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乗るなら、どれ?高級SUV5ヶ国対抗戦
価格は軽く1,000万円オーバー、ボディの長さは5メートル以上、車重は2.5tクラス…ひと昔前なら、とてもSUVとは思えないスペックですが、それらのオフロード性能はクロスオーバーSUVの比ではありません。テクノロジーも仕上げも最新最上級。さらにレザーシートは、クラフトマンのハンドメイド。泥で汚れるのに、なぁんて気にするのは愚の骨頂。そんな極上ラグジュアリーの世界を覗いてみましょう。
更新日2020/10/07走りはランクル、もてなしはレクサス。日本の高級SUV:レクサス LX570
日本を代表するラグジュアリーSUVが、レクサスLX570です。ベースはランドクルーザー200なので、全長5,080mm×全幅1,980mm×全高1,910mmのボディサイズに、ホイールベース2,850mm、最低地上高225mmもほぼ同じです。
ランクルより全長が少し長いのは、オーバーハング部分のスタイリングによるもので、全高が低いのもLX570はルーフレーを持たないからです。
インテリアは7つのレザーシートも含め、レクサスらしく上品で、デザインも仕上げもやはりランクルをひと味もふた味も異なるもの。
エンジンも同様で、車名にもなっている通り、自然吸気ガソリン5.7LのV8DOHC32バルブが搭載されます。最高出力277kW(377PS)/5,600pm、最大トルク534Nm(54.5kgm)/3,200rpmは、ランクルに対して排気量でプラス1.1L、出力はプラス43kW、トルクはプラス74Nmです。
高速クルージング時の快適性・低騒音を狙って、トランスミッションはランクルよりも2速多い8AT(2速副変速機付き)です。
さらにトルセンLSD付きセンターデフのフルタイム4WD、悪路走行用モードのマルチテレインセレクト(セレクトモード付き)、車高調整&リアルタイム可変ダンパーのサスペンション、先進安全運転者支援システム”Lexus Safety System+“など、オフロード性能を犠牲にせずに、文句なしに快適でラグジュアリーなハイエンドSUVに仕上がっています。
価格は、ランクルの最上級モデルよりも約450万円高い、1135万6481円です。
Gクラスにはない走りの質が魅力:メルセデス・ベンツ GLS
GSLは、メルセデスが誇る最新フラッグシップSUVです。クロスカントリーモデルのGクラスとは異なる都会派SUVですね。
2019年にモデルチェンジした新型GSLは、最高出力243kW(330PS)を発揮する2.9L直6DOHC24バルブディーゼルターボのGSL 400 d 4MATICと、360kW(489PS)を発揮するガソリンの4.0L V8DOHC32バルブツインターボ(ISG付き)のGSL 580 4MATIC Sportsの2モデル展開で、いずれも駆動方式はフルタイム4WDです。
電気系は48Vシステムで、アクティブサスペンションの“Eアクティブ ボディ コントロール”や、“MBUX(メルセデス・ベンツ ユーザー エクスペリエンス)など、最新の安全運転支援システムの精度&レスポンスが高いのも特徴です。
ボディサイズは、GSL 400 d 4MATICが全長5,210mm×全幅1,955mm×全高1,825mm、GLS 580 4MATIC Sportsが全長5,213mm×全幅2,030mm×全高1,923mmで、ホイールベースは3,135mm。200mm(日本仕様)の最低地上高に、オフロードパッケージも用意するなど、オフもけっして犠牲にしていません。
フルサイズSUVですが、走りは取り回しのしやすさ、スポーツ性などさすがにメルセデスらしいもので、質実剛健さとしっかり感があります。
インテリアはラグジュアリーですが、嫌味のない実用性に富んだドイツ車らしいものになっています。価格はGSL 400 d 4MATICが1263万円、GLS 580 4MATIC Sportsが1669万円。さらに上を求める方には、AMG仕様も用意されています。
GL兄弟の長男!メルセデス・ベンツの最上級SUV、GLSクラスとは?
