ディフェンダー復活!目指したのは、世界でもっとも高い走破能力

2016年にいちどその歴史に幕を下ろしたランドローバー社のアイコン的な存在のディフェンダーが、2019年9月に開催されたフランクフルトモーターショーで復活を遂げました。21世紀仕様に生まれ変わったディフェンダーの魅力とは?多くのSUV好きを魅了してきたディフェンダーの歴史とともに紹介します。

更新日2019/10/01

ディフェンダーの歴史

シリーズ1
ディフェンダーの歴史は、1948年に誕生したランドローバー初の量産モデル、シリーズⅠまでさかのぼることができます。

アルミ合金の外板、頑丈なラダーフレーム、前後リジッドサスペンションという基本構成に、1.パートタイム4WDを組み合わせたシリーズⅠのホイール・ベースは、80インチ(2,032mm)で、1956年に88インチ(2,235mm)へ延長されました。

と同時に、数ヶ月で109インチ(2,769mm)にあらためられることになる107インチヴァージョンがデビュー。以降、1958年にシリーズⅡ、1971年にはシリーズⅢへと進化する際も、ホイールベースは88インチのSWBと、109インチのLWBの2種類がつねに用意されるようになりました。

1983年になると、シリーズという呼称を廃止し、車名がホイールベースの長さを意味するランドローバー90/110/127に発展。

シリーズⅢとの差はほとんどないものの、コイルスプリングやフルタイム4WDの採用といったメカニカルなアップデイトと、よりモダンになったインテリアによって判別することができるようになっています。

その後、レンジローバー(1970年)、ディスカバリー(1989年)との統一性をもたせるため、1990年に車名をディフェンダーに変更。同時にいくつかのアップデートも行なわれました。

以降は、高級志向のレンジローバーやモダンなデザインのディスカバリーとは異なる、ヘビーデューティSUVとして孤高の地位を築き上げることになります。

 

ラインオフとなる2016年まで、25年以上もの長きにわたって生産されてきたディフェンダーですが、2007年には大幅な仕様変更を行なっています。

細かな仕様の変更だけでなくドライブトレーンが変更され、エンジンも換装されています。さらにインテリアはインスツルメントのレイアウトおよびデザインを大幅に変更し、シートレイアウトも変更されています。しかしスタイリングはほぼ変更されることがなく、ディフェンダーというクルマの個性は1990年以降、変わらずに21世紀にまで受け継がれることとなりました。

新しくなったレンジローバー イヴォーク 先代からの進化の度合いに驚いた!

 

どうしてディフェンダーが復活したのか?

ディフェンダー 迷彩デビュー以来、ほかのSUVとは違った個性とデザイン、堅牢なボディと強固な足まわり、優れた悪路踏破能力などで、ファンの心を鷲づかみにしてきたディフェンダーですが、安全基準や排ガス基準に対応することが難しくなり、2016年1月に生産終了。

2018年にはランドローバー社70周年を記念した、限定モデル「ディフェンダー ワークスV8」を発売しましたが、これは2016年までのディフェンダーをベースにしたもので、新型とはまったく関係のないものでした。

新型の存在が明らかになったのは、2019年の春先で、7月には擬装が施された新型が、イギリスのグッドウッドで初公開されました。

ランドローバー ディフェンダー 2019新しいディフェンダーは、これまで通り、ランドローバー社の豊富なラインナップのなかで、もっともオフロード寄りの性格を持つモデルになることが予想されます。これにより、ランドローバーのラインアップが、本当の意味での完成を迎えることになり、SUVブランドとしての地位を確固たるものとするでしょう

ランドローバー レンジローバー ヴェラールってどんなクルマ?

 

新型ディフェンダーについて

ランドローバー ディフェンダー 20192019年9月にフランクフルトモーターショーでワールドプレミアとなった新型ディフェンダーは、直立したフォルム、ルーフ後方のアルパインライトウインドウ、横開きのテールゲート、外付けスぺアタイヤなど、初代ディフェンダーの特徴を残しながら、21世紀仕様の4×4にふさわしい最新フォルムを形成しています。

ランドローバー ディフェンダー 2019

またインテリアにおいても初代ディフェンダーの意匠が受け継がれ、現代では見えないように設計される構造物をあえて露出させることで、シンプルさと実用性を強調しました。

ランドローバー ディフェンダー 2019このインテリアには、初期のランドローバーに用意された3人掛けフロントシートにすることも可能なジャンプシートがオプションで用意されますが、日本仕様に導入されるかは定かではありません。

新たに開発したD7xというプラットフォームは、軽量アルミニウムのモノコック構造で、ランドローバー史上もっとも堅牢なボディ構造となっています。

そこに搭載されるパワーユニットは、直列4気筒ディーゼルとマイルドハイブリッドガソリンエンジンに加え、2020年にはPHEV(プラグインハイブリッド)も追加される予定。

駆動方式はパーマネント4WDで、ツインスピードオートマチックギヤボックス、センターディファレンシャル、オプション装備のアクティブロッキングリヤディファレンシャルなどによって、あらゆる環境で桁外れの走破能力を生み出します。

また足まわりのサスペンションは、通常のコイルスプリング式のほか、完全独立式エアサスペンションが用意され、車高を任意で調整することも可能です。

ボディは、90と110の2種類が用意され、シートレイアウトは90が最大6シート(ジャンプシート選択時)、110は5、6、5+2シートから選ぶことができます。

オートモビル カウンシル2019に登場したランドローバーを紹介

 

チーフデザインオフィサーであるジェリー・マクガバンが「妥協のないデザイン、そしてエンジニアリングにより視覚的にも人々を惹きつける4×4となり、購買意欲を掻き立て、傑出した走破能力をもったモデルにつくり上げることができた」と語る新型ディフェンダーは、世界128の国で発売されることがすでに決定しています。日本での発売が待ち遠しいですね。

オンリーワンのSUVコンバーチブル…レンジローバー イヴォーク

SUV在庫台数日本一を誇るSUVLANDで中古情報をチェック!