型破り!? アウディ Q2というキャラクター

アウディ Q2は日本で発売されてから2年ほどが経ちますが、プレミアム路線のアウディのなかにある手頃な車両価格のコンパクトSUVとして注目されています。「型破り」をテーマのひとつとして掲げるQ2の概要とターゲットを確認してみましょう。 ※2018年7月までに発表されたモデルについて解説します。

更新日2019/11/06

アウディ Q2とは?

アウディ Q2 2017プレミアムコンパクトSUVのアウディ Q2は、実際に実車にふれてみると多くのドライバーが「コンパクトな車体で運転しやすい」、「エントリーシリーズにしては安っぽさを感じさせない」といった感想を持つでしょう。

シャシーは、現行のポロで初めて採用された「MQB(Modulare Quer Baukasten)」プラットフォーム。ボディサイズは、全長4,200mm×全幅1,795mm×全高1,530mm。最小半径は5.1mmと小さいため、街中でも取り回しがしやすくなっています。

また、高めの着座位置による視界の良さは、運転手を選びません。近年のコンパクトSUVの特徴でもありますが、街中の利便性に特化されている印象です。

アウディのアイデンティティでもある「クワトロシステム」つまり全輪駆動方式は、悪路や高速走行で絶大な安定性と駆動力をもたらしますが、日本向けQ2ではクワトロシステムをあえて取り除いた仕様のみで勝負しています。

排気量の小さいシリーズですから、車両の軽量化、駆動ロスの低減やハンドリングの軽快さ、燃費などを優先した結果なのでしょう。

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アウディ Q2の外装

アウディ Q2 2017「ポリゴン(=多面体)」をモチーフにした外観は、平面や直線を多用した多角形がイメージされており、従来のアウディ車にみられた全体的に丸みを帯びたデザインと比較して、より近代的な印象が演出されています。

バンパーやフロントグリル、ショルダー部のプレスラインなど陰影のハッキリとしたフォルム。リアウインドウ後部のいわゆるCピラー部分は、ボディとは別のパネルになっていて、オーナーの好みでカラーを変更することができるカジュアルな機能もユニークです。

 

アウディ Q2の装備

アウディ Q2 2017内装の素材や各スイッチ・レバーの質感・操作感などは、アウディブランドらしく手は抜かれていません。ただ、パワーシートの用意が無いのは残念なところ。このあたりは、割り切りが必要かもしれません。

エントリーグレードである1.0 TFSIの安全装備は、EPB(エレクトロニカル パーキングブレーキ)、フロントエアバッグ、サイドエアバッグ[フロント]、カーテンエアバッグという必要最低限といった内容。オプションのベーシックパッケージを選択することで、先進のレーダー技術を利用した自動ブレーキシステム、アウディプレゼンス フロントを装備することができます。

一方、1.0 TFSI sport、1.4 TFSI cylinder on demand sportでは、衝突軽減システムのアウディプレゼンスフロントと、アダプティブクルーズコントロールが標準装備。オプションのアシスタンスパッケージには、アクティブレーンアシスト、トラフィックジャムアシスト、アウディサイドアシストなどが追加されます。

Q2は、アウディ最新のバーチャルコックピットの搭載がオプションで可能です(1.0TFSI sport、Audi Q2 1.4TFSI cylinder on demand sportのみ)。運転席のメーター内が12.3インチのフルカラーディスプレイになっていて、通常のスピードやタコメーターの他にさまざまな情報を表示させることができます。

また、バーチャルコクピットならセンターコンソールのディスプレイで乗員がTVなどのマルチメディアを楽しんでいても、ドライバーはバーチャルコックピットでナビを確認しながら運転することもできます。

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アウディ Q2のグレード

アウディ Q2 2017

日本に導入されているグレードは次の3つです。

・Q2 1.0 TFSI:2,990,000円
・Q2 1.0 TFSI sport:3,640,000円
・Q2 1.4 TFSI cylinder on demand sport:4,050,000円

ベースグレードである1.0 TFSIは、必要最低限の装備のみで、バーチャルコックピットが設定できないなど制限があるうえに、その他オプションを追加していくと上位の“sport”と価格差が無くなってしまいます。

しかし299万円~という価格は魅力。装備を省略しているからこその運転の軽快さと、そのコンセプトを手軽に味わいたいのならアリな選択だと思います。

2種類のエンジンによる動力性能を比較してみましょう。

[1.0リッター]

エンジン:直列3気筒DOHCインタークーラー付ターボ
最大出力:85kW(116ps)/5,000〜5,500 rpm
最大トルク:200Nm(20.4kgm)/2,000〜3,500rpm
トランスミッション:7速 Sトロニック
駆動方式:FWD(前2輪駆動)
JC08モード燃費:19.8km/L

 

[1.4リッター]

エンジン:直列4気筒DOHCインタークーラー付ターボ
最大出力:110kW(150ps)/5,000〜6,000rpm
最大トルク:250Nm(25.5kgm)/1,500〜3,500rpm
トランスミッション:7速 Sトロニック
駆動方式:FWD(前2輪駆動)
JC08モード燃費:17.9km/L

これらに合わせるトランスミッションは、すべて反応の良い7速 Sトロニックです。

1.0Lという排気量に非力さを懸念する方もいると思いますが、リッターあたり100kWを超えるターボエンジンを、高効率なトランスミッションと組み合わせることで、過不足ない性能を発揮しています。

一方、1.4リッターエンジンは、低負荷時に4気筒のうち2気筒のみで燃焼することで燃費とパフォーマンスの両立に成功しています。

ちなみに筆者が1.0 TFSIを試乗した印象は、リッターあたり100kWを超えるターボエンジンに7速ミッション、新プラットフォームによる軽量シャシー(Q3比100kg以上軽量)とFWDの軽快さで、十分にパワフルに感じました。

 

前述した通りグレードにより装備できるオプションに差はあるものの、いずれを選んでもオーナーの期待が裏切られることはないはず。

手頃な価格帯のモデルにも関わらず、上位車種と比較しても不満はなく、1.4リッターモデルにいたっては、400万円を超える価格設定となっており、廉価グレードに比べると割高感はあるものの、価格相応のプレミアムが備わっています。

これまでのアウディSUVのイメージを継承しながらも、Q2はまったく新しいコンセプトで市場に価値を訴え、存在感を発揮しています。今後のアウディSUVからも、目が離せませんね。

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