SUVでも官能の世界がある:マセラティ レヴァンテ
イタリアのレーシングスポーツの名門マセラティ初のSUVが、レヴァンテです。2016年にV6エンジン搭載のモデルが発売され、その後 V8エンジンが追加されました。
グラントゥーリズモの魂の開拓を掲げているメーカーなので、SUVもイタリアの熱い情熱が全身で感じられます。
エンジンは、バンク角60度の3.0L V6DOHC24バルブツインターボと、バンク角90度の3.8L V8DOHC32バルブツインターボで、いずれのエンジンもこれまでのマセラティ同様に自社で設計し、フェラーリのマラネッロ工場で製造されています。
なかでも最強のV8エンジンは、最高出力434kW (590PS)/6,250rpm、最大トルク734Nm/2,500rpmで、0-100㎞/h加速3.9秒、最高速304㎞/hと、SUVの枠を飛び越えスーパーカーの領域。官能のエキゾーストノートは、マセラティならではです。
トランスミッションは全モデル8AT。この他に3.0L V6DOHC24バルブターボディーゼルも用意されています。
駆動方式はフルタイム4WDで、前後トルク配分やトラクションコントロールなど最新装備満載で、リアデフにはトルクペダリング機構と機械式LSDを装備してオフロードでの走りも忘れていません。
インテリアはイタリアンデザインの神髄が見られ、レザーシートのステッチはもはや芸術品です。全長5,000/5,020mm×全幅1,985mm×全高1,680/1,700mm。価格はディーゼルが1002万円、ガソリンが1100~2035万円です。
アメリカが誇るこの”大きさ”とV8エンジン:キャデラック エスカレード
キャデラックのフルサイズSUVエスカレードは、エクステリアもインテリアもさすがアメリカンという堂々とした豪華さが魅力です。現行モデル(~2020年型)はヘッドランプが縦型で、間もなく販売される2021年型から横型に変わります。
ボディサイズは、現行型が全長5,195mm×全幅2,065mm×全高1,910mmで、2021年型は室内の快適を増すため少し大きくなって全長5,382mm(ロングボディは5,766mm!)×全幅2,059mm×全高1,948mm(ロングボディ:1,942mm)です。
どちらも丈夫さを優先したラダーフレームですが、リアサスペンションは現行型がリジッドアクスルだったのに対して、2021年型は舗装路での乗り心地を重視して4輪独立懸架を採用しています。
駆動方式はセレクタブル4WDで、フルタイム4WD、2WD(FR)、パートタイム4WD(H/Lレンジ)が切り替え可能です。
最高出力313kw(426PS)を発生する伝統的なプッシュロッド式OHVの6.2L V8エンジンは2021年型でも採用されまますが、2021年型には新しく3.0Lの直6ディーゼルターボが加わります。
V8エンジンのトランスミッションは、2020年型までは8ATで、2021年型から10ATに進化しました。
また、高速道路でハンズフリーが可能なスーパークルーズなどの運転者支援システムも最新装備を満載。アメリカの高級住宅にいるようなインテリアと豪華なサウンドシステムなど、いかにもキャデラックです。価格は2020年型で1377万円です。
ディーゼルモデルが初登場!先進技術満載の新型キャデラック エスカレード
砂漠の上を走る魔法の絨毯。V12の極上の滑らかさ:ロールスロイス カリナン
「魔法の絨毯のような乗り心地」をオフロードでも味わえるというロールスロイス初のSUVで、初の4WDがカリナンです。
世界の高級車=ロールスロイスですから、なにからなにまでラグジュアリー。フロントには同社のアイデンティであるグリルデザインに“スピリット・オブ・エクスタシー”が鎮座しています。
車体はモノコックでもラダーフレームでもなく、アルミ製スペースフレームのアーキテクチャー・オブ・ラグジュアリー。
とはいえ、昔のレーシングポルシェのようなパイプで組んだものではなく、プレス材や太い角断面押し出し材など、さまざまな部材で構成されたもので、このうえにボディパネルが装着されます。メルセデス・ベンツ、アウディ、ホンダなどのスポーツカーやWRCカーでも使われいる構造です。
駆動方式はもちろんフルタイム4WDで、開発に際しては、ダート、がれ場、砂漠など、本気のオフロードテストを重ねています。
エンジンはガソリン6.75L V12DOHC48バルブツインターボで最高出力420 kW( 571PS)/ 5,000 rpm、最大トルク850Nm/1,600rpmを発生。トランスミッションは8ATです。
ボディは全長5,340mm×全幅2,000mm×全高1,835mmで、ホイールベース3,295mmというサイズながら、室内は4/5人乗り。
バックドアを開けると折り畳みシートとカクテルテーブルが出てきたり、インテリアのカラーにSUVなのにホワイトが用意されたりは、ロールスロイスらしいところです。
価格は3,920万円。最高出力を441kW(600PS)まで引き上げた、ゴージャスな仕様ブラックエッジは4,530万円です。
イギリスを代表するブランドが作ったSUV ロールス・ロイス カリナンとベントレー ベンテイガをチェックする
ここまでくると、もはやハイエンドモデルではなくアンリミテッドモデルですね。オフロード性能も高いのには驚きです。
ダカールラリーが、パリダカールと呼ばれていた時代。観戦に来ていたヨーロッパのセレブたちが、砂漠で冷えたシャンパンを飲んでいましたが、そういう余裕の遊び心を提供できるのが、こういった高級SUVなんでしょうね。