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レクサスのグローバル販売の起爆剤となったレクサス NX

いま、世界中で売れ筋となっているのがコンパクトSUVです。居住性が高いばかりでなく、ロードクリアランスが確保されているので整備されていない道路でも比較的安心して走れ、また、アイポイントが高いため運転がしやすく、そして何よりカッコイイのが特徴のコンパクトSUVが、いま世界中のブランドから販売されています。ここでは、日本が誇る高級ブランド、レクサスのコンパクトSUVであるNXを見てみましょう。

更新日2019/06/21

中国でワールドプレミアされたNX

2013年9月に開催されたフランクフルトモーターショーにおいて、後のNXとなるコンセプトカー、LF-NXが発表されました。エクステリアは、SUV特有の力強さを表現しながら、エモーショナルな走りを予感させるフォルムされ、スピンドルグリルや、ヘッドランプから独立させたL字型のクリアランスランプなどがレクサスのアイデンティティを体現していました。

特に、スピンドルグリルを起点に描かれたシャープさと力強さを兼ね備えたデザインは衝撃を与えました。このLF-NXはコンセプトカーではありましたが、市販車版が間もなく登場することは疑いありませんでした。そして翌年の2014年4月、上海モーターショーにおいて、NXがワールドプレミアされたのです。

レクサス初のコンパクトSUVは、その後日本をはじめとする世界各国で展開されることになりますが、世界初公開の場が中国であることは、レクサスの強い意志を感じられずに入られません。2000年代は中国やロシア、インド、ブラジルといったBRICsと呼ばれる国々や、NEXT11と呼ばれる東南アジアを中心とした国々の成長が著しい時代でした。こうした国々の人々が欧米や日本の高級車を所有することのできる富を手にした一方で、交通インフラが整っていない地域も多く、快適に走行できる環境がありませんでした。

そういった背景もあり、SUVスタイルのクルマが重宝されるようになったのです。中国も、上海などの大都市は交通インフラが整備されていますが、郊外や地方都市ではまだそうではない地域も少なくないのです。NXはそうした市場を狙って、上海モーターショーで発表されたのだと考えられるでしょう。

ちなみに、日本での販売は2014年7月からとなっています。

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NXにはレクサス初となるターボエンジン搭載グレードも

NXには、2AR-FXE型エンジン搭載のハイブリッドモデルであるNX300hと、8AR-FTS型エンジン搭載のレクサス初のターボモデルNX200tの2つのグレードが用意されています。それぞれFFまたはAWDが選択可能なほか、バージョンとして、標準仕様、「I Package」、「Version L」、「F SPORT」の4種が用意されています。サイズは全長4630mm×全幅1845mm×全高1645と、日本国内でも扱いやすいものとなっています。発売当初の価格は428万円からと手頃でした。

レクサスは、NXを「『プレミアム・アーバン・スポーツ・ギア』をコンセプトに、都会を機敏に駆け抜ける高い走行性能と、SUVらしい力強さを兼ね備えたモデル」としています。ここでいう「ギア」とは「装備・装具」という意味ですが、レクサスではさらにそこに「格好いい道具」という意味合いを含ませています。それを裏付けるように、エクステリアは、スピンドルグリルを起点に、人が乗るキャビンの前後を大胆に絞り込んだ菱形のボディと力強く張り出したホイールフレアを融合させ、タイヤの存在を強調、SUVとしての力強さを表現しています。インテリアは、コンセプトを感じさせる構造美と素材感を、センタークラスターのフレームなど金属質感のダイナミックな骨格と革調素材の構成で具現化しています。

新開発の2.oL ターボエンジンは、ツインスクロールターボチャージャーと可変角を拡大したDual VVT-iWを組み合わせるとともに、最適な燃焼効率を実現するD-4STを採用することで、低回転域から強大なトルクを発生させ、滑らかで爽快な加速フィーリングを生み出しています。また、ハイブリッドモデルでは、熱効率を追求した2リットルアトキンソンサイクルエンジンと高トルクモーターを内蔵したハイブリッドトランスミッションを組み合わせ、クラストップレベルの低燃費(JC08モード走行燃費21.0km/L)を実現しています。

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2017年9月、マイナーチェンジ

レクサスの目論見通り、NXはRXとともに、レクサスのグローバル販売を牽引するモデルへと成長しています。国内では、2017年9月にマイナーチェンジが施され、新世代のスピンドルグリルなどより洗練されたエクステリアデザインとなったほか、安全運転支援機能の強化などが図られました。また、他のモデル同様、NX200tはNX300と改称されました。

後期型へと生まれ変わり、より熟成されたNXは引き続き国内外でレクサスの販売を牽引することでしょう。

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