する全長約270kmの散策路となっていて、それぞれ特色のある21のコースが用意されています。

18~19㎞の初心者にはキツイコースが多い中、「羽村コース」は歩行距離約5.6kmと比較的気軽に歩けるコースです。このコースはー横田基地の周りの道路を歩こうーという趣旨のコースで、羽村駅から野山北公園自転車道入口まで歩道を通る平坦なコースになります。また、狭山自然公園が近くにあり、コース周辺には寺社公園を結ぶ散策路もあるなど変化に富んでいます。

武蔵野の路は東京都が90年代に計画したものの、すでに事業そのものが終わっているために全コースが完全に残っているわけではありませんが、ひとつずつ確認しながら挑戦するのも面白いかもしれませんね。

住所:〒205-0014 東京都羽村市羽東1丁目7(羽村駅)
アクセス:首都圏中央連絡自動車道 日の出ICから約13分(羽村駅)

 

西多摩郡檜原村「三頭山(みとうさん)」

・都民に親しまれる奥多摩の自然路

標高1,531mの三頭山は奥多摩三山のひとつで、都民の森駐車場から周回コースで登れる初級~中級向きのハイキングコースとなっています。コースの距離は約5.4kmで、平均的な走破時間は約3時間30分です。

「大滝の路」は全長1km、片道20分のコースです。ロードにはウッドチップが敷かれ、歩きやすく、針葉樹や広葉樹の大自然に囲まれ落差35mの三頭大滝がある人気コースです。

「生活の森外周コース」は、山の生活の一端を見学することができる2~3時間のコースで、尾根道からは奥多摩の山並みを眺望することができます。

「三頭沢と野鳥のコース」は、三頭大滝や野鳥観察小屋、鞘口峠などを巡り、三頭沢の雰囲気が味わえる2~3時間のコースです。

「ブナの路」コースは、三頭山へ最短距離でいけるコースで、山頂近くの展望台からは大岳山や御岳山が望めます。その他、三頭山登山を楽しむ4~5時間の健脚向きのコースなど、自分の体力に合わせて選べるコースが設定されています。

住所:〒190-0200 東京都西多摩郡檜原村数馬7146(檜原都民の森)
アクセス:首都圏中央連絡自動車道 青梅ICから約68分(檜原都民の森)

 

八王子市「高尾山(たかおさん)」

・ミシュランも認めた初心者に優しい霊山

都心から一時間あまりのところに位置する高尾山は、山岳信仰の薬王院の諸堂が点在することから江戸時代から信仰の霊山として知られています。

標高600mの高尾山は、暖帯系の常緑広葉樹林と温帯系の落葉広葉樹林の境目にあることで植物の種類が多く、大自然の宝庫といわれています。また、「大都市近郊にもかかわらず豊かな自然に溢れている」という理由で、ミシュランの三つ星の観光地として選ばれています。

初心者から健脚者まで、それぞれの足と体力に合わせて山歩きができるよう、多くのハイキングコースが用意されています。徒歩か、日本一の急勾配(31度18分)を運行しているケーブルカー、そしてリフトで容易に登山ができ、年間の登山者は日本一に輝いています。

ハイキングコースは「森林への招待」を基本テーマにした6つの自然研究路となっており、それぞれの足と体力に合わせて、多くのコースが用意され、山頂からは晴れた日には富士山や相模湾、奥秩父連山、日光連山なども望めます。

住所:〒193-0844 東京都八王子市高尾町2205(ケーブルカー清滝駅)
アクセス:首都圏中央連絡自動車道・高尾山ICから約35分

 

あきる野市「秋川渓谷(あきかわけいこく)」

・都心からわずか60分で行ける大自然!
東京都心から西へ1時間ほど。そこには緑豊かな清流「秋川渓谷」があります。

東京都心から西へ約60分、あきる野市から檜原村に及ぶ約20kmほどの緑豊かな清流が「秋川渓谷」と呼ばれ、標高292mの弁天山や、標高434mの城山といった低山が多いため登山初心者でも登りやすい場所です。そのため散策コースが充実しており、多くのハイカーから人気ハイキングエリアとして支持されています。

