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新型のメルセデス・ベンツ Gクラスって旧型とどう変わったの?

1979年にメルセデス・ベンツの最高級のクロスカントリービークルとして誕生したモデルがGクラスです。以来、基本的スタイリングはそのままに、時代に合わせて進化してきました。そして2018年、フルモデルチェンジに匹敵するビッグマイナーチェンジが行われました。ここでは、ビッグマイナーチェンジで進化したポイントを紹介します。

更新日2019/07/18

ブラッシュアップされた伝統の外観


堅牢なプロテクションモール、リアゲート外側に装着されたスペアタイヤ、そして外側に設置されたドアヒンジや突出したウィンカーなど、GクラスのDNAを受け継いだ新型は、見た目にあまり変化が認められません。

とはいえ従来型と比べると、ボディは全長で53mm、全幅で64mm、それぞれ拡幅され、室内空間の拡大とともに、オフローダーとしての存在感を強めています。

またフラットな印象のフロントとサイドのウインドウは、は、微細な曲面とすることで、Gクラス伝統のスタイルを継承するいっぽうで、エアロダイナミクス向上に寄与。さらに新デザインのフロントグリル、フロントバンパー、丸型のLEDヘッドライト/LEDリアコンビネーションランプなど、現代的なアップデートも施されています。

ボディの基本骨格も進化しています。ラダー形状こそ従来型と同じですが、新しく設計されたフレームは、最大3.4mmという厚さのスチール鋼板をロの字型にした鋼材から制作、MAG溶接によって組み立てることで、強度、剛性、安全性を高めています。と同時に、フロントストラットタワーを接続するタワーブレースを採用することで、ねじり剛性も高めています。

またステアリング周りも大きく進化したポイントです。従来のボール&ナットから、電動機械式ラック&ピニオン式へと変更されたステアリングは、ステアリングフィールが大幅に改良されました。

電動機械式とすることで、選択したドライブモードに応じて、ステアリング特性を切り替えることが可能となり、オンロードでは快適かつスポーティに、ラフロードでは直接的で正確なフィードバックが得られるようになりました。

また電動機械式としたことにより、パーキングアシストやアクティブレーンキーピングアシストなど、運転支援システムの搭載が可能になりました。

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室内の居住性もアップデート


インテリアは、オフローダーとしてのGクラスの伝統と、最新のメルセデスのデザインが融合しています。

ボディサイズが大型化したことによって運転席と助手席だけでなく、後席の居住性も大幅に向上しているのが特徴です。前席のレッグルームは+38mm、後席のレッグスペースは+150mmと、前後の足元空間に余裕が生まれました。

また、前席のショルダールームが+38mm、後席のショルダールームが+27mmそれぞれ拡大され、視覚的な圧迫感も緩和されています。

デザインは、丸型ヘッドライトの形状をモチーフとしたエアコン吹き出し口、ウィンカーをイメージしたスピーカーなど、エクステリアの特徴を取り入れたものになっています。

大きく変わったのはインストルメントパネルで、2枚の12.3インチの高詳細ワイドディスプレイによって構成されるワイドスクリーンコクピットが、先進的なイメージを演出しています。

そのいっぽうで、助手席前方のグラブハンドルや3つのディファレンシャルロックを操作するクローム仕上げのスイッチなどは、従来型を踏襲したものとされ、Gクラスの伝統を守ったものになっています。

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日本に投入されるエンジンは3タイプ


日本に導入されるGクラスのエンジンは3種類。トップモデルから紹介すると、AMG G63が、最高出力430KW(585PS)/6,000rpm、最大トルク850Nm(86.7kgm)/2,500〜3,500rpmを発生する4.0L V型8気筒ツインターボ。

G550には、最高出力310kW(422PS)/5,250〜5,500rpm、最大トルク610Nm(62.2kgm)/2,000〜4,750rpmを発生する4.0L V型8気筒ツインターボ。そして2019年4月には、最高出力210kW(286PS)/3,400〜4,600rpm、最大トルク600Nm(61.2kgm)/1,200〜3,200rpmを発生する3.0L直列6気筒ディーゼルターボを搭載した350dが追加設定されました。

すべてのエンジンに組み合わされるトランスミッションは、9速AT。従来型の7速ATにくらべ、よりスムーズな加速と優れた燃費性能を実現しています。

加えて、新型クラスには全モデルに先進の安全運転支援システムが標準装備され、ドライバーの疲労軽減と、運転サポート、快適性を実現しています。

伝統のスタイリングを踏襲するいっぽうで、その内部に最新のテクノロジーを満載した新型Gクラスは、他の追従を許さない究極のオフローダーとして君臨しています。

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