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ムラーノ、スカイライン クロスオーバーなどかつて販売されていた日産のSUV6選

現在、日産のSUVには、エクストレイルとジュークがありますが、過去に販売されていた車種にも魅力的な車種ががたくさんありました。今回は、そんな日産の古いSUVを振り返ってみましょう。

更新日2019/06/20

ムラーノ

日産 ムラーノ

ムラーノは2002年に北米市場向けに発売されたクロスオーバーSUVです。2003年の東京モーターショーでの展示で好評を博し、2004年には国内市場に投入。初代モデル(Z50型)は2008年まで、最終モデルとなった2代目(Z51型)は2015年まで生産されました。

エンジンは、いずれも2.5L 直列4気筒ガソリンエンジン(QR25DE型)、3.5L V型6気筒ガソリンエンジン(VQ35DE型)を搭載。2010年には欧州仕様のみ2.5Lディーゼルを積んだグレードも用意されました。

北米市場では、2011年にルーフを撤去し電動の幌をセット、2ドア化してスペシャリティ志向を強めた、クロスカブリオレ(Cross Cabriolet)も投入。日産におけるスタイリッシュSUVの先駆けでした。

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スカイライン クロスオーバー

日産 スカイラインクロスオーバー 2009

2007年12月、世界のSUVブームにいちはやく反応したインフィニティブランドが発表したスタイリッシュSUV、EX35を日本に持ち込んだのが、スカイライン クロスオーバーです。

スカイラインと名乗るものの、共通部品はプラットフォーム以外ほとんどなく、日本市場での反応はかんばしくありませんでした。とはいえ、3.7L V型6気筒ガソリンエンジン(VQ37VHR型)によるパワフルな走りはスカイラインの名に恥じないものでした。

2016年に1代限りで生産中止という悲運のモデルでしたが、現在の各メーカーのSUVラインナップを見ると、時代が早すぎた感もあります。

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サファリ

日産 サファリ

サファリといえば西部警察での活躍を覚えている方もいらっしゃるでしょう。日産を代表するSUVのひとつで、現在でも海外ではパトロールという名称で販売されています。

デビューは1980年ですが、そのルーツは1951年発売の4W60型パトロールまでさかのぼります。サファリは、パトロールのラダーフレーム、リジッドアクスル、直列6気筒エンジンなどを継承した後継モデルで、4W60型から数えると3代目にあたります。

サファリの2代目は1987年のデビューで、フレーム、サスペンションを一新。国内のRVブームもあって、販売を伸ばしました。

最終モデルは3代目となるY61型で、1997年~2007年まで生産されていました。その走破性と耐久性から新興国などで人気を博していたようです。最終モデルには直列6気筒DOHCガソリンエンジン(TB48DE型)を搭載、マニュアルモード付フルレンジ電子制御5速オートマチックといった当時の最新技術も搭載し、技術の日産らしいモデルとなっていました。

 

テラノ

日産 テラノ

1986年8月デビューのテラノ。北米では、パスファインダーの名前で販売されたSUVです。

当初は、ダットサントラック(D21型)をベースとし、2ドアボディに2.7L 直列4気筒OHVディーゼルエンジン(TD27型)を搭載した、ハードなオフロードモデルといった趣でしたが、翌年には3.0L V6ガソリンエンジンとATを、1989年には4ドアモデルをそれぞれ追加。日常的な使い勝手を高めたことで、人気となりました。

1995年にはモデルチェンジが敢行され、ボディは4ドアのみの設定。電子制御トルクスプリット式フルタイム4WDシステム(オールモード4X4)の採用や日本初となるキセノン ヘッドライトの採用など、新機能を盛り込んだ1台となっていました。

パワーユニットには2.7L 直列4気筒ディーゼルエンジン(TD27ETi型)、3.3L V型6気筒OHC(VG33E型)に加え、1996年には 3.2L 直列4気筒OHVインタークーラー付ディーゼルエンジン(QD32ETi型)を追加。1999年にはQD32ETi型が、3.0L 直列4気筒DOHCインタークーラー付ディーゼルターボ(ZD30DDTi型)に刷新を行っています。

2代目は2002年まで生産、2004年発売のムラーノが後継モデルにあたります。ただし、テラノの名前は、2013年にインドで発売された小型SUVで復活。現在も販売が続けられています。

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ミストラル

日産 ミストラル 1995

ミストラルは、スペインの日産モトール・イベリカが、1993年から生産していたテラノIIを逆輸入で販売したモデルです。

本国でのエンジンは、2.7L 直列4気筒ディーゼルターボ(TD27Ti型)、2.4L 直列4気筒のKA24S型ガソリンエンジンの2種類が用意されていましたが、日本では2.7L 直列4気筒ディーゼルターボのみで、トランスミッションは4速ATでした。

日本では1999年で販売終了となりましたが、欧州では2006年まで販売されていました。

デザインはもちろん、その生い立ちも個性的なモデルであったといえるでしょうね。

 

デュアリス

日産 デュアリス

2007年に登場したSUVモデル、デュアリス。デュアリスがロボットに変形するテレビCMを覚えている方もおられるかもしれません。もとは欧州で発表され、キャシュカイというネーミングでデビュー、日本とオーストラリアではデュアリスとして販売として販売されました。

駆動方式はFFと4WDから選べ、4WDにはエクストレイル(初代T30型)と同じオールモード4X4を採用。足回り含め非常に完成度の高いモデルでした。国内仕様は2.0L 直列4気筒ガソリンエンジン(MR20DE型)のみの設定。

エクストレイルがアクティブなイメージなのに対し、デュアリスは都市型SUVモデルというイメージが与えられていました。2014年に販売終了、2代目はエクストレイルと統合されています。

 

現行のエクストレイルやジュークは、完成度の高いモデルですが、過去のさまざまなチャレンジがあってこそ。その上に、完成したモデルということがお分かりいただけると思います。今後の日産のSUVモデルの展開にも注目したいですね。

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