プロモーション

【SUVに自転車を積んでいきたい】大阪府のサイクリングコース10選

大阪府では、大規模自転車道として整備された北河内サイクルラン、北大阪サイクルラン、南河内サイクルランという3つのサイクルランが設定されています。また、郊外にも多くのサイクリングロードも存在していることから、都会やのどかな田園風景の中まで、さまざまな場所でサイクリングを楽しめます。ここではそんな大阪府の特徴あるサイクリングコースを紹介していきます。

更新日2022/03/31

サイクリング

北河内サイクルラン(きたかわちさいくるらん)


北河内サイクルラン(北河内自転車道)は、鶴見緑地を起点に、大阪中央環状線の自歩道や淀川・穂谷川の河川敷及び第二京阪道路を利用して、鶴見緑地に戻る延長45.5キロの周遊自転車道となっています。

沿道には、鶴見緑地や淀川河川公園、山田池公園、寝屋川公園、深北緑地など、季節を感じられる公園を結んでいます。また、薫蓋楠(くんがいしょう)、京街道の鍵屋、源氏の滝など名所や文化史跡も多く自然とともに文化にもにふれあうことが出来ます。

途中、横断歩道がなく地下道を通るなど町の中の自転車道らしい不便さもありますが、大きな施設が点在しているのでトイレ休憩などは困りません。完走するにはかなりの体力と時間がかかるので、余裕を持った計画が必要です。

鶴見緑地までのアクセスは、阪神高速守口線森小路ランプから約15分で、駐車場も利用できます。

住所:大阪市鶴見区緑地公園

 

北大阪サイクルライン(きたおおさかさいくるらいん)


北大阪サイクルラインは、中心部の大阪市役所を起点として、吹田市の万博記念公園へ伸びる、全長約20キロのサイクリングコースです。ルートの前半は淀川沿いを、後半では大阪モノレールの線路沿いを走ります。

毛馬水門(けますいもん)、斜張橋の菅原城北大橋、色んな新幹線が一堂に見られる新幹線鳥飼基地など、沿線には見所が満載のコースです。おすすめのスタート地点は駐車場が完備されている万博記念公園で、中国自動車道の吹田ICから約20分です。

住所:吹田市千里万博公園

 

南河内サイクルライン(みなみかわちさいくるらいん)


南河内サイクルライン(八尾河内長野自転車道線)は、大和川にかかる大正橋から、大和川の堤、新大和橋を経由し、河内長野に至る21キロのコースです。

大和川の渓流を横目に堤防を走る道は、府営石川河川公園に下り、さらに南に進むと、応神天皇陵など、全国でも有数の大規模古墳群が見えてきます。コースの中間地点を過ぎると自転車、歩行者専用の石川サイクル橋が架けられています。そして、府営錦織公園が右手に見える上り坂を越えるとサイクルラインのゴールである河内長野市原町に到着します。

起点、終点ともに大きな施設がないために駐車場を利用するたけには起点、終点にこだわらずにコース途中の駐車場がある地点からスタートすることも考えた方が良いでしょう。

おすすめは中間地点より少し起点よりの府営錦織公園で、大きな駐車場があり、アクセスは阪和自動車道の美原北ICから約20分となります。

住所:大阪市大正区~河内長野市

 

南河内グリーンロード(みなみかわちぐりーんろーど)


南河内グリーンロードは、大阪府南東部に連なる金剛山地の西麓を南北に走る広域農道が延長約23キロのサイクリング。 山麓特有のアップダウンがあり、ブドウ畑や大阪平野の景色が広がっているのが特徴です。コースには道の駅や展望台があり、サイクリストの休憩スポットとしても便利に使えます。

また南河内グリーンロードを幹線として、西は峠を目指すヒルクライム、東は平坦な南河内サイクルラインにつながっており、レベルや疲労度に応じてコースを見極めて計画することができるのが特徴です。

おすすめのスタート地点は駐車場があるグリーンロード展望台。グリーンロード展望台までのアクセスは南阪奈道路・太子ICから約10分です。

住所:羽曳野市~河内長野市

 

猪名川サイクリングコース(いのながわさいくりんぐこーす)


大阪と兵庫の県境を南北に隔てる猪名川と藻川に囲まれた約22キロのサイクリングロードです。コース上には、伊丹空港を発着する飛行機が見える猪名川公園や、弥生時代の集落跡がある田能資料館、五月山の麓にある五月山動物園などがあり休憩がてら観光も楽しめます。

大阪のサイクリングコースは難易度が高いものが多いのですが、ここは平たんで距離もちょうど良く、初心者にも挑みやすいコースです。ただし、途中整備が行き届いていない場所もあるので注意が必要です。

おすすめのスタート地点は無料駐車場もある兵庫県側の猪名川公園で、名神高速道路・豊中ICから約15分です。

住所:尼崎市~豊中市

 

泉州サイクリング 海浜ルート(せんしゅうさいくりんぐ かいひんるーと)

このルートは、海側を一直線に結び、地域の歴史・文化を体感できる施設をはじめ、地域の水産物を味わえる漁港など見どころが多いのが特徴。海岸沿いのため高低差も少なく、初心者でも走りやすいコースとなっています。
起点はイオンモール堺鉄砲町店の駐車場を利用できます。帰りにショッピングも出来るので便利です。

