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昔のSUVにはなぜサイドアンダーミラーが付いているの?

SUVの助手席側のフロントフェンダー先端に、角みたいにちょこんと生えているミラーがありますが、あれはサイドアンダーミラーと呼ばれています。

更新日2019/07/19

SUVにサイドアンダーミラーが付いている理由

サイドアンダーミラーとは、主に日本国内で販売される車に装着され、目視やドアミラーでも見えない助手席側直近側方の死角を解消するミラーです。

右ハンドルの車は左側に、左ハンドルの車は右側に設置されます。2003年に国土交通省により施行された間接視界基準により、乗用車、および小型トラック、中型トラックに装備が義務づけられています。

この基準は新型生産車が2005年1月1日以降の年式から、継続生産車が2007年1月1日以降の年式まで採用されています。

SUVに関しては1990年代以降、左折時に小さな子供が巻き込まれることが見られるようになったため、日本国内の自動車メーカーは自主的に、サイドアンダーミラーを装着するようになりました。

しかし、ここ最近は装着しなくてはいけない車でも、サイドアンダーミラーを装着していない場合もあります。
それはなぜなのでしょうか?決まりではつけなくてはいけないはずです。

 

サイドアンダーミラーを付けなくてもよい理由

サイドアンダーミラーは助手席側側方を確認するための装置ですが、確認するべき方法は鏡もしくは画像で表示出来ればいいということになっています。

サンドアンダーミラーの場合、助手席側側方を写すカメラを装備し、そのカメラで撮影した画像をディスプレイなどに表示します。

以前はそのカメラの技術が発達していなかったため、皆サイドアンダーミラーを装着する形となっていましたが、技術が発達した今は、カメラで代用するモデルが増えてきました。

サイドアンダーミラーの装着が避けられる理由はほかにもあります。

車のデザイン上、邪魔になってしまったり、機械洗車での自動洗浄で壊れてしまったりすることを避けるためです。

やはり見た目が良くないため、各メーカーとも、つけなくても済む方法を模索しているようですね。しかし、カメラよりも、サイドアンダーミラーの方が、瞬時に見ることが出来るので、付いていると意外と便利です。

サイドアンダーミラーは、小さい対象物の巻き込み防止だけでなく、オフロード走行でも役に立つ場合があります。

車によっては、助手席側方だけでなく、助手席の前方の下を映すものもあり、助手席側の様子がつかめずに、障害物にぶつかるといったことを防ぐことができます。

鏡面は決して大きくはないですが、あるとないとではだいぶ違います。フロント先端を見る目安にもなりますし、コーナーポールの代用にもなるという優れものです。

格好が悪くなるからという理由で、なくなりつつあるサイドアンダーミラーですが、こればかりは好みの問題になるでしょうね。

サイドアンダーミラーよりも先に消えそうになっているものが、SUVやミニバンに装着されていた、リア確認ミラーですね。

これに関しては、バックカメラが普及したおかげで、乗用車ではほぼ消えつつあります。

しかしこれに関しても、ディスプレイに視線を落とさずに確認することが出来るミラーであったため、意外と役にたっていた気がします。

リア確認ミラーが消え、サイドアンダーミラーが消えていき、将来的にはドアミラーもなくなっていきそうな予感がしますね。

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