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BMW M社が販売するBMW X5M、X6Mの通常モデルとの違いとは?



BMW M社は、BMWのエンジンやシャシーに独自のチューニングを施し、ベース車とはまったく別物ともいえる高性能スポーツモデルを手がける会社です。モータースポーツで名を馳せたM3や、GTカテゴリーで活躍するM6がその代表ですが、変り種といえるのがSUVのX5 MとX6 Mの2台。BMWM社の手がけたSUVは、どんなパフォーマンスが与えられているのでしょうか? X5 MとX6 Mについて紹介します。




更新日2019/07/19

X5M・X6Mってなに?

BMW X5 M、X6 M

BMWのSUVモデルであるXシリーズには、奇数のSAV(=スポーツ・アクティビティ・ビークル)と、偶数のSAC(=スポーツ・アクティビティ・クーペ)が存在します。X5とX6は、同じシャシーを使うSAVとSACとして、プレミアムなアッパーミドルクラスSUVのランドマーク的存在です。

そのX5とX6をベースに、BMW M社が2009年より販売しているモデルが、X5 MとX6 Mです。

2019年4月現在、販売されているのは、2014年にフルモデルチェンジを受けた2代目。搭載エンジンは、どちらも4.4LのV型8気筒Mツインパワーターボで、最高出力432kW(575ps)、最大トルクは750Nmを発生しています。

BMWの4WD史上もっともパワフルなエンジンを搭載したX5 MおよびX6 Mは、ゼロスタートから時速100kmまで、わずか4.2秒で到達するという優れた動力性能を実現しました。

トランミッションには、Mモデル初となる8速のMスポーツトランスミッションを採用。

3種類のシフトプログラムが用意され、快適性重視からスポーツ性優先まで、ドライバーが任意で切り替えることが可能となっているほか、それぞれのギヤのレシオが近いため、エンジンの効率が良い回転数をより長く維持して走行することによって、燃費向上にも貢献しています。

駆動方式は、BMWを独自の4WDシステム、xDriveをM専用にチューニング。さまざまな路面状況で、卓越した運動性能を発揮するようセットされています。

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SUVらしさが感じられるX5M、スポーティーなX6M

BMW X5 MX5 M

X5 Mのボディサイズは、全長4,895mm×全幅1,985mm×全高1,755mm、ホイールベースは2,935mm。X6 Mは、全長4,925mm×全幅1,990mm×全高1,690mm、ホイールベースは同じ2,935mmで、車両重量はX5 Mの2,360kgに対し、X6 Mは2,330kgと、X6 Mのほうが30kgほど軽くなっています。

BMW X6 MX6 M

エクステリアのフロントには、堂々としたエアインテークと、ダブルバーが特徴的なM専用のキドニーグリルを採用。さらに、フロント、サイド、リアに装備されるエプロン、張り出したホイールアーチと20インチアルミホイールなどが、力強さを際立たせると同時に、X6Mはクーペのようにテールゲート後端に向けて下降するエレガントなルーフラインが、躍動感を強調しています。

言い換えれば、ひと目見て本来のSUVらしさを感じられるのがX5M、スポーティーな印象が強いのはX6Mと言えるでしょう。

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衝突回避・被害軽減ブレーキ、レーンチェンジデパーチャーウォーニングなどの安全装備を搭載

歩行者探知機能付きの衝突回避・被害軽減ブレーキや、車線逸脱をドライバーに警告するレーンチェンジデパーチャーウォーニング、衝突の危険性検知した際にフロントのシートベルトを引き締めるとともに、ウインドウやサンルーフを自動的に閉めて乗員を保護するアクティブプロテクション、斜め後方から接近してくる車両をドライバーに警告するレーンチェンジウォーニング。

また、エアバックが開くような事故が起こった際に、車両からSOSコールを発信。車両情報、位置情報、衝突状況などの情報をコールセンターへの音声接続とtともに行うBMW SOSコール、スマホを利用して車両を遠隔操作できるBMWリモートサービス、BMWオンライン、BMWテレサービスなども、標準装備されます。

X1〜X6まで、BMWが網羅的にSUVを展開するのはなぜ?

 

X5 MおよびX6 Mは、アウトドアシーンはもちろんロングドライブでも活躍するモデルです。他のMモデル同様、そのたたずまいはあくまでもさり気なく、ぱっと見では通常のX5(X6)と見分けがつかない方も多いと思います。しかしひとたび心臓に火が入れば、ちょっとしたスポーツカーも圧倒するパフォーマンスを発揮します。それでいて大人5人が余裕をもって乗れる上質な室内をあわせ持つ高性能SUVの代表的なモデルなのです。

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