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昔販売されていた国産ピックアップトラック5選

アメリカで絶大な人気を誇る、ピックアップトラック。日本の道路事情や、軽トラック・キャブオーバートラックが主流となり、現在日本で販売されているピックアップトラックは、2017年に復活したハイラックのみとなっています。しかし、かつては日本の多くのメーカーが、ピックアップトラックを販売していました。今回は、かつて販売されていた国産ピックアップトラックを、5つご紹介いたします。

更新日2019/02/14

1.マツダ プロシード

1965年に商用モデルとして誕生したプロシードは、主に海外市場を視野に造られていたためか、日本での登録は少なかったようです。

「2+2」の4名乗車となるキャビンには、基本的な快適装備が備わっており、使いやすいサイズのデッキと2.6ℓの直4OHCエンジン、そしてパートタイム4WDというメカニズムが採用されていました。

海外では、「BT-50」というモデルがプロシードの後継車として2006年に発売され、生産拠点となるタイをはじめ、アジア各国、欧州、オーストラリアやニュージーランドに輸出されています。

 

2.三菱 ストラーダ

輸出専用モデルとして販売されていた三菱のピックアップトラック「ストラーダ」は、1991年に日本でも発売されることになりました。ボディサイズは全長4,990mm、全幅1,740mmと、小型車枠を超えた大きなサイズで、キャビンは前部、後部ドアが備わった5名乗車となります。

高度計と傾斜計の備わった2連メーターや、ハイパワースピーカーを備えたオーディオ、力強い走りを提供する2.5ℓディーゼルターボエンジン、パートタイム4WDなど、既に発売されていた三菱の人気RVパジェロのノウハウがつぎ込まれています。

当時のRV人気を象徴するかのようにストラーダを登場させた三菱は、パジェロ、デリカ、RVR、シャリオ、ジープ、ブラボーと、性格と用途の異なる7種類のRVをラインナップさせました。

 

3.ホンダ ライフ ピックアップ

ライフ ピックアップは、トールボディの元祖とも言えるホンダのライトバン「ステップバン」をベースに、1973年に登場したピックアップトラックです。

キャビンは2人乗りで、荷台の最大積載量350kgというところは現在の軽トラックと同じ規格になりますが、乗用車である「ライフ」をベースにしていることと、側板がキャビンと一体となっているため、「アオリ」がないことが特徴でした。

商用車の軽ですから実用的とは言い難いですが、愛嬌のあるデザインがレトロカーファンの間で、未だ人気があります。

 

4.スズキ マイティーボーイ

1982年に発売された2代目セルボの後方ルーフを切り取り、後部座席を取り除いてピックアップトラックにしたモデルです。軽自動車規格のスペシャリティカーという位置付けとして、若者をターゲットに発売されました。

荷台の寸法は660mm×1,170mm、深さは400mmと実用的なものではありませんでしたが、多数のアクセサリーがオプションとして用意されていたり、キャビンの後方には手回品などを入れるスペースがあり、2シーターとしてスタイルを楽しむモデルと言えます。

 

5.いすゞ ファスター/ロデオ

いすゞ自動車の中型車フローリアンのボディを流用し、ピックアップトラックとして1972年に発売されたファスター。全長1,855mm、全幅1,460mmの広い荷台は1t積みとなり、商用トラックとして実用性の高い仕様となっています。

アメリカのシボレーにOEMとして「LUV(ラブ)」の名前で供給され、世界各国で販売されました。その後4WDモデルが追加され、3代目のモデルチェンジの際に4WDモデルは「ロデオ」として独立、2.8ℓの力強いディーゼルエンジンを搭載し、日本国内では1994年まで販売されていました。

 

日本の道路事情や使用環境を考えると、このジャンルはあまり実用的とはみなされないのかもしれませんが、アウトドアや商用利用などにおいて、乗用車感覚で乗れる実用的なモデルとして、ピックアップトラックは北米や東南アジアを中心に、いまだ大人気のカテゴリーです。

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