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【SUVに自転車を積んでいきたい】長野県のサイクリングコース10選
中央アルプスを筆頭にアップダウンのある起伏が楽しめる長野県。美しい山々が織りなす雄大な景色と高い標高が生み出す澄み切った空気の素晴らしさはここ長野県でしか味わえません。そんな長野県にある風光明媚なサイクリングスポットを10ヶ所お届けします。
更新日2020/06/01初心者向け
栗のまち小布施から善光寺を巡る長野満喫コース(くりのまちおぶせからぜんこうじをめぐるながのまんきつこーす)
長野県のシンボルともいえる善光寺を中心に、栗のまちとしても有名な小布施を巡る延長39キロのコース。起点となるJR長野駅の周辺には多くのパーキングがあるので駐車場に困ることはありません。ここで自転車を下ろしたら東口のロータリーに向かい、いよいよ出発です。
JR長野駅の東口を出発したらまずは県道58号線を東に向かいます。その後は屋島橋を渡って千曲川を通過したら今度は堤防道路を北上。ここまでおよそ10キロ、30分の道のりです。ここからは千曲川に沿って走る堤防道路を北に向かうこと5キロ弱で道の駅オアシスおぶせに到着。ここでは信州蕎麦や栗おこわなどの食事メニューや小布施名物の栗をたっぷり使ったスイーツが充実しており休憩にはもってこい。
その後は小布施の街を散策しながらフローラルガーデンおぶせを目指しますが、その途中にはおぶせ温泉があるので、立ち寄り湯で汗を流してみるのはいかがでしょうか。なお立ち寄り湯は穴観音の湯、あけびの湯の2ヶ所があり、入浴料はどちらも大人600円となっています。
道の駅オアシスおぶせからフローラルガーデンおぶせまではおよそ8キロの道のりで所要時間は約20分。ここでは北斎の鳳凰図をモチーフとした花壇のほか四季折々に咲く花などが楽しめます。
その後は再び堤防道路を南下しますが、途中の村山町にある新百々川橋の村山町信号を右折して千曲川を渡り、県道374号線(SBC通り)を西へ向かいます。すると10キロほどで善光寺に到着。この寺は一生にいちどは訪れたいともいわれている国内屈指の名刹で本堂は国宝にも指定されています。ここでお参りしてから中央通りを南に向かえばゴールのJR長野駅に到着です。
39キロの道程にかかる所要時間は約2時間10分。小布施町と善光寺のある近辺は標高が高く出発地点からの高低差は意外とありますが、それ以外の場所は平たんで気持ちの良い道が続きますので初心者にもおすすめです。
住所:長野市大字栗田59(長野駅)
安曇野の大自然をのんびり散策コース(あずみのだいしぜんをのんびりさんさくこーす)
国営アルプスあづみの公園がある安曇野をのんびり観光をしながら巡るタウンコース。延長17.5キロと短いので初心者の方におすすめです。
起点はJR大糸線の穂高駅から。この駅は登山口にもなっているため駅の周辺にはいくつもの駐車場が用意されているので困ることはありません。ここで自転車に乗り換えたら北へ向かいますが、駅の近くには日本アルプスの総鎮守として知られる穂高神社があるのでさっそく観光に訪れてみるのはいかがでしょうか。
穂高神社を後にしてJR大糸線をまたぎ、北上を開始するとおよそ40分で国営アルプスあづみの公園に到着。国営アルプスあづみは総面積353ヘクタールの国営公園で、園内は安曇野の田園風景や山岳景観などが楽しめます。展望テラスや、渓流が流れる広場、穂高古墳群のある森もあり、さらに春にはチューリップが咲き乱れるので見どころが豊富。レストランでは信州の食材や安曇野の野菜を使ったオリジナルメニューが味わえるので、ここでランチをとってもいいでしょう。ちなみに入園料は大人450円、小中学生は無料となっています。
さらに国営アルプスあづみの公園近くには、NHK朝の連続テレビ小説「おひさま」のロケ地として知られる大庄屋山口家があり、ファンにはたまらないロケーションとなっています。
そして今度は南に向かい15分ほどすると、道の駅ほりがね物産センターに到着。ここでは安曇野で獲れる新鮮な野菜などを取り扱う直売所があるので、お土産などをセレクトするのにおすすめです。
