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日本からは撤退したけど…パジェロは不滅!タイ三菱のパジェロスポーツ
1990年代のRVブームを支えた三菱自動車 パジェロは、2019年8月に生産終了となり、一部地域では販売が継続されてはいるものの、いちおう歴史にピリオドが打たれたカタチになりました。しかしパジェロの名前は、ミドルサイズSUVのパジェロスポーツ(モンテロスポーツ)が引き継いでいます。タイで生産、アジアを始め中東、ヨーロッパ、中南米、アフリカで販売されているパジェロスポーツとは、どんなクルマなのでしょうか?日本での販売は、あるのでしょうか?
更新日2020/04/20トライトンベースのワゴンタイプのSUV
パジェロスポーツは、かつて日本でもチャレンジャーという名称で販売されていた、ミドルサイズのSUVです。
現在は、東南アジアを中心に人気の「トライトン」というピックアップトラックをベースに作られたワゴンタイプのSUVで、パジェロで培ったオフロード性能と信頼性、耐久性に、乗用車並みの快適性、機能性、高級感を持たせたモデルです。
現行パジェロスポーツは、2015年のデビューで、2019年7月にマイナーチェンジを受けたもの。エクステリアは、三菱のフロントデザインコンセプト、ダイナミックシールドを進化させ、フロントグリルから連続するヘッドライトと、バンパー左右コーナー部に配置したコンビネーションランプによりワイド感を強調。ヘッドライトやグリルのスリット、立体的なクロームパーツなどにより、パジェロ譲りの高級感とタフネスを感じさせるものになっています。
ボディサイズは、全長4,825mm×全幅1,815mm×全高1835mm(アンテナ含む)、ホイールベースは2,800mm、最低地上高は218mmとたっぷりあります。サスペンション形式は、フロントにダブルウィッシュボーン、リアは3リンク式となっています。
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高級感とモダンな雰囲気が演出されたインテリア
インテリア(内装)は機能的で洗練されたものですが、メタリックカラーのパーツを配置し、高級感とモダンな雰囲気を演出しています。コンソールとドアグリップにはステッチ付きのソフトパッドが使用され、快適性と質感の向上を図っています。
コックピットを見ると、視認性の高い8インチのフルカラー液晶メーター、センターコンソールには8インチのスマートフォン連携ディスプレイが搭載されており、機能性の高いものになっています。また、スマートフォンでテールゲートの開閉が行える機能や、ドアロック忘れを通知してスマートフォンから施錠できる便利機能もあります。
フロント下部の収納トレイとその付近にはUSB電源とソケット電源、センターコンソールの後端(リアシート側)にはUSB電源と220V150Wの電源コンセントも備わっており、利便性を向上させています。
7人乗り仕様は、さまざまなシートアレンジが可能で、長尺物や大きな荷物に多人数を運びたいときに重宝するでしょう。
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軽快でゆとりのある加速感
パワートレインは、2.4L MIVEC直列4気筒インタークーラー付ディーゼルターボエンジンで、最高出力は133kW(181PS)/3,500rpm、最大トルクは430Nm(43.8kgm)/2,500rpmで、8速ATとの組み合わせになっています。
車体重量は2WDモデル1,940kg、4WDモデル2,075kgという数値ですが、低回転から大きなトルクを発生するディーゼルターボエンジンのおかげで、軽快でゆとりのある加速感を味わうことができます。
タイヤサイズは265/60 R18、駆動方式はFR(後輪駆動)、もしくはスーパーセレクト4WDⅡ(デフロック付パートタイム4WD)を選ぶことができます。
ベースとなっているトライトンは、堅牢なラダーフレームを持つヘビーデューティなピックアップトラックです。ですからパジェロスポーツは、荒れた路面の多い山岳地帯でも安心して走れる、高い悪路走破性を発揮します。
安全性能も充実
ブレーキオートホールド機能付パーキングブレーキ、後退時車両検知警報(RCTA)、ブラインドスポットモニター、ペダル踏み間違い防止システム、マルチアラウンドモニター(全方位モニター)など、予防安全装備・被害軽減機能が搭載されています。
またアダプティブクルーズコントロールも装備されており、長距離ドライブの疲労軽減に便利です。
パジェロスポーツはスポーティでスタイリッシュなエクステリアと機能的でモダンなインテリア、そしてパジェロ譲りの本格的な悪路走破が可能な本格オフロードSUVです。残念ながら日本への導入の予定は、現在のところありませんが、このデザインやサイズは日本でも人気が出そうな気がしますね。