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歴代のジムニーをおさらい!JB23ジムニーを振り返る!

スズキを代表するロングセラーSUVといえば、誰もがジムニーを思い浮かべるでしょう。1970年にデビューしてから約半世紀にわたり、進化し続けてきたモデルです。その間、大きなモデルチェンジは3回。そのなかでも3代目のJB23は、ジムニーの裾野を大きく広げたモデルとして記憶されるでしょう。

更新日2019/07/16

JA12/22からJB23への進化について

2代目の最終型にあたるJA12/22と、JB23の大きな違いは、ボディサイズです。全長3,295mm×全幅1,395mm×全高1,680mmのJA12/22に対し、JB23は全長3,395mm×全幅1,475mm×全高1,715mmとひとまわり大きくなりました。

それにともないトレッドは約70mm広い1,265mmとされ、またホイールベースは約200mm延長した2,250mmにあらためられました。これは、1998年に改正された新しい軽自動車規格に合わせたものでした。

デザインも大きく変更され、それまでのスクエアなイメージから丸みをおびたもの。フロントおよびサイドウインドウの面積を大きくとることで、広い視界を確保すると同時に、運転席のアイポイントを高め、オフロードで運転しやすいパッケージとなっていました。

またサイドのフレームをクロスメンバーで補強した伝統のラダーフレームは、成形方法が変更されるとともに、フレームとボディの接合部に材質と形状を工夫したマウントを採用することで、乗り心地と室内の静粛性を向上。足回りの前後リジッドアクスル+コイルは、JA12/22と同様でした。

これによってオンロードとオフロードという異なる路面で、求められる乗り心地や走行性能をより高く発揮することができたのです。

スズキ勤め人がジムニー/ジムニーシエラのすごさを紹介

 

エンジンスペックと走破性について

次はエンジンスペックと走破性について見ていきましょう。

JB23に搭載されたエンジンは、水冷直列3気筒DOHCインタークーラーターボのK6Aです。658ccの排気量から、最高出力64PS/6,500rpm、最大トルク10,5kgm/3,500rpmを発生していました。

対するJA12/22は、グレードによってK6A(22型)とF6A(12型)が用意されていました。どちらのエンジンも水冷4サイクルの直列3気筒のインタークーラーターボ付きですが、ボア×ストロークに違いがあり、K6Aの658ccに対し、F6Aは657ccという排気量。

またK6Ahaアルミブロックであるのに対し、550cc時代のF5Aの進化版と言えるF6Aは鋳鉄ブロックという違いがありました。

トランスミッションミッションは、従来からの5速MTはそのままに、ATを3速から4速のゲート式ATに変更。操作性をアップしてしていました。さらに2WDから4WDへの切り替えをスイッチ式とし、実用性を大きく高めたこともポイントです。

スクエアで広く、汚れにくいジムニー/ジムニーシエラの荷室

 

ボディ、安全装備について

JB23のボディは、軽量衝撃吸収ボディのTECTが採用されました。衝突時の衝撃をやわらかく吸収するクラッシャブル構造と、衝撃を分散させる骨格、さらに高強度なキャビンによって、乗員を保護すると同時に、構造部材の効果的な接合、補強材の最適化などにより軽量化も図られています。

これにより、従来よりも高水準の安全性を得ることに成功しています。

ボディの拡幅にともなって室内空間が広くなったこともポイントです。JB23の室内寸法は、長さ1,660mm、幅1,220mm、高さ1,210mmで、従来よりも幅で30mm、高さで50mmほど拡大されいます。

安全装備は、運転席助手席SRSエアバッグ、4輪ABS、エンジンクラッチスタートシステム(5MT車)などで、マルチリフレクターハロゲンフォグランプはXCグレードにのみ。

快適装備は、エアコンにくわえ、パワーウインドウ、パワーステアリング、キーレスエントリー、CDプレーヤーなどが標準で装着されるようになっていました。さらにリアシートにはワンアクションで前に倒れる機能を装備。リア空間を荷室に早変わりさせることを容易にしています。

ジムニーには、なぜパートタイム4WDが搭載されているの?

 

JB23ジムニーは、従来からのオフロードにおける走破性を損なうことなく、街乗りでの乗り心地や快適性、実用性を引き上げたことで、ジムニーの裾野を大きく広げることに貢献したのです。

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