ここからはあづみ野排水路と交差する拾ケ堰に沿ってつくられたあづみ野やまびこ自転車道を東に向かいましょう。周囲は春先になると菜の花が満開となり、黄色い絨毯を見ながら軽快なサイクリングが楽しめます。
その後再びJR大糸線をまたぎ、穂高駅へ到着。所要時間は約1時間40分と短めなので、途中で観光を交えながらのんびり散策してみたくなるコースとなっています。
住所:安曇野市穂高(保高駅)
新旧軽井沢をめぐる見どころ満載コース(しんきゅうかるいざわをめぐるみどころまんさいこーす)
避暑地としても有名な軽井沢。澄んだ空気と美しい森林の中を軽快に走る走行距離約9.4キロのコースは距離も短く、初心者にぴったりです。途中には思わず立ち寄りたくなる観光スポットもあり、ゆっくり走っても飽きることがありません。
出発は軽井沢駅からスタート。人気観光地のため周辺には多くの駐車場が用意されています。自転車に乗り換えたら、まずは国道18号を東へ向かいましょう。思わず中央にある軽井沢本通りに出かけたくなりますが、往路ではその隣にある矢ケ崎通りを北に進みます。矢ケ崎通りはメインの大通りよりも人通りが少なく自転車を走らせるのに最適だからです。
この周囲には多くの美術館や博物館があり、気になる場所があれば立ち寄ってみるのもいいかもしれません。さらに進むと有名な万平ホテルが見えてきますが、その手前で左に折れ、ユニオンチャーチを左に見ながら進むと旧軽井沢商店街に到着。今度は商店街を東へ進み二手橋を渡って折り返すと、右側に軽井沢ショー記念礼拝堂が見えてきます。ここはカナダ人で軽井沢開発の父として知られる英国聖公会宣教師ACショーにより創立された軽井沢初の教会で、裏手にはショーの別荘も復元されており一見の価値があります。
さらにその先を進み三笠通りに出たら今度は右折して北上。美しいからまつの並木が続く道を走った先には旧三笠ホテルが見えてきます。ここは明治後期に建てられた純西洋風の木造ホテルで1980年に国の重要文化財にも指定されています。館内は見学できるので休憩がてら観光してみるのはいかがでしょうか。
旧三笠ホテルの先は自転車進入禁止のため来た道を戻り、途中で右折して雲場池に向かいます。森に囲まれた静寂なコースを走った先にあらわれる雲場池は湖面に映る自然の美しさが特長で、春には新緑、秋には紅葉が美しく映し出されます。
雲場池を後にして今度は軽井沢の目抜き通りである本通りへ向かいます。ここにはさまざまショップやカフェ、レストランが立ち並び、自転車を押しながらそぞろ歩きするのも一興です。
所用時間は1時間程度。軽井沢の代表的な観光地を巡りながら走ることができ距離も短いので、サイクリング初心者だけでなく、軽井沢に初めて訪れる方にもおすすめです。
住所:北佐久郡軽井沢町大字軽井沢761(軽井沢駅)
初夏にはほたるが舞い踊る町をゆく辰野・天竜川コース(しょかにはほたるがまいおどるまちをゆくたつの・てんりゅうがわこーす)
天竜川のほとりを走ることができる延長15.2キロの初心者向けコースです。
出発地となるのはJR飯田線の辰野駅。ここはJR東日本とJR東海の分岐となる境界駅のひとつで、駅周辺にはいくつかの駐車場が用意されています。駅を出発したらまずは天竜川と横川川の合流ポイントへ向かいましょう。そこからは天竜川沿いの気持ち良い側道を軽快に走り、やがて「ため池百選」にも選ばれた荒神山ため池(たつの海)に到着。ここではシーズン中に白鳥の姿を見ることができるだけでなく、桜の名所として有名な荒神山ではライトアップでの夜桜鑑賞を楽しむこともできます。
このため池からたつのパークホテルやたつの未来館アラパを経由してさらに南下し、羽場駅まで向かってからコースを折り返します。再び天竜川沿いの道を走りながら北上し、城前通の桜並木をくぐり抜けて宮木駅を通過。さらに北上して今度は辰野駅を通り過ぎて東へ向かいます。その先にはほたるの名所として有名な松尾峡・ほたる童謡公園があり、6月頃の最盛期には町を挙げての盛大なほたる祭りが行なわれます。近くにはほたる寺とも呼ばれる伝福寺があるのでお参りしてみるのもよいでしょう。
そしてゴールの辰野駅に向かう前には三輪神社があるので、そちらに足を運んでみるのもよし。所要時間は約1時間。標高差はわずか61メートルと平たんな道のりが続くので、景色を楽しみながら自分のペースでサイクリングを楽しみたいという方におすすめです。
