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ついにベールを脱いだスーパーSUV、ランボルギーニ ウルス

ランボルギーニと言えば、過去はカウンタックやディアブロ、ガヤルド、現在ではアヴェンタドールやウラカンといった、エモーショナルなスーパーカーを生み出すスペシャリティブランドです。今でこそベントレーやマセラティ、ジャガーなどがブランド初のSUVを販売していますが、それでもランボルギーニがSUVを発表すると聞いた時、誰もが驚いたのではないでしょうか。そして2017年、いよいよランボルギーニ初のSUV、ウルスがワールドプレミアを迎えたのです。

更新日2020/01/16

なぜ、SUVを作るのか?

ランボルギーニがウルスのコンセプトモデルを初めて公開したのは、2012年4月の北京モーターショーでのことでした。モーターショーでコンセプトカーを発表する時、その国の市場の反応を見るといった狙いを持って、場所が選ばれるということが多くあります。つまり、ランボルギーニは中国市場の反応を見たかったと考えられるのです。それはすなわち、なぜランボルギーニがSUVを作るのか、という疑問に対するヒントになるかもしれません。

2000年代は中国やロシア、インド、ブラジルといったBRICsと呼ばれる国々や、NEXT11と呼ばれる東南アジアを中心とした国々の成長が著しい時代でした。こうした国々の人々が欧米や日本の高級車を所有することのできる富を手にした一方で、交通インフラが整っていない地域も多く、快適に走行できる環境がありませんでした。そういった背景もあり、SUVスタイルのクルマが重宝されるようになったのです。中国も、北京などの大都市は交通インフラが整備されていますが、郊外や地方都市ではまだそうではない地域も少なくないのです。つまり、新興国では、アヴェンタドールを買える人々は存在しても、それを走らせる環境がなかったのです。世界中の高級車ブランドがSUVを発表している背景には、こうした事情があるのです。

ランボルギーニ ウルスに乗ってみた!結局どんなクルマなの?

 

まさしくスーパーカー、それがウルス

ウルスの主戦場が中国をはじめとする新興国であったとしても、日本や欧米諸国の人ももちろんウルスに注目することでしょう。2012年のコンセプトカー発表から5年が経過した2017年の12月、いよいよその市販モデルが世界初公開となりました。発表の場となったのは、イタリア・サンタアガタのランボルギーニ本社でした。ここで、ウルスの詳細が明らかにされたのです。

まず、驚かされたのはそのエクステリアデザインです。スポーティー、エレガント、オフロードと、いくつもの魂を持つカッティングエッジ的で特徴的な流線形のデザインは強さと自信を醸し出し、また同時にミックス型タイヤによってラグジュアリーなスーパースポーツカーのルックスとなっています。誰もが初めて見るデザインでありながら、誰もがランボルギーニだとわかる、そんなデザインに仕上げられています。

心臓部に搭載されるのは、4リットルV型8気筒ツインターボエンジンです。ランボルギーニ初となるターボエンジンは、最大出力650馬力、最大トルク86.7kgmという驚異的なパフォーマンスを持っています。このエンジンが、8速ATおよび4WDシステムと組み合わされた結果、0-100km/h加速は3.6秒、最高速度は305km/hと、まさにスーパーカーのスペックを持つSUVとなっています。

同日、日本市場への導入も発表されました。ベース価格は2574万円と、すでに発売されているウラカンと同等のものになっています。納車は早くて2018年春とのことなので、もしかしたら間もなく目にすることができるかもしれません。

ランボルギーニ ウルスの維持費ってどれぐらい?

 

超高級SUVの元祖はランボルギーニだった?

マニアックな方であれば、ランボルギーニのSUVとしてLM002を思い浮かべるかもしれません。LM002は、1986年から1993年にかけて発売された オフロード4WD車であり、まぎれもなくランボルギーニが発売していたものです。最高出力450馬力を発揮する5.2リットルV型12気筒エンジンを搭載したLM002は最高速度を206km/hのモンスターマシンでした。1993年に生産終了するまでに301台が世に送り出されたLM002は、公式には「ランボルギーニ初のSUV」とはされていませんが、そのコンセプトは現在の高級SUVの先駆けと言えるものでした。

ランボルギーニ・ウルスがいよいよ市販化されることで、超高級ブランドのSUV市場がますます激化していくことが予想されます。すでに販売されているベントレー・ベンテイガに加え、2018年にはロールスロイス初となるSUVの発表も噂されています。また、気になるのはフェラーリの動向です。以前は「フェラーリがSUVを販売することはない」というのが定説でしたが、最近ではSUVの開発も示唆しているとの報道がありました。いずれにせよ、今後目の離せないのがこの超高級SUV市場です。

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