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レトロデザインがエモい「ラーダ ニーヴァ」って知ってる?

ロシアで販売されている『ラーダ ニーヴァ』というオフロード車両をご存知でしょうか。1977年から現在まで、長年に渡って基本的なデザインとメカニズムを変えずに製造されてきたモデルで、日本にもわずかながら輸入されています。今回はそんなラーダ・ニーヴァの魅力を解説していきましょう。

更新日2022/10/07

ラーダニーヴァの歴史


LADA(ラーダ)というのは旧ソビエト連邦時代に設立された乗用車メーカーで、1970年代にはイタリアのフィアットと提携を結んで、OEMで車両を生産していました。その後、フィアットとの提携は解消され、現在はルノー日産三菱アライアンス傘下のアフトヴァズのいちブランドとなっています。

ここで紹介するNIVA(ニーヴァ)は、ラーダ社から1976年に発売された4WDモデルで、モノコックボディに前輪独立懸架とフロントディスクブレーキを装備した革新的なモデルでした。

当時のパッケージは、1.6Lの直列4気筒ガソリンに、トランスミッションは5速MT、駆動方式は副変速機付きのフルタイム4WDで、センターデフロックも付いています。シンプルなメカニズムは故障しにくく、ロシアのような過酷な極寒地域でも高い信頼性と適応性を持ち合わせていました。

ラーダ ニーヴァを一躍有名にしたのは、モータースポーツへの進出でした。1981年のパリ-ダカール・ラリーをはじめ、さまざまなラリーレイドで優秀な成績を収め、その耐久性の高さや信頼性が高く評価されました。

基本的なモデルチェンジを行わず、これまで約45年間継続して製造されてきましたが、1993年と2009年には大規模なアップデートが実施され、レトロなデザイン性を残しつつも近代的な装備と快適な乗り心地を手に入れています。

変わらぬ姿でいまでも生産継続中


ラーダニーヴァのエクステリア(外装)は、直線基調のスクエアなスタイリングに丸目ヘッドライト、シンプルなウインカーランプ、ポジションランプ、リアコンビネーションランプというデザインです。

流れるような美しいラインやLEDのポジションランプに見慣れてしまった現代の人の目には、とてもクラシックでエモーショナルに感じるでしょう。とくに眉毛のように見えるかわいらしいウインカーが、一番の特長といえますね。

ハードなオフロード走行をイメージさせる機能美がありながら、レトロなフォルムは現代のデザインに飽きた人が乗っても良さそうです。都会で乗れば、斬新でおしゃれ、とても目立ちそうです。

3ドアのボディサイズは、全長3,740mm×全幅1,680mm×全高1,640mm、ホイールベースは2,200mm、最低地上高は200mmという数値です。全幅が1,700mm以下ですので、日本では5ナンバー登録になります。

後席ドアがついていて実用性の高い5ドアは、全長4,240mm×全幅1,680mm×全高1,640mmにホイールベースは2,700mmで、5ドアはホイールベーぶんボディも50cm長くなっています。こちらの最低地上高は205mm。全幅は3ドアと同じなので、5ナンバーサイズを保っています。

インテリアはとてもシンプルで、余計なものが一切付いていないという印象ですが、上級グレードにはシートヒーター(フロントのみ)や、電動のヒーテッドアウターミラー、エアコンなどを標準装備。全車チャルドシートの装着はISOFIX対応など、基本的な部分は押さえています。

現代の最新モデルから乗り換えたら、そこかしこに古さを感じるかもしれませんが、5速MTと副変速機レバー、アナログなボタン類など、シンプルな配置の操作系や、落ち着いた印象のトリムなど、クルマ好きにはたまらない魅力を放ちます。

エンジンは非力だけど、そこが良さでもある

現行モデルのパワートレインは、インジェクション式の1.7L 直4ガソリンエンジンで、最高出力61kW(83PS)/5,000rpm、最大トルク129Nm/4,000rpm、トランスミッションは5速MT、駆動方式の副変速機付きフルタイム4WDは変わりがありません。

以前はディーゼルエンジンモデルも生産していましたが、現在はガソリン車だけです。

スペックは良く言えば非常に穏やか、悪く言えばかなり非力ですが、日常使いやアウトドアレジャーでの使い勝手に問題はありません。また装備に関しては、パワーウィンドウ、パワーステアリング、シートヒーター、エアコンといった最低限のものだけですが、このシンプルさがまた良いということになるでしょうね。

最新のモデルに比べたら非常にシンプルなメカニズムですが、逆に言えばとてもエモーショナルで楽しいクルマと言えます。乗り心地やハンドリング、装備などちょっと不便だと感じるところも魅力のひとつですね。

正規ディーラーで入手することはできませんが、並行輸入でわずかながら日本市場にも流通しています。左ハンドルで5速MTのみというパッケージですから運転に慣れが必要かもしれませんが、気になる方はチェックしてみましょう。
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文・SUV FREAKS編集部

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