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怒涛の1,100Nm!スーパーカー顔負けの俊足SUV、BMW iX M60
BMW iが同社のSAVをベースに開発した最高峰BEV(電気自動車)モデル「BMW iX M60」がデビューしました。BMW i ブランドでは初めてMの名前を冠したモデルとなるM60は、2つの高効率モーターと容量105.2kWhというバッテリーを搭載してスーパーカー並みのパフォーマンスを発揮しています。
更新日2022/10/05BMW iは持続可能なモビリティソリューションの展開を専門に行うサブブランド
BMW iはBMWが2011年から展開する”持続可能なモビリティソリューションの展開を専門に行う”サブブランドのことで、立ち上げ当初から特徴的なi3とi8をラインナップして、おおきなインパクトを自動車業界に与えました。
メルセデスのEQやアウディのe-tronは、この戦略を追従するように生まれまたサブブランドですね。
それ以降はi4やi7などラインナップの拡充を行い、2021年にSAV(Sport Activity Vehicle)をベースに開発したミドルサイズSAVのBMW iX Drive40とDrive 50を発売します。
そんなBMW iXシリーズに新しく加わったモデルが「iX M60」です。
BMW Mのテクノロジーを備えた電気自動車SUVは、いったいどんな仕上がりとなっているのでしょうか。
BMW iX M60ってどんなクルマ?
BMW i初となるSAVのiXには、X3をベースに開発されたiX3と、専用開発されたiXがあります。
iXのボディサイズは、全長4,955mm×全幅1,965mm×全高1,695mm、ホイールベース3,000mmという大きさで、X6(全長4,945mm×全幅2,005mm×全高1,695mm、ホイールベース2,975mm)に近しい迫力のあるサイズとなっています。
エクステリアの大型化されたキドニーグリルとスリムなヘッドライトが印象的なフロントフェイスは、キドニーグリル下部の台形エアインテークがスポーティさを生み出し、両サイドに配された三角形のクローズドエレメントによってワイド感を表現。
サイドは、BMWでは初となるフレームレスウインドウを備えたドアによってサイドグラフィックをフラットな印象としたことにくわえ、ウェルストリップ一体型のドアミラー、電動ドアハンドルもフラットにすることで、サイドビューでも次世代感を生み出しています。
さらにフレア状に広がるショルダーラインとフロントの一体感を表したスリムなテールライト、エアロダイナミクスを追求したディフューザーやワイドなトレッドによってリアビューでも独特の存在感を表しています。
くわえてiX M60では、ブルーにMロゴが施されたブレーキキャリパー、BMW Individualチタニウムブロンズエクステリアライン、フロントサイドパネルおよび車両後部の新しいハイグロスブラック/チタニウムブロンズ仕様のMロゴが、高いパフォーマンスをさりげなく主張します。
ボディカラーは「ストーム・ベイ」や「ブルー・リッジ・マウンテン」など全8色を用意し、ホイールは22インチMエアロダイナミック・ホイールを採用。バイカラー仕上げの3Dポリッシュチタニウムブロンズで精悍な足もとを生み出します。
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高品質で革新的なインテリアデザイン
洗練されたブティックホテルからインスパイアされたというiXのインテリアデザインは、インスツルメントパネルに14.9インチと12.3インチからなるフレームレスのBMWカーブドディスプレイが配置されます。
ステアリングはBMW史上初となるヘキサゴナルデザインを採用し、フローティング構造のセンターコンソールには新しいiDriveパネルを搭載。ディスプレイの左側にはMロゴが配されます。
ATセレクターは先進的なトグルスイッチを採用し、ミニマリズムコンセプトを表現。すべての重要な機能がセンターコンソール上に整然と配置されることで直感的に操作することができるようになっています。
フロントのヘッドレスト一体型のマルチファンクションシートは、ブレークスルーと名付けられた開口部がモダンな印象。
3名が余裕を持って着席できるワイドなリアシートは両サイドのヘッドレストが一体化され、頭上のアンスラサイトカラーのルーフライナーによって、駆けぬける歓びが高まります。
怒涛のトルクを生み出すパワートレイン
iXは2つのハイパフォーマンスな電気モーターを搭載し、インテリジェント4輪駆動システムのiDriveによる4WD走行を実現しました。
通常のiXは、最高出力240kW(326ps)のiX xDrive40と最高出力385kW(523ps)のiX xDrive50の2タイプ。
1回の充電による航続可能距離は最大で650km(WLTCモード)です。
高性能なハイボルテージリチウムイオンバッテリーは、急速充電を用いることでわずか35分で10%-80%まで充電することが可能となっており、回生機能システムはドライビングスタイルに応じ、ワンペダルフィーリングとともに最大限のエネルギーを回収する「ポジションB」と、カスタマイズされた減速設定を利用する「ポジションD」を選択することが可能になっています。
iXの上位に位置するiX M60は、フロントに190kW(258PS)、リアに360kW(489PS)という高出力モーターをそれぞれ配置し、システム最高出力は最大で455kW(619ps)、最大トルクは1,100Nm!!(ローンチコントロール機能使用時)という怒涛のパワーで、0-100km/h加速は3.8秒、最高速度は250km/hというハイパフォーマンスに、欧州仕様車では最長561kmの航続可能距離を実現しました。
最強スペックを備えたフラッグシップは価格も最強!?
あらゆる面において新世代感満載のiXのなかでも最強のM60は、見た目だけでなく走りも最上級の全方位型のBEVです。新車の販売価格は1740万円と高額ですが、それだけの価値は十分すぎるほどありますね。
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文・SUV FREAKS編集部
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