住所:上伊那郡辰野町大字辰野(辰野駅)
中軽井沢から塩尻湖をめぐる文化エリア散策コース(なかかるいざわからしおじりこをめぐるぶんかえりあさんさくこーす)
美術館や文学館、公園などの施設が点在し文化エリアとしても有名な塩尻湖を巡る走行距離12.6キロのコースです。
出発はしなの鉄道の中軽井沢駅からスタート。駅のすぐ前には駐車場も用意されています。そこからしなの鉄道をまたいで一路南下。その先にある北陸新幹線もくぐり抜けて国道18号(軽井沢バイパス)を東に向かいます。その途中にはさっそく千住博美術館がありますが、こちらは帰路でも訪れることができるのでまずは先を急ぎましょう。
塩尻の交差点を右折して南に向かうと塩沢通りに入ります。この辺りは坂道が続き見通しの悪いカーブも多いので注意が必要。すると目の前が開けて左手には塩尻湖が見えてきます。ここから先はミュージアムが豊富でほかにもカフェやレストランがあり休憩も取れます。
さらに進むと風越公園があらわれ、園内の軽井沢町植物園では軽井沢高原に自生する植物などを見学することも可能。入園料は1人100円で乳幼児は無料となっています。なおここまでの距離は約4キロなので、ゆっくり散策しながらサイクリングを楽しむことができるでしょう。
その先にある風越公園前の交差点を左折して、反時計回りに周回するコースを走ります。途中には多くのお店やペンション、カフェなどが並び、途中にはあさま山荘事件の顕彰碑(治安の礎)といった慰霊碑も建てられています。
その後は再び塩沢湖を経由して元来た道を戻りますが、帰路では塩尻湖にある軽井沢タリアセンに寄り道してみるのはいかがでしょうか。ここは美術館や遊戯施設、レストラン、ショップなどが集まった総合的リゾート施設で、イングリッシュガーデンに咲き誇るバラや、湖畔にたたずむ睡鳩荘で水鳥が戯れる様子などを見ることができます。またレストラン施設も充実しているのでランチをいただくのもおすすめ。
こうして再び中軽井沢駅までたどり着く、文化エリアのサイクリングコースにかかる所要時間は約1時間50分。塩沢通りはカーブが多く坂道になっており、意外とクルマの通行量も多いので注意が必要です。その先には塩沢湖をはじめとする観光施設が点在しているので、ゆっくりと観光を楽しみながらサイクリングを楽しみたいという方におすすめです。
住所:北佐久郡軽井沢町大字長倉(中軽井沢駅)
中級者向け
飯綱から黒姫へ高原をめぐるサイクリングコース(いいづまからくろひめへこうげんをめぐるさいくりんぐこーす)
飯縄山の麓にある牧場から黒姫高原へと向かう長野ならではの高原ルート。延長は60.1キロとやや長丁場で、標高差も400メートル近くあるコースです。
出発点となるのは、しなの鉄道の牟札駅。駅前には4つの駐車場があり、そのうち第1および第2駐車場は無料で利用することができます。駅をスタートしてからは県道60号を南下して飯綱町を周遊します。途中にはおよそ1,500本もの桃の花が咲き乱れる景勝地の丹霞郷や袖之山のしだれ桜という名所などがあり、車上からでも美しい景色を満喫することが可能。
さらに進んで今度は妙高戸隠連山公園を左に見ながら坂を上り始めましょう。するとおよそ10キロほど進んだところで牧場エリアが見えてきます。その先で今度は県道36号に向かい黒姫高原へ向かいます。
標高の高い黒姫高原は空気の澄んだ道の続く気持ちの良いルートで、そこを進んだら今度は上信越道の信濃町IC方面へ向かいます。付近には道の駅しなのがあり、雄大な黒姫山や妙高山の景色を眺めながら山菜そばやそば団子といった食事をすることができます。軽食には信州名物のおやきもあるので小腹を満たすのにもおすすめです。
道の駅しなのからゴールの牟礼駅までは約20キロで、その道程はゆったりとした下り坂が続きます。そして途中にあるいいづなアップルミュージアムを過ぎればラスト10キロという道のりですが、ここでワインディングと上り坂が待ち構えていますので注意しましょう。
雄大な山のふもとを走る高原ルートにかかる所要時間は約5時間。道程は細かな起伏が多く、実際に走ってみると想像以上に疲れるルートなので、中級者以上のサイクリストにおすすめです。