見どころとしては、落差約30mの豪快な大滝、全長約300mの大岳鍾乳洞などがあります。

それぞれのコースによって眺望は異なりますが、かつては戸倉城と呼ばれる山城があった城山コースでは山頂から、秋川の流れと空気の澄んだ日には房総半島や東京スカイツリーや都心のビル群も見えます。

また、ファミリーでも楽しめる気軽な弁天山から小峰公園へのハイキングコースでは山頂からは秋留台地が一望できます。

住所:〒190-0173 東京都あきる野市戸倉1420
アクセス:首都圏中央連絡自動車道・八王子西ICから約34分

 

西多摩郡檜原村「北秋川檜原村歩き(きたあきかわひのはらむらあるき)」

都心からわずか2時間足らずで来ることのできる檜原村には、北秋川沿いをのんびりハイキングを楽しめる道があります。ちなみに、あきる野市、日の出町では「秋川流域」として秋川渓谷を観光スポットとしていますが、「秋川渓谷」という決まった場所はありません。

檜原村と秋川渓谷を楽しむハイキングコースは、レストラン四季の里の前の道から北秋川へと降り、川沿いに25分ほど歩き、来た道を通って戻るか、川の反対側を通って戻ります。村の小学校や図書館など東京とは思えないおだやかな空気感を楽しみながら村歩きをして、檜原村らしさを味わうことができます。

道中、特別有名な名所はありませんが、都会の喧騒を離れて何も考えず歩き、川のせせらぎや鳥のさえずり、そして季節ごとの自然の息吹を感じることができます。また、時間がゆっくり流れる空間で過ごすことができます。

住所:〒190-0212 東京都西多摩郡檜原村40
アクセス:首都圏中央連絡自動車道 日の出ICから約24分

 

埼玉県

日高市「日高市ハイキングコース(ひだかしはいきんぐこーす)」

・高麗の里と奥武蔵の自然を満喫

首都50キロ圏内にあり埼玉県の南西部に位置する日高市は、数種のハイキングコースを設定しています。ハイキングコースは2時間ほどの初心者向けコースから6時間かかる上級者向けコースまであり、体力に合わせて楽しむことができます。

その中で初心者向けとされているのが全コース距離10.4㎞、約2時間10分の「高麗の里をたずねるコース」です。高麗駅をスタートし、埼玉県内で初めて縄文時代の竪穴住居跡を発掘調査した遺跡の高麗石器時代住居跡、帰化人により開拓されたとされる真言宗智山派の古刹聖天院、高句麗からの渡来人 高麗王若光を主祭神として祀る高麗神社など、歴史を深く知る遺跡を巡り高麗駅に戻るコースとなっています。

その他のコースは、上級者向けの6時間かかる奥武蔵自然道を行く「四季の自然とのふれあいコース」、約3時間の中級者向け「奥武蔵の山並みを展望するコース」が設定されています。

無理せずにコース選びをして奥武蔵の自然や歴史を堪能しましょう。

住所:高麗駅〒350-1253 埼玉県日高市台1丁目1(高麗駅)
アクセス:狭山日高ICから約17分(高麗駅)

 

秩父郡長瀞町「長瀞アルプス(ながとろあるぷす)」

・山頂から奥秩父の山並が一望できる

東京から約120分、天狗山の分岐の野上峠、そして宝登山へと続くなだらかな尾根を長瀞アルプスといいます。標高497mの宝登山山頂からは長瀞や荒川や奥秩父の山並が一望できます。

長瀞アルプスには、万福寺を起点とし宝登山山頂までのコースと、総持寺を起点に神まわりと呼ばれる宝登山山頂に向かうコースがあります。

初心者には登山道が良く整備された3時間半ぐらいの楽々コースの「万福寺コース」がおすすめです。傾斜が緩やかなので登山靴でなくてもスニーカーでも歩けます。しかし、下山時には赤土の斜面に足を取られることもあるので注意が必要です。

