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VWのSUV、トゥアレグの魅力とは?
フォルクスワーゲンのSUVであるトゥアレグの3代目は、ジュネーブモーターショー2019にて初公開され、今後の動向が注目されています。ここであらためてVWの「トゥアレグ」の魅力を確認してみましょう。
更新日2019/05/09カイエンと同じ?トゥアレグの意外な姉妹車
トゥアレグは2002年に初代が発表された、比較的新しいクルマです。このクルマには、ポルシェ社からフォルクスワーゲン社への、SUV共同開発の打診により誕生した、という背景があります。
両社はタッグを組み、プラットフォームを共用する姉妹関係のクルマを開発することになりました。その後、ポルシェからはカイエン、フォルクスワーゲンからはトゥアレグが誕生したのです。
これは、当時スポーツカーしかラインアップになくSUVを保有したかったポルシェと、プレミアム路線へブランドを進化させたかったフォルクスワーゲン、両社の思惑が一致した結果です。
その後も、姉妹関係は続き、2010年にフルモデルチェンジをした2代目トゥアレグも、カイエンとプラットフォームを共用しています。フォルクスワーゲンの代名詞ともいえるクルマ「ゴルフ」から派生するフォルクスワーゲンの他車とは、全く違なるテイストのクルマなのです。
トゥアレグの特徴は?
昨年まで販売されていた2代目「トゥアレグ」を紹介していきます。ボディサイズは、全長4,795㎜、全幅1,940㎜、全高1,710㎜という堂々たる大きさです。
エンジンはV6 3リッターのスーパーチャージャー付ハイブリッドシステム、3.6リッターガソリンエンジン、そしてV6とV8のディーゼルエンジンをラインナップします。
特にハイブリッドエンジン仕様は、フォルクスワーゲンで初めてのハイブリッド車として話題となりました。また、トゥアレグのトランスミッションには、フォルクスワーゲンのお家芸でもあるDSGは搭載されず、レクサスLSと同じアイシンAW製の8速ATが搭載されます。初代トゥアレグでもDSGの採用はなく、多段式ATを用いています。
走りはパワフルかつ滑らかであり、DSGにある変速ショックやギクシャクした感じが全くありません。フォルクスワーゲンの中では異色なクルマですが、その完成度は高く、高級SUVとして申し分のないクルマでした。
ジュネーブモーターショー2019で発表されたVWの市販モデルを紹介
3代目「トゥアレグ」がもうすぐ登場
現在、フォルクスワーゲンのホームページからトゥアレグの名前は消えています。これはフルモデルチェンジを控えているためです。2019年3月5日のスイス・ジュネーブモーターショーで、フォルクスワーゲンは3代目に当たる「トゥアレグV8 TDI」を発表。4.0L V8エンジンを搭載し、最高出力は421馬力を誇ります。
市販化モデルに非常に近く、全長4,880㎜、全幅1,985㎜、全高1,700㎜と、先代の2代目「トゥアレグ」よりもさらに長く、幅広くなっています。プラットフォームはアウディQ7と共用し、車両全体にアルミ材を48%も使用することによって、100㎏以上の軽量化を達成しました。
新型のパワートレインはプラグインハイブリッド、ディーゼルターボ、ガソリンターボと豊富にラインアップされます。トランスミッションはDSGではなく、8速ATとなっています。
また、センターデフロック付きのAWDが採用され、オフロードでの走行性能も非常に高いです。
静かで滑らかでハイパワーという、高級SUVとしての走行性能の高さに磨きをかけ、オフロードでも真価を発揮できるトゥアレグ。多くのライバルが乱立する大型SUVの中でも、期待ができる新型モデルとなりそうです。
欧州では既に販売が始まっている新型トゥアレグですが、前評判も高く、先代からのキープコンセプトで正常進化をしているクルマです。秋に予定されている日本導入が待ち遠しい、期待の大型SUVとなるでしょう