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7人乗れるクロスオーバーSUV…トヨタ ヴァンガードはそれだけで経済性が高いと言えた
「経済性」という言葉にはいろいろな意味が含まれますが、単純に燃費や車両価格、維持費が安いなどだけでなく、そのクルマが1台でどれだけの用途をこなせるか、という意味も入ります。その意味で汎用性の高いトヨタ ヴァンガードは経済性に優れた便利なクルマだったと言えるでしょう。
更新日2019/03/07そもそも日本では少ない「7人乗りクロスオーバーSUV」
経済性という観点から見ると、優れたクロスオーバーSUVの条件というのは単純に「燃費がいい」だけでは収まりません。
クロスオーバーSUVが売れる理由はそのスタイリッシュで堂々たる姿にあり、その上で経済性を語るなら、荷物は積めて同然、いざという時に3列目シートを使えるありがたさ、というのが大きなポイントになります。
そもそも「7人乗りクロスオーバーSUV」というジャンルは日本で意外とニッチなジャンルです。
新車販売されている中で3列シートの設定があるのは日産 エクストレイルと三菱 アウトランダー、スバル クロスオーバー7(エクシーガ)くらいしかありません。
トヨタ ヴァンガードとその先代のクルーガーは当時そのニッチな需要を満たすクルマで、同時期で他に同じキャラクターを持つのは三菱の初代アウトランダーくらいでした。
いざという時に最大7人が1台のクルマに乗れるヴァンガードの3列シート仕様は、その意味で十分に経済的。後継車が無くて困った人や、中古で買っている人も多いはずです。
北米仕様の広大なラゲッジもありがたい
また、ミドルクラスのクロスオーバーSUVという観点で見た場合、ヴァンガードは北米仕様のRAV4がベースなので、ショートボディの日本版RAV4よりラゲッジが広く、荷物も多く乗るのもありがたいところです。
2列シート仕様ではもちろんですが、3列シート仕様でも3列目シートを床下収納できるのでフラットな荷室が2列シート同様に広がり、積載性はかなり良好。
やはりある程度の大きさのクロスオーバーSUVであれば、7人乗れるか荷物をたくさん積められるほどありがたいので、ここで北米仕様RAV4の大柄なボディが生きてきます。
電子制御4WDで燃費性能にも配慮
4WDシステムは2代目RAV4のセンターデフつきフルタイム4WDや、前輪のスリップ量に応じて機械的に後輪に駆動配分する簡単なオンデマンド式生活4WDとも少し違う電子制御4WDです。
トヨタでは「アクティブトルクコントロール4WD」と呼んでおり、通常走行ではFF(前輪駆動)を基本に、走行状況や路面状況に応じて後輪への駆動量を電子制御でコントロールします。
常時4WDでは無いため駆動ロスが最低限に減り、2.4リッターエンジン搭載の4WDでは12.6km/L、後に2.4リッターに追加された2WD車では13.0km/Lと、このクラスのクロスオーバーSUVとしては良好な燃費性能です。
また、2WD車にも横滑り防止装置のS-VSCが装備されていますが、4WD車は電子制御アクティブトルクコントロールとS-VSCでステリング、パワー、ブレーキの協調制御を行う事で、雪道など滑りやすい路面での安全性を高めています。
雪道なら4WDがあれば大丈夫、という先入観もあるかと思いますが、実際にはトラクションコントロールや横滑り防止装置の有無が大きくモノを言うのです。
その点、北米に比べて日本は装備が遅れていたのですが、北米仕様RAV4をベースとしたヴァンガードにはS-VSCが標準装備されているので買い得感が高くなっています。
スタイルと燃費の2WD、走破性の4WD
ヴァンガードの4WD車にはこのほか、滑りやすい上り坂から発進するのにずり落ちないヒルスタートアシストコントロールや、3.5リッター車にはRAV4譲りの後輪への駆動をロックする4WD LOCKも標準装備されています。
オンロードがメインのクロスオーバーSUVながら、ゴツゴツした岩場などよほど地形に難が無い限りはかなりの走破性もあるのです。
そうした場所で人や荷物を運ぶ用途があるなら、中古でかなり安価(80万円台からある)なヴァンガードの4WD車はかなりお買得で経済性が高いモデルでしょう。
スタイルが気に入っている人にはより低燃費の2.4リッター2WD(FF)モデルもあるので、意外と選択肢は豊富かもしれませんね。