偉人・千利休と与謝野晶子の博物館 さかい利生の杜、小林美術館、カステラ銀蔵直売店羽衣工場内店、城跡 岸和田城、泉佐野漁協青空市場、そして日曜日には青空市が人気の岡田漁港など観光スポットが豊富なのも特徴です。

距離が約53キロもあるので、距離や所要時間を考えて、途中で折り返してのコース設定なども考えて走行して下さい。イオンモール堺鉄砲町店までのアクセスは阪神高速15号堺線の住之江出口から約5分です。

住所:堺市堺区

 

牛滝蕎原ほの字の里コース(うしだきそぶらほのじのさとこーす)


大阪府の南西部貝塚市にある牛滝蕎原ほの字の里コースは、本格的なヒルクライムを走る定番コースと、レジャーや日帰り温泉が楽しめるオプションコースを組み込んだ欲張りなコースとなっていて、都会であることを忘れる体験ができます。

ヒルクライムコースは、緑の森林を駆け抜け、国指定の重要文化財 積川神社の先にある牛滝山に続く一本道で、牛滝山として知られる大威徳寺までの約5キロを走るなど35キロの過酷な行程となっています。

オプショナルコースとしては、天然温泉のあるほの字の里から河合町までは、緩い下り勾配が続く道を快適に走れ、農業庭園たわわでBBQやフルーツ狩り、ほの字の里では定食や軽食、日帰り温泉などレジャーが目白押しの25キロコースとなっているので、初心者や体力に自信のない方はこちらのコースだけで楽しんだ方が無難です。

起点・終点の泉大津駅までは阪神高速湾岸線の岸和田北ICから約10分で、駐車場は駅周辺の駐車場を利用します。

住所:泉大津市

 

五月山ヒルクライム(さつきやまひるくらいむ)


五月山ヒルクライムコースは、五月山動物園を起点・終点とし、池田市にある標高315.3メートルの五月山をドライブウェイ方面から、大阪平野が一望できる五月山幹線道路を走って五月山の日の丸展望台を目指して走る総延長約30キロのヒルクライムコースです。

五月山動物園脇の五月山幹線道路料金所から入る序盤は、スタート地点から急な登り坂になり、愛宕神社までは10%越えの急勾配、後半はアップダウンが続くので、走りのペースがつかみにくい難コースです。

起点・終点となる五月山動物園は、入場料無料(駐車場は有料)で、珍獣ウォンバットやワラビ-、アルパカなどを見ることができます。帰りには動物を見ながら疲れた体をクールダウンしてから帰路につくことも重要です。五月山動物園までのアクセスは、阪神高速の池田木部第一および第二ICから約5分です。

住所:池田市五月丘

 

泉州サイクリング 丘陵ルート(せんしゅうさいくりんぐ へいりょうるーと)

泉州地域の東側を通るアップダウンの上級コースで、総延長86.5キロのロングコースを、ルート1とルート2の2つに分けて設定されています。いずれも歴史資源も点在する自然豊かな丘陵地域と観光農園や産直市場などレジャーや買い物が楽しめるので、2度に分けたりして挑むこともできます。

ルート1は40.7キロ。湊駅からスタートして自転車博物館や百舌島古墳群を上空から疑似体験できる「堺市博物館」などを通り、鍋谷峠分岐の勾配以降は下り坂で到着します。

ルート2は45.8キロあり、泉大津駅近くの府道38号線交差点からスタートし、緩やなアップとダウンを繰り返しながら到着します。両コースとも距離がそれなりにあるので、時間と体力を考えて無理のない計画を心がけましょう。

クルマ利用の場合は、駐車場も有る自転車博物館を起点とすると良いでしょう。自転車博物館までのアクセスは、阪神高速湾岸線の大浜出口から約10分、または阪神高速堺線なら堺出口から約5分となります。

住所:堺市

 

なにわ自転車道(なにわじてんしゃどう)


なにわ自転車道は、旭区の城東貨物線沿いの淀川左岸を起点に神崎川に沿って走り、阪神電鉄の出来島駅までの約20キロのサイクリングコースで、紹介した北大阪サイクルラインの途中からてアクセスすることができます。

このコースは自転車止めがなく、快適に走ることができます。また、ルート上には大きく目立つサイクリングロードの目印が等間隔で設置されているので迷う事がないのものの、道幅が狭いため、反対側から走ってくる自転車や歩行者には注意が求められます。

起点・終点ともに駐車場がないのですが、起点から少し離れたところの花博記念公園鶴見緑地の駐車場を起点にするのが理想的です。花博記念公園鶴見緑地までは近畿自動車・門真ICから約10分のアクセスです。

住所:大阪市旭区、淀川区、摂津市、吹田市、豊中市

 

大阪は、淀川をはじめとした川の多い地区なので、川沿いを走るコースが多くありました。また、大阪のサイクリングコースは片道で20キロを超えるコースが一般的なので、計画をしっかり立てることも必要です。そして起点・終点には駐車場がないところも多いので、事前に近隣の施設などを調べておきましょう。その際には閉門時間もしっかり確認しておくことも忘れずに。

SUVのアソビ方を見てみる