コースは樹林帯と林道となっており、宝登山山頂からは武甲山が一望できます。途中には小さな峠の小鳥峠があり、空が大きく開け開放感を与えてくれます。さらに、日光東照宮のような絢爛豪華な修飾の宝登山神社という神社があるので参ってみましょう。

また、山頂付近のロウバイ園、梅百花園、動物園へは、ロープウェイを利用すれば、誰でも気軽に訪れることができます。

住所:〒369-1303 埼玉県秩父郡長瀞町中野上566(長瀞アルプス観光トイレ)
アクセス:関越自動車道・花園ICから約44分

 

秩父市「三峯神社~妙法ヶ岳ルート(みつみねじんじゃ~みょうほうがたけるーと)」

秩父には多くのハイキングコースがあり、四季折々の自然を求めて都心からも多くの人が訪れるハイキング天国です。その中でも日本武尊ゆかりの秩父のパワースポットである三峯神社から妙法ヶ岳へのルートは人気があります。

スタートとゴール地点は三峯神社バス停で、妙法ヶ岳山頂からもどるまでは約2時間、総歩行距離は4.4㎞のコースです。三峰は、雲取山・白岩山・妙法ヶ岳の三山のことで、妙法ヶ岳は、他の二山に比べ小粒ながらゆっくり慎重に行く方が安全です。美しいブナの森や杉の木の道を歩き、岩場をすぎると山頂に着きます。奥宮に上がると名倉山や両神山、西上州の山並み、そして雲取山の展望が楽しめます。

「三峰お犬茶屋」では名物の「いもでんがく」がおすすめです。いもでんがくは大玉のジャガイモで、味噌タレがジャガイモに染みて美味です。は他にも川魚の塩焼きや温ざるそばといった秩父名物がもありますので、帰りにはぜひ腹ごしらえしてください。

住所:〒369-1902 埼玉県秩父市三峰8-2
アクセス:関越自動車道 花園ICから約103分

 

比企郡ときがわ町「ときがわトレッキングコース(ときがわとれっきんぐこーす)」

埼玉県の中部に位置するときがわ町は、都心から約1時間というアクセスの良さでありながら、低山に囲まれた自然豊かな町です。そんなときがわ町は、自然と親しむ様々な仕組みがあり、トレッキングコースもその一つです。

「ときがわトレッキングコース」は、数多くの文化財を有する坂東9番札所・慈光寺や東国最古の禅寺・霊山院を経て、日本の天文学を支えた堂平天文台まで、約7.5㎞のコースです。堂平山頂からの関東一円を一望できる絶景が見どころです。

慈光寺までの途中、に青石塔婆と呼ばれる板碑が林立し、周辺にはシャガの群生が新緑の季節に訪れる人の目を楽しませてくれます。そして国宝の法華経一品経などめ国指定の重要文化財を数多く所蔵する慈光寺と東国最古の禅寺といわれる霊山院といった歴史を実感できるコースです。

住所:〒355-0354 埼玉県比企郡ときがわ町番匠(明覚駅)
アクセス:坂戸西スマートICから約21分

 

鴻巣市「さきたま緑道 花の里緑道(さきたまりょくどう はなのさとりょくどう)」

「さきたま緑道」は、鴻巣市赤見台近隣公園から、さきたま古墳公園に至る延長4.5キロの武蔵野水路に沿った遊歩道と自転車道のある緑道です。花と緑の溢れるいにしえの緑の道として整備され、緑道内にあるさきたまにふさわしい彫刻50点が展示されています。

また、「花の里緑道」は、北鴻巣駅前の北東約1.5kmに位置し、さきたま緑道中間地点のJR上越新幹線の付近より直結しています。上越新幹線に沿った延長約1.5キロの遊歩道と自転車道をもつ緑道です。

そして、近隣の見どころとしては「さきたま古墳公園」があります。埼玉古墳群は、大宮台地の北端に、前方後円墳8基、大型円墳2基、方墳1基並びに小円墳群で構成されるという全国でも屈指の規模の古墳群です。

住所:〒365-0064 埼玉県鴻巣市赤見台3丁目4(赤見台近隣公園)
アクセス:首都圏中央連絡自動車道 川島ICから約34分

 