住所:上水内郡飯綱町大字牟礼(牟礼駅)
歴史のロマンあふれる戸倉上山田温泉コース(れきしのろまんあふれるとぐらかみやまだおんせん)
歴史好きなら誰でも知っている川中島古戦場を起点とした延長42.8キロの中心者向けコース。歴史に想いを馳せながら軽快なサイクリングロードを経由して向かうのは、戸倉上山田温泉にあるカラコロの足湯。疲れた足を癒してくれる気持ちの良いコースです。
スタートは川中島古戦場史跡公園から。ここには156台もの無料駐車場が用意されており、3月から11月末までは朝8時30分から午後9時まで利用することができるようになっています。
出発後は千曲川沿いを走るサイクリングロードで一路カラコロの足湯を目指します。この千曲川サイクリングロード沿いには典厩寺など名所が多く、春には多くの花が色鮮やかな景色を見せてくれます。また一目で多くの花を見渡せることから一目十万本といわれる千曲市森のあんずも近くにあるのでちょっと立ち寄ってみるのもおすすめです。
目的地となるカラコロの足湯は、美白の湯として有名な戸倉上山田温泉にある水と緑の公園内にあり、誰でも無料で温泉に足を浸すことが可能。営業時間は朝7時から夜9時までとなっています。
帰路も往路と同じくサイクリングロードを北上しますが、途中の赤坂橋を渡って国道403号を東に進むと、真田十万石の城下町として栄えた松代の町並みが見えてきます。ここには真田家ゆかりの史跡が多く残っているので、観光を楽しんでみるのはいかがでしょうか。
松代から帰着点の川中島古戦場史跡公園まではおよそ3.5キロ。42.8キロの全道程にかかる所要時間はおよそ2時間10分です。コースの起伏は比較的平たんでカラコロの足湯までゆっくり上り、帰路はゆっくり下がるといった感じになっています。
住所:長野市小島田町(川中島古戦場史跡公園)
忍者の里としても有名な戸隠を巡るコース(にんじゃのさととしてもゆうめいなとがくれをめぐるこーす)
長野県ならではの高原を駆け抜ける軽快なヒルクライムコース。走行距離は23.2キロと短めですが、高低差が500メートル近くもあり起伏に富んでいるのが特徴です。
出発点は小天狗の森駐車場から。無料で使える駐車場で、奥には大座法師池やアスレチック施設などもあります。そこから県道506号(戸隠バードライン)を北上しますが、この道は2.1キロに渡って平均勾配3.8%という上り坂が続きます。坂を登り切るとしばらく下りになり、宝光社側林道の入口に到着。ここを左に曲がり時計回りに進んでいきますが、道幅が狭いので注意しながら進みましょう。
林道入口から3キロほど進むと鏡池に到着しますが、この道程は平均勾配5.5%とかなりきつめ。スローペースでゆっくり上り切ってください。鏡池は標高1,200メートルにあり、戸隠連峰を鏡のように映し出すことからその名がつけられており、四季折々の風景が楽しめます。
麓にはフランス・ブルターニュ地方の伝統料理「ガレット」や信州の果物を使ったケーキやドリンクが味わえるどんぐりハウスがあるのでこちらで休憩するのはいかがでしょうか。
鏡池を出発し、再び時計回りに進むと今度はコースが下り坂に。マイナス3.6%という勾配で思った以上にスピードが出るので注意しながら進みましょう。その途中には戸隠神社中社があり、この一帯はかつて忍者の里としても知られていました。またこの近くには戸隠観光情報センターもあるので立ち寄ってみるのもおすすめです。
その後再び林道入口に到着したら戸隠バードラインを下ります。こちらも途中にマイナス4.6%という急勾配のため、スピードの出しすぎには要注意が必要です。
季節によってさまざまな表情を見せ高原植物なども楽しめるこのコースの所要時間はおよそ1時間30分。見通しの悪い場所や道幅が狭いところも多くアップダウンも激しいので、ある程度脚力のある中級者におすすめです。
住所:長野市大字上ケ屋2471-608(小天狗の森駐車場)
秘境、鬼無里を大望峠から望む絶景コース(ひきょう、きなささとをだいぼうとうげからのぞむぜっけいこーす)
秘境、鬼無里を一望できる大望峠に挑むヒルクライムコース。全長45.8キロというロングコースに加えて標高差が1000メートル近くもあり、中級者以上のサイクリストにおすすめのチャレンジコースです。
