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2000年代に販売されていた懐かしのSUV達

現在のSUVブームの源流は、1990年代のRVブームですが、90年代を黎明期とすれば、00年代前後は最初の発展期と言い換えることができます。そんな時代に生まれたSUVを振り返ってみましょう。

更新日2020/05/28

日産 エクストレイル(初代)


2000年11月に登場したエクストレイルは、全長4,510mm、全幅1,765mmのミドルサイズSUVで、オールモード 4×4と呼ばれる駆動方式を売りにしていました。

このシステムは、センターデフを使わずに、トランスファー内の油圧式クラッチで切り替えを行う電子制御4WDで、前輪が滑り出す瞬間に後輪にトルクを伝え、優れた悪路走破性を発揮するAUTOのほか、経済性に優れた2WD(FF)、発進時に前後トルク配分を固定するLOCKという3つのモードを選択できました。

街乗りからアウトドアまで、幅広く使えるユーティリティに、シンプルな内外装デザインで、幅広い年代から支持を集めました。

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ホンダ CR-V(2代目)

ホンダ CR-V 2001

2001年9月に2代目へのフルモデルチェンジを行ったCR-Vは、初代のクリエイティブムーバーというコンセプトを引き継ぎながら、独自の価値を研ぎ上げています。

そのため2代目CR-Vでは、空間の広さと機能性に満ちた道具としての使いやすさ、力強く、ハンドリングや静粛性、燃費やエミッションなどのバランスに優れた走りを具現化しながら、高い安全性能や環境性能を実現しています。

なかでも室内のウォークスルーや、ペットボトルの保温保冷を行えるインパネマルチボックスなどは、ホンダらしい点です。

1990年代のRVやSUVのトレードマークであった、バックドアにスペアタイヤを背負うデザインを無くし、床下吊り下げ式にするフルマークグレードを用意。街乗りでも違和感のないデザインを提案したのもCR-Vでした。

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トヨタ RAV4(2代目)

トヨタ RAV4L 2000

1994年に3ドアRVとして誕生したRAV4が、2代目へと進化したのは、2000年5月でした。

使い勝手を限定する3ドアをメインとしていた初代とは打って変わり、2代目では5ドアモデルを当初から設定。セダンライクなパッケージとなり、シティユース志向を強めました。現在のクロスカントリーSUVの元祖ともいえるでしょう。

エンジンは、1.8L VVT-iと2.0L BEAMSという2種類で、2.0Lエンジンは、平成22年度新燃費基準を達成。自動車取得税軽減対象車となり、現在ではほとんどのクルマにつけられている、低排出ガス車認定ステッカーを初めて付けたクルマとしても記憶されています。

しかしながら、同時期に販売されていた日産 エクストレイルやホンダ CR-Vと比べ、小型のボディが市場ニーズと合わず販売は苦戦しました。

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スズキ エスクード(3代目)

三代目 スズキ エスクード 20052000年代、SUV市場で存在感を示したのがスズキ エスクードです。1988年に登場し、コンパクトSUVの先駆けとなった初代もさることながら、2005年にデビューした3代目は、世界戦略車に位置づけられ、性能を大きく進化させたモデルでした。

海外ではグランドビターラという名前で販売された3代目エスクードは、基本骨格にラダーフレームとモノコックをあわせた新開発のビルトインラダーフレームを採用。エンジンは2.0LとV6 2.7Lの2種類を用意。後に、1.6Lが追加されました。

駆動方式は、パートタイム式からフルタイム式4WDへと変わったものの、副変速機とセンターデフのロック機構は継承。さらに4つの走行モードが用意され、さまざまな状況下で高い走破性を発揮するSUVでした。

 

三菱 エアトレック

三菱 エアトレック 20012001年、チャレンジャーの販売終了と入れ替わるように投入されたエアトレックは、日常を基点に幅広いライフシーン&ライフスタイルにマッチする自由な発想を原点にした次世代のクロスオーバーSUVとして登場しました。

全高を1,550mmとすることで機械式立体駐車場へのアクセスを可能としたデザインは、当時としては珍しいものでした。

パワートレインは、2.4Lと2.0Lの直列4気筒エンジンで、2.0Lにはターボも用意されていました。スポーツSUVとしてのキャラクターが強く、2002年にはランサーエボリューションと同型(4G63型)のエンジンを搭載し、専用設計のフロントバンパーやサスペンションを採用したターボR。

2003年には、全高を1,685mm高めたスポーツギアを追加するなど、スポーツSUVとしてのキャラクターをより強めてゆきましたが、2009年に販売終了となりました。

 

マツダ トリビュート

マツダ トリビュート 20002000年に販売が開始されたマツダのSUVがトリビュートです。当時のマツダの親会社であったフォードと共同開発したモデルで、フォードからはエスケープという名前で販売されていました。

SUV専用プラットフォームを使用し、広い室内と快適な高めの着座位置を実現し、乗降性能や乗り心地は非常に良いクルマでした。

初代は、フォード製の2.0L 直列4気筒と3.0L V型6気筒という2種類のエンジンが用意されていましたが、2003年には、マツダ製2.3L 直列4気筒に切り替わっています。

2006年の3月に販売を終了。マツダのSUVは、2006年の年末にCX-7が登場するまで途絶えることになりました。

 

2代目 スバル フォレスター

スバル フォレスター 20021997年の初代登場から大人気のSUVとしてSUVジャンルを牽引していたのがフォレスターです。2代目は2002年から2007年の間に活躍しました。

全長4,485mmに全高1,590mmというボディサイズでありながら、高い居住性と走行性能を併せ持つ1台になっています。

エンジンは、2.0L 水平対向4気筒のNAとターボ、2.5L 水平対向4気筒インタークーラーターボの3つで、スポーツSUVの代表格でした。

2002年の10月にはタウンユースを想定し、全高を1,550㎜とにしたクロススポーツを発表。さらに2004年には、2.5Lターボに6速MTを組み合わせ、ブレンボブレーキなどを搭載したSTiバージョンも登場。このSTiバージョンは、ブリヂストンのPOTENZA RE030の225/45R18タイヤを装着、ボディ剛性の向上やクイックなステアリングギア比の採用など、SUVでもオンロードの走りにこだわった仕様となっていました。

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2000年初頭は、現在のクロスオーバーSUVに通じるモデルが数多く登場し、SUVというくくりが作られたのもこの時期。各社が工夫を凝らし、さまざまな市場ニーズをくみ取るなかで、SUVの目指す方向性が決まっていったのかもしれませんね。

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