茨城県

つくば市「筑波山(つくばさん)」

・西の富士よりらくちんな東の筑波

西の富士に対して対して、東の筑波と称される日本百名山のひとつですが、標高が低くて本格的な登山家から家族連れまで登山が楽しめる山でもあります。さらに、ケーブルカーやロープウェイを利用することで快適なハイキングができます。

ハイキングコースは複数あり、比較的楽でおすすめなのが、距離約1.6kmで標高差は約190m、所要時間は登り下りとも60分以内の「迎場コース」です。岩場が少なく比較的楽なコースとなっています。

また、片道にロープウェイを利用するなら距離約1.0キロで所要時間が1時間ほどの「おたつ石コース」がおすすめです。

他にも、男体山頂付近をグルリと周遊するルートや男体山頂と女体山頂の山頂を結ぶルートなど大自然を満喫できるコースがあります。どれも短時間で廻ることが可能ですが、険しいコースもあるので事前に調べて最適なコースを選びましょう。

住所:〒300-4352 茨城県つくば市筑波1(ロープウェイ)
アクセス:常磐自動車道・土浦北ICから約43分

 

群馬県

高崎市「高崎自然歩道(たかさきしぜんほどう)」

・自然と歴史が学べるハイキングコース

高崎自然歩道は観光スポットである高崎観音と少林山達磨寺を結び、観音山丘陵を自然に触れあいながら歩くことができるハイキングコースです。

山名から少林山までの全長22kmのコースで山ノ上碑や金井沢の碑や上野国歌の歌碑など、万葉歌の石碑が24碑あることから万葉の路とも呼ばれます。その他にも根小屋城跡や山名城跡などもあり、自然と歴史を探索できるハイキングコースとなっています。

全長は長いので大変ですが、白衣観音から達磨寺までのコースなら3キロ程となっています。

住所:〒370-0865 群馬県高崎市寺尾町1064-30
アクセス:関東自動車道・寄居スマートICから約34分

 

安中市「アプトの道(あぷとのみち)」

・鉄道ファンも注目する景色と歴史の中を歩くコース

かつての信越本線アプト式鉄道の廃線敷を、横川駅~熊ノ平駅の間の約6kmを遊歩道として整備されたハイキングコースです。国の重要文化財の旧丸山変電所や6つの橋梁と10の隧道、そしてめがね橋などの碓氷峠鉄道遺産にふれるコースとなります。

全長6.3kmのコースは高低差がかなりあるため、やや上級者向きのコースですが、途中に見所が多いので見学しながら歩けるので意外と歩けてしまいます。

帰りには日帰り温泉施設「峠の湯」に立ち寄ったり、碓氷峠名物の玉屋さんの力餅も味わいましょう。

住所:〒379-0301 群馬県安中市松井田町横川
アクセス:上信越自動車道・松井田妙義ICより約7分

 

千葉県

木更津市「武田川コスモスロード(たけだがわこすもすろーど)」

・8万本のコスモスの中を歩く

木更津市のどかな田園地帯にあるコスモスロードは、JR馬来田駅から徒歩で約10分の武田堰付近が起点となり、地元の人々によって整備し守られている手作りの自然遊歩道「うまくたの路」を歩く約1.6㎞のハイキングコースで、およそ8万本のコスモスが咲き揃う光景は壮観です。

コスモスの花が咲き乱れピンク色に染まるのは9月中旬~10月下旬にかけてで、10月上旬には「秋桜フェスティバル」といったイベントが開催されるほか、

約40分のいっせんぼくコース2.4㎞、約2時間のいっせんぼく周遊コース6㎞などのコースでは、さらに清らかな流れに沿って進みます。 ハンノキ湿原では赤紫の小さなツリフネソウも開花します。そして「いっせんぼく」と呼ばれる不思議な泉まで、往復約90分の歩き旅となります。

住所:〒292-0212 千葉県木更津市真里(武田堰)
アクセス:東京湾アクアライン連絡道 袖ケ浦ICから約14分(武田堰)

 

