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SUVが災害に強い4つの理由
スタイリッシュなデザインと、普通乗用車よりも広い室内で人気のクロスオーバーSUVですが、その元をたどれば、悪路走破性に優れた4WD車に行き着くことになります。そんなルーツを持つSUVは、自然災害にも強いという一面を持っていることを知っていますか?ここでは、SUVが災害時に活躍できる理由を4つ紹介します。
更新日2019/08/06アイポイントが高く見通しが良い
このところ日本では、自然災害が毎年のように発生しています。大きな地震や異常気象による豪雨や豪雪、火山の噴火などなど。どんなドライバーでも出先や旅行先で出くわす可能性は高まっていますよね。
そんなときSUVなら、アイポイントの高さによって、一般的な乗用車よりも前方奥の状況や車両周囲の状況を確認しやすくなり、事前のトラブル回避に役立ちます。
アイポイントの高さだけであれば、ミニバンでも同じようなものですが、高い最低地上高や優れた悪路走破性能を持つSUVなら、より安心というわけです。
道路の冠水も涼しい顔で通過できる
画像はレンジローバー スポーツ
夏から秋にかけて発生する台風やゲリラ豪雨によって起こる道路の冠水は、ドライバーにとって恐怖でしかありません。
冠水した道路は深さが予見できず、うっかり入ればエンジンストップというトラブルに見舞われることもあります。
その点、もともと最低地上高の高いSUVなら、冠水した箇所でマフラーが塞がれてエンジンがストップするという危険性は低くなりますし、本格的なSUVにはカタログに渡河性能というスペックが記載されているように、あらかじめ河川のなかを走行できるよう設計されています。
たとえば、ランドローバーブランドのレンジローバーなら、渡河性能は900mm。大人の腰ぐらいの水嵩であっても、走行が可能なのです。
またトヨタのランドクルーザーの4-Wheel AHC(車高調整機能)は、ボタンひとつで最低地上高をフロント50mm、リア60mmづつ上昇させることができる機能で、前後の最低地上高をそれぞれ275mmと285mmに引き上げることが可能。ちょっとした冠水箇所なら、問題なく通過できるでしょう。
4WDの威力が発揮される
4輪に動力を伝える4WDや、最新の電子制御を備えた車種であれば、土砂崩れなどでぬかるんだ箇所や普通乗用車ではラッセルになってしまう雪でも、走行できるかもしれません。
また河川の氾濫で濁流が道路に流れ込んだ場合、走行するクルマはハンドルが取られたり、流されるなど危険な状態になるかもしれません。4WD車なら、そういった外乱に強いという特徴も持っています。
さらにオフロードタイヤを装着している車両なら、そういったシーンでの走破性が高まります。
防災グッズや救援物資を積み込みやすい
前述した車両の性能にくわえて、十分なラゲッジスペースもSUVが災害に強い理由です。たとえば、トヨタの新型RAV4のラゲッジルームの奥行きは、リアシート使用状態でも1,015mm、リアシートを倒せば1,880mmもの長さを確保しており、さまざまな救援物資や資材、道具などを運ぶことができるでしょう。
また3列シートのSUVとして登場したマツダのCX-8の荷室長は、通常で500mmサードシートにセカンドシートまで倒せば、最大2,320mmの広大なスペースが現れます。深さ307mmのサブトランクは、普段から防災グッズを常備しておくのにも役立ちそうです。
SUVが災害に強いのは、荒れた路面でも高い走破性能を持ち、たくさんの荷物を積み込める室内を備えているからです。
もともとはアウトドアなどでの使い勝手を考えたものですが、災害時には理想的な移動と輸送手段として活躍します。といっても過信は禁物。災害に遭遇したら、慎重に行動しましょう。