プロモーション

圧倒的な動力性能の350Sかコストパフォーマンスの240Sか?エンジンで大差がつくヴァンガードのグレード比較

ヴァンガードはグレード別での差がほとんど無く、最上級の350Sと最廉価の240S・2WDで装備面での差はほとんどありません。ほとんどの人にとっては圧倒的な動力性能を取るか、コストパフォーマンスを取るかという話になるでしょう。

更新日2019/05/22

グレード展開は大きく分けて3つ、それぞれに追加装備のパッケージあり

ヴァンガードは大きく分けて3.5リッターV6エンジン搭載の350S、2.4リッター直4エンジン搭載の240S、2008年8月に追加された240Sの2WD・FF(前輪駆動)という3つのグレードで販売されました。

240Sは4WDと2WD・FFでグレード名を分けなかったので、中古車選び車名グレード名だけで判別を付けきれず、ちょっとややこしい事になります。

これに加えて装備の若干変わった、GパッケージとSパッケージがそれぞれのグレードに設定されますが、グレードごとの違いは無いので各パッケージの内容は一度に説明しましょう。

 

2.4リッター直4エンジン+CVTの240S

量販グレードとなる240Sですが、2WD・FF車が追加設定されているのは前述の通りです。

以下に、350Sとの相違点を紹介します。

・駆動方式:フルタイム4WDと2WD(FF)あり
・エンジン:2.4リッター直4(170馬力・22.8kgm)
・燃費:12.6km/L(4WD) 13.0km/L(2WD)
・標準タイヤ:225/65R17
・アルミホイール:17インチ
・トランスミッション:7速CVT
・安全装置:S-VSC+アクティブトルクコントロール4WD協調制御(4WD)・S-VSC(2WD)

 

動力性能は圧倒的!悪路走破の切り札もある350S

余裕のパワーとオフロード性能で若干優れる350Sですが、それ以外は主にスペック面での違いになります。その240Sからの相違点は以下の通り。

・駆動方式:フルタイム4WDのみ
・エンジン:3.5リッターV6(280馬力・35.1kgm)
・燃費:9.6km/L
・標準タイヤ:235/55R18
・アルミホイール:18インチ
・トランスミッション:5速AT
・安全装置:S-VSC+アクティブトルクコントロール4WD協調制御
・エクステリア:カラードオーバーフェンダー
・駆動系:4WD LOCKモード(後輪への駆動固定)

7人乗れるクロスオーバーSUV…トヨタ ヴァンガードはそれだけで経済性が高いと言えた

 

プラス装備のGパッケージとSパッケージ

各グレードに追加される装備をパッケージ化したのがGパッケージとSパッケージです。

Gパッケージはオプションのパワーシートを装着。Sパッケージは240Sの外観を350Sと同様にしたものです。詳細はこちら。

[Gパッケージ]
・350S、240S(4WD)、240S(2WD)全グレードに設定
・シートヒーター付マルチアジャスタブルパワーシート(表皮は本革+アルカンターラ)

[Sパッケージ]
・240Sに設定
・カラードオーバーフェンダー
・エクステリア:標準タイヤ:235/55R18
・アルミホイール:18インチ

RAV4譲りの意外な魅力!トヨタ ヴァンガードのオフロード走行性能が扱いやすい理由とは?

 

エンジン以外のグレード差は非常に少ない

ヴァンガードのグレード別比較では、エンジン以外の差がほとんど無いのが特徴です。

オーバーフェンダーやタイヤ、ホイールの差はSパッケージを装着してしまえば同じになりますし、そうなると違いと言えば後輪への駆動をロックしてぬかるみからの脱出や悪路走破性を向上する4WD LOCKモードの有無くらいでしょう。

ただし、エンジンの違いはやはりかなり大きく、170馬力の240Sと280馬力の350Sでは登坂路の走行や高速道路での巡航で感じる余裕がかなり違ってきます。

とはいえ350Sは燃費が10km/Lを切ってしまう上に自動車税も高くなりますから、圧倒的な動力性能や4WD LOCKモードの必要性を感じる人以外、おもにコストパフォーマンスの面で不利です。

また、240Sの2WDにもS-VSCが標準装備されている事から、一般的な用途ではそれで十分で、中古でもタマ数が豊富で選びやすくなっています。

中古車価格ではむしろ2WDの方が若干高めで、4WDまで求めない人には燃費や軽快な走りが好まれるのでしょう。

トヨタ ヴァンガードについてもっと見る