長生郡長南町「長南町自然遊歩道(ちょうなんちょうしぜんゆうほどう)」

・歴史や文化にふれあえるハイキングコース

別名「観音様の道」とも呼ばれる長南町自然遊歩道は、笠森観音から野見金までの約5kmの自然林とともに、笠森寺の観音堂など歴史や文化にふれあうことのできるハイキングコースとなっています。

スギ・シイ・タブ・クスなどの樹林に囲まれた起伏に富んだんだ尾根づの道ですが、整備された山並の中の散歩道を歩きます。コース上には大きな岩の上に建つは国の重要文化財である観音堂や蔵持ダム、東に太平洋、茂原の市街地が一望できる展望台があり、小鳥の声が聞こえ雄大な自然に身も心もリフレッシュされます。

野見金山頂上には、標高152mのテラスがある展望カフェ「ミハラシテラス」があり、絶景を眺めながら、飲み物や長南町特産品を使用したカレー、スイーツなどが楽しめます。

周辺には、鶴舞公園、市原ぞうの国などがあるので、散策と合わせて予定するといいですね。

住所:千葉県 長生郡長南町 笠森~野見金
アクセス:首都圏中央連絡自動車道 茂原長南ICから約10分

 

勝浦市「鵜原理想郷ハイキングコース(うばらりそうきょうはいきんぐこーす)」

・潮風が心地よい海辺の散策路散策路

リアス式海岸が続き静かな入り江のある明神岬一帯は、大正初期に「理想郷」と呼ばれる別荘地とする計画がありました。そのため、散策するには格好の景勝地となっていて、無料駐車場を起終点とした1周2.3kmの「鵜原理想郷ハイキングコース」が整備されています。

所要時間は、ゆっくり歩いても90分ほどで、眼下には青く輝く海や心地よい潮風、そして四季折々の花々などを楽しめます。また、19ヶ所に道標が設置され、楕円柱型の道標の両脇には、この地を愛した与謝野晶子の詠んだ歌が刻まれています。

景勝ポイントとしては手弱女平が最初に現れます。東に海中展望塔、遠くに八幡岬が望むことができ、「鐘付きのデザインベンチ」や休憩用の「あずまや」があります。

また、毛戸岬は最南端の景勝ポイントで、南に鵜原島を望むヤブツバキの群生林では冬から春にかけて赤い花が咲き誇ります。このほかにも黄昏の丘、鵜原海岸、勝場港など見どころがあり、飽きることなくハイキングが楽しめます。

住所:〒299-5243 千葉県勝浦市鵜原
アクセス:館山自動車道・木更津北ICから約57分

 

南房総市「おんだら山(おんだらやま)」

・南房総のプチ登山

房総半島の先端にある標高約100mのおんだら山はハイキングコースとなっています。

ハイキングコースには珍しい桜も植えられていて、種類が異なるているため2月末〜5月上旬頃まで桜を観ることができます。

他にも百日紅(サルスベリ)や山茶花(サザンカ)などの花が季節によって観られます。また、おんだら山ハイキングコースは地元の有志が整備を行っているので歩きやすく快適なコースとなっています。

駐車場→入口→富士見の丘出合→浅間様出合→見晴台というコースで、頂上の浅間神社からは房総の山々や太平洋を一望できるスポットとなります。

また、年に2回富士山の頂上に夕日が沈む「ダイアモンド富士」をみることができ、富士山のシルエットが浮かび上がってきます。なお、「ダイヤモンド富士」をみれる日は年により日にちが異なり、1日でもずれるとみれませんので事前に調べる必要があります。

住所:〒295-0014 千葉県南房総市千倉町川戸392
アクセス:富津館山道路・冨浦ICから約20分

 

ハイキングコースと登山道の違いは、ハイキングコースは本格的な装備がいらないことです。気軽に普段着で自然を感じられるのが魅力ですね。関東地方にはハイキングコースが沢山ありますが、今回は都心から2時間以内で訪れることのできるコースを紹介しました。今度の休みにはぜひこの中からハイキングに出掛けてみてください。

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文・SUV FREAKS編集部

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