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bZ4Xよりも小さいSUV「bZ Compact SUV Concept」はどんなクルマ?

トヨタ自動車が計画するBEVシリーズの新しいモデルとして、LAオートショーで発表された話題のSUVが「bZ Compact SUV Concept」です。bZ4Xよりもひとまわり小さなボディをもつ日常シーンにぴったりの1台として注目を集めています。先日中国で発表されたbZ3と合わせて、トヨタのBEVの行方を探ってみましょう。

更新日2022/12/09


トヨタのBEV専用ブランドであるbZシリーズの新しいモデルとして、2022年11月の米LA(ロサンゼルス)オートショーで初披露された「TOYOTA bZ Compact SUV Concept」。

現在はコンセプトカーという段階ながら、コンパクトなサイズのBEVは今後トヨタがEV市場で戦ううえでも必要なモデルですから、多くの業界関係者が注目するのも当然のこと。bZ Compact SUV ConceptをメインにトヨタのEV戦略を探ってみましょう。

今後の展開も楽しみなbZ Compact SUV Concept


bZ Compact SUV Conceptは、日常生活で扱いやすい小型サイズのSUVで、すでに発売されているbZ4Xの弟分的な存在となります。

ホイールを四隅に配置することで、静止していてもまるで動いているかのように感じさせるアグレッシブな外観と、BEVらしいクリーンな印象を与えられたエクステリアは、環境負荷の少ない素材を積極的に採用しています。

ショートオーバーハングと流麗なシルエットと絞り込まれたキャビンデザインは、優れた空力性能を生み出し先進的なイメージです。

インテリアのコクピットまわりのデザインは、bZ4Xでも使われたワンモーショングリップが採用されているようで、ステアリングの上半分を削った形状にメーター類はそのステアリング上方から確認できるレイアウト。

幅広で薄いマルチファンクションディスプレイはいかにも今日的です。

またシートには植物由来のリサイクル素材を用いるなど、サステナブルな素材を積極的に採用。このあたりは、カーボンニュートラルをはじめとした社会問題の解決に取り組むトヨタらしいこだわりです。

また、車内に搭載されたパーソナルエージェントが音声と照明でクルマとドライバーや同乗者をつなぐなど、BEVにふさわしい室内空間および機能を備えているといいます。

電気自動車を核とするbZシリーズ

トヨタ bZ4X
トヨタ自動車では、電動車フルラインナップ化の一環として2025年までにEV15車種を導入する計画を推進しており、その新シリーズがTOYOTA bZシリーズです。

beyond Zeroの頭文字をとったbZシリーズは、中国・米国・欧州などEVの需要や再生可能エネルギーによる電力供給が多い地域で展開することを目指し、専用プラットフォームに、使用環境を考慮した航続距離とEVならではの開放的で自由度の高い室内空間、斬新な外観デザインが特徴となっています。

このbZシリーズは、さまざまなニーズに応じたサイズやスタイルの導入を計画していることから、それぞれの得意分野をもつパートナーとの共同開発を行なっているのも特徴。

具体的には「BYD」「ダイハツ」「スバル」「スズキ」とのパートナーシップを行なうことになっています。

そんなbZシリーズの第1弾として、スバルとの共同開発によって誕生したのがbZ4Xです。

EV専用プラットフォームのe-TNGAを採用するSUVタイプのBEVは、電動化を得意とするトヨタと、優れたAWD技術をもつスバルが互いの強みを持ち寄って開発したモデルとなっています。
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bZ4Xよりも小さいbZ3は中国で発売


bZシリーズの第2弾として、2022年10月に中国で発表されたのが「bZ3」です。

トヨタとBYDが合弁で設立したBYD トヨタEV テクノロジーカンパニー(BTET)と、一汽トヨタ自動車有限会社(一汽トヨタ)の共同開発によるbZ3は、bZ4X同様、これまでにない新しい価値と体験を提供するBEVに仕上がっています。

bZ3に搭載されるシステムは、BYDのリチウムイオンLFP電池(リン酸鉄リチウム)をベースに、トヨタが長年HEV開発を通じて蓄積してきた電動化技術と経験を融合し、電池構造、冷却システム、制御システムと安全監視システムを新たに設計。

高品質かつ高効率で先進的な電動システムの最長航続距離は、600kmを超える高い電費性能を持ち合わせています。

また専用プラットフォームのe-TGNAによる低重心と優れた操縦安定性と、作動特性を最適にチューニングしたアクセル、ブレーキ、ステアリングによってFUN TO DRIVEな走りを実現しています。

スタイリングでは、フロントにbZシリーズの特徴でもあるハンマーヘッド形状を採用。

ロングホイールベースとファストバックのロングキャビンを組み合わせた伸びやかなサイドシルエットと、ソリッドな力強さと抑揚豊かな断面の変化が一体となった全体の造形により、スピード感とエレガントさを表現しています。

さらにフラットなドアハンドルや空気抵抗を減らすリアバンパーの採用によってCd値0.218という優れた空力性能も実現させています。

インテリアは、縦型の大型ディスプレイを採用するセンターパネルにトレイ型のコンソールを一体化させた「デジタルアイランド」を構築。エアコン、音楽、トランクの操作を大型ディスプレイに集約するとともに、音声認識機能も搭載し、利便性と先進性を大幅に進化させています。

bZ4Xよりもひとまわり小さいSUVとしてデビューする予定のbZ Compact SUV Concept。今話題を集める中国発の自動車メーカーBYDとタッグを組み、一汽トヨタのサービス網を駆使して販売されます。

日本市場で販売されるかどうかは現段階では未定ですが、今後の動向に注目しておきたい1台であることは間違いないでしょう。
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文・SUV FREAKS編集部

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