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多人数乗車で選ぶなら?ミニバンとSUVどっち?
旅行や送迎などの際、多人数乗車ができるモデルはなにかと重宝します。そんな性能に価値を見出して、ミニバンを購入することもあるでしょう。しかし、最近では多人数乗車を可能としたSUVもラインナップを増やし、ミニバン市場をおびやかす存在となりつつあります。悪路走破性能に多人数乗車という要素をプラスしたSUVには、どんな魅力があるのでしょうか?
更新日2021/08/24ミニバンとSUVの違い
室内空間の広さを利用し、サード(3列目)シートを装備することで多人数乗車を可能としたミニバンとSUVですが、クルマ本来の目的がボディ形状を違えています。
まずミニバンは、広い空間で快適に移動をすること(させること)が目的で、そのためボディは箱型の1BOXまたは1.5BOX。後部乗員の乗り降りや移動を用意にするため、低床&スライドドアがマストになっています。
ドライバーにとって気になるハンドリングは、乗り心地を優先するミニバンのほうがロールが大きく、横風や路面の轍などに弱い印象です。
いっぽうSUVは、悪路走破性を高めるため、車高が高く、ボディは剛性を確保するため2BOX。
かつてのサスペンションストロークが長いことによるフワフワとしたハンドリングは鳴りをひそめ、オンロードユースを前提に設計された現代のSUVは、高速道路でも安定した走行が可能。くわえて、高い悪路走破性を備えます。
ミニバンのサードシート装着車で、サードシートを格納してラゲッジとして使う場合、一部のミニバンが採用する跳ね上げ式は高さを確保できる反面、折りたたまれたサードシートによって横方向が狭くなるという欠点があります。
SUVのサードシートは多くがダイブダウン式で、ラゲッジスペースはフラットな床面のスクエアな形状です。
ただし、サードシートの乗り降りに苦労するのは、多人数乗車SUVの大きなデメリットです。
それでも、ミニバンのスタイリングに飽きたユーザーや、レジャービークルとして悪路走破性を愛車に求めるユーザーが、多人数乗車の可能なSUVに注目しています。
7〜8人乗りSUVはなにがある?
トヨタ ランドクルーザー
トヨタの誇る本格クロスカントリーモデルであるランドクルーザーは、一部のグレードで8人乗車が可能です。
陸の王者の異名を持つ高い悪路走破性能はもちろん、快適性も優れているので、オフロードからオンロードまで幅広く活躍します。世界的に人気の高い日本が誇るSUVです。
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三菱 パジェロ
2019年8月で販売終了となってしまった三菱 パジェロ。国産SUVを長年に渡り牽引してきた本格派です。
最大乗車人数は7人。アクティブなキャラクターが魅力ですが、この広い室内空間によって、ショッピングやドライブなどシティユースにも活躍するでしょう。
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ホンダ CR-V
日本国内ではしばらくカタログ落ちしていたCR-Vが、2018年に復活。ホンダの現行モデルのなかでは、もっとも大きなSUVとなっています。
7人乗り、5人乗りともに、エンジンはダウンサイジングターボの1.5L。カタログ値で15.8km/L(JC08モード燃費)という燃費性能がうれしい1台です。
7人乗りSUVに燃費性能と快適性を求めるのなら、ぜひ検討したいモデルといえます。
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マツダ CX-8
マツダのSUVシリーズの最上位モデルが、CX-8です。CX-5をサイズアップすることでサードシートを備え、7人乗車を可能にしました。
美しいエクステリア(外装)と、2.2Lのグリーンディーゼルモデル(XD)が設定されていることがポイント。
最大で450Nm(45.9kgm)というトルクに、15.8㎞/L(WLTCモード)という低燃費で、使い勝手に優れた1台です。
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ミニバン+SUV=デリカD:5は最強!?
ミニバンの使い勝手に、SUVの走破性をあわせ持つ稀有なモデルが、三菱 デリカ D:5です。
デリカ D:5は、1982年販売のデリカ スターワゴン4WDに端を発するミニバンにSUVの悪路走破性能をプラスしたモデルで、1994年にはパジェロのフレームをベースにしたデリカ スペースギアに進化。さらに2005年には、新しいプラットフォームのデリカ D:5へと生まれ変わりました。
最低地上高は185mmと、SUVに匹敵する高さ。4WDシステムには、三菱がこれまでに培った電子制御システムAWCを備えるほか、2.3Lディーゼルモデルなら最大で380Nm(38.7kgm)という優れたトルクを発揮します。
「ミニバンでは走行性能が物足りない」「SUVでは居住性・積載性が物足りない」という意見が少なからずあると思いますが、デリカ D:5ならこのどちらのニーズも満たしているといえるでしょう。
多人数乗車という利便性には魅力を感じるけれど、ミニバンはスタイルもハンドリングは好きになれないというユーザーにとって、7人乗りSUVは非常に使い勝手がいいクルマになるでしょう。なかでもデリカ D:5は「かゆいところに手が届く」という言葉が相応しい最強のモデルといえるかもしれませんね。