鬼無里は、鬼女・紅葉伝説、一夜山の鬼といった伝承が残る秘境として有名。起点の鬼無里の湯はホテルやコテージが並ぶ国民宿舎施設で日帰り入浴も可能です(大人510円)。ここにある無料駐車場を使って、いよいよヒルクライムコースが始まります。
曲がりくねった国道406号は、勾配マイナス1.8%の下り道なので焦らずにゆっくりと進みましょう。途中にあるいろは堂そば処鬼無里では名物の十割蕎麦のほかにダムカレーといった変わり種もあり。その先にある鬼無里神社を左に折れて県道36号に向かえば、今度は一転して平均勾配5%の上りが続きます。そして大望峠に近づくにつれ勾配はどんどん急になり、最後はなんと平均11.8%の急勾配が500メートルも続きます。
そうしてやっとの思いでたどり着いた大望峠からは、遠く北アルプスの稜線や戸隠連峰、鬼無里の一夜山などを一望できる大パノラマを望むことができます。この景色を見ることができるならここまでの長く険しい道のりも苦にならないはず。出発点から大望峠までは16キロ弱、1時間弱の所要時間がかかります。
さらに県道36号を進み戸隠エリアへと自転車を進めましょう。その先には戸隠神社中社があり、ここには樹齢700年を超える御神木を見ることができます。また周囲には名物の戸隠蕎麦が食べられるお店や観光情報センターもあるので、観光を楽しむのもおすすめです。
同じ道程を辿って帰路に着くこのコースにかかる所要時間は約2時間50分。このコースの一番の見どころはなんといっても大望峠から眺める絶景で、険しい道のりを経てたどり着いた方だけが味わえるご褒美となっています。
住所:長野市鬼無里日影8855(鬼無里の湯)
上級者向け
北アルプスの絶景を望むロングヒルクライムコース(きたあるぷすのぜっけいをのぞむろんぐひるくらいむこーす)
長野県でしか見ることができない北アルプスの大絶景を望むコースです。走行距離95.2キロというロングライドにくわえ、標高差も1,700メートル近くあるというアップダウンを繰り返す道程が特徴です。
まずは長野市に近いところにある道の駅 中条からスタート。ここには無料駐車場が50台完備されています。ここから道の駅おがわを経由して県道36号(小川アルプスライン)へ向かいましょう。その先にはアルプス展望台や高山寺三重塔といった見どころが満載ですが、ここまではつづら折りの道が続くだけでなく最大勾配14%という上り坂が待ち構えていますので焦らずゆっくりと進みましょう。
その先を進めば先ほど紹介した鬼無里があり、今度は国道406号へ入り裾花川沿いを進みます。この国道は途中でいくつものトンネルがあるので、しっかりとライトを点灯し対向車に気をつけながら進みます。途中には鬼無里の湯があり日帰り入浴も可能です。
さらにその先にあるいくつかのトンネルをくぐり抜けると白馬村へ到着。その途中にある標高1000メートルの峰方峠の白沢洞門からは美しい北アルプスの絶景を眺めることができます。この峰方峠までは急勾配のアップダウンが連続する上に道幅も狭く曲がりくねっているので、細心の注意が必要です。
さらに国道406号を進むとJR大糸線の白馬駅に到着。近くには白馬ジャンプ競技場や大出の吊橋といった観光スポットもあります。
その先は国道148号をJR大糸線に沿って南下。途中にある青木湖や木崎湖の湖畔を軽快に走行するとJR大糸線の北大町駅があり、その手前を左に折れて県道31号へ。再び最大勾配11.7%という急な上り道を進むとその先には道の駅ぽかぽかランド美麻があり、ここでも日帰り入浴が可能です(大人600円)。ここから帰着点の道の駅中条まではゆったりとした下り坂が続きますのでご安心を。
全道程100キロ弱、所要時間は約5時間、標高差1,700メートルというハードなコースはまさに上級者にうってつけ。険しい道のりを達成したときの爽快感は格別です。
住所:長野市中条住良木1704(道の駅 中条)
風光明媚な観光地はもちろん、日本アルプスの麓に広がる大自然が生み出す絶景が楽しめる長野県のサイクリングスポット。観光のついでに利用できる散策コースから本格的なヒルクライムコースまで、初心者でも上級者でも楽しめる多様なコースが揃っています。