【SUV映えを探しに行こう!】多人数レジャーに、デリカD:5をプッシュするワケ

SUVなの?ミニバンなの?と議論がわかれることもある三菱デリカD:5ですが、その高い悪路走破性はやっぱりSUVなのです。それでいて室内はゆったり広々。そんなデリカD:5の新型を連れ立って、バーベキューを楽しんできました。

更新日2019/11/11

TEXT:嶋田 智之(Shimada Tomoyuki)、 PHOTO:山田 真人(Yamada Makoto)、
MODEL:桜田 莉奈(Sakurada Rina)

SUVといえばどうしてもクロカン系から派生した“いかにも”な姿をしたものが多数ですが、SUVがSport Utility Vehicleの略であり、スポーツ、つまり“遊び”や“気晴らし”をしにいくのに最適なクルマという広義の解釈をし、加えて悪路や雪道などを悠々とクリアできる走破性能を持つ“どこにでも行ける”クルマなのであれば、今回の三菱デリカD:5などは楽勝でSUVの仲間入り、といえるでしょう。

2007年にデビューしたデリカD:5は“唯一のオールラウンダー・ミニバン”をコンセプトにして開発されただけあって、極めて悪路走破性の高いワンボックスに仕上がっています。
その点におけるパフォーマンスの高さは世界のどの同類にも追随を許さないレベルで、「デリカじゃないとダメ」という固定ファンもたくさんいます。
アウトドアで使うギアをなんの苦もなく積み込んだり、車中泊をしたりするのに、ワンボックスのミニバンほど好都合なクルマはないわけですが、そのうえ山坂道だろうが河原だろうが積雪路だろうが、不安なく足を踏み入れられるのです。
ワンボックスが必要なユーザーのなかにも、生活の匂いより楽しい休日の香りを大切にしたい人はいるわけですからね。そんなところもSUV的といえるでしょう。

現行モデルは2019年の頭に登場したマイナーチェンジ版で、個性的という言葉ではたりないほどの押し出しの強い顔つきが話題をさらいました。
これはありか、なしか。そんな論争がクルマ好き達の間で繰り返されたのはほんの数ヶ月前のことですが、世の中ではとっくに答えは出ているようです。新型デリカD:5、売れ行き好調なのです。

そのデリカD:5を連れ出して、“皆でわいわいバーベキュー”をテーマに、埼玉県の秩父方面まで足を伸ばしてきました。室内が素晴らしく広々としたワンボックスボディの恩恵をたっぷり活かしてみよう、と考えたのです。

今回のクルマはキャプテンシート仕様。1列目は当然ながら独立した2座、2列目も独立した2座、3列目は3座で左右に分割して折りたためるベンチシートの計7人乗り、という構成です。

カメラマンを含めた5人での移動なのですから、食材や機材を積み込んでもスペースはゆとりたっぷり。同乗したメンバーからも、居心地のよさはかなり好評でした。まあ、当然と言えば当然です。

都内からの出発なので最初は街中の一般道を走ることになるわけですが、最初に感じるのは、2.2L直4ディーゼルターボエンジンの良さ、アイシン製8速ATとのマッチングの良さ、でしょう。
アイドリングの辺りから豊かなトルクを送り出してくれるから、たとえば交差点から発進するときでも頼りなさは皆無で、加速もスムーズです。
その美味しさを変速ショックの感じられないトランスミッションが次のギア、また次のギアへと繋いでいってくれます。この力強さが滑らかに続いていく感じ、なかなかの気持ち良さです。

高速道路に入っても、エンジンとトランスミッションに対する好印象は変わりません。最高出力107kW(145ps)/3500rpmに最大トルク380Nm/2000rpm。
数値だけ見るならそれほどでもないように思われるかも知れません。けれど、巡航中にわずかに速度を上げたいけど、あるいは登りにさしかかって速度を落としたくないけど、キックダウンなどして穏やかな走り方を崩したくはない、というシチュエーションが高速走行時には多いものです。
そんなときには少しだけジワリとアクセルを踏むだけで、穏やかに、けれど力強く、狙った速度域まで連れていってくれるのです。

もちろんアクセルを深く踏み込めば、予想を超える速さを得ることだって可能です。乗車人数の多さは、まったく影響してない様子。それも含めて常用域での無理なく力強い様子が印象的。
ふと気づいたのは、快適であること。まず、静かです。外で聞くとカラカラとしたディーゼルエンジンらしい音が耳に入ってきますし、室内でも音質がディーゼルのものであることが判ります。が、音量がだいぶ抑えられていて、車内はとても静か。
気のおけない会話の邪魔になることは一切ありませんでした。

それに街中でも高速道路でも、乗り心地がいいのです。路面の凹凸を、サスペンションが器用に吸収してる感じ。路面のいい場所ではゆったりと伸び縮みし、路面の荒れたところでは衝撃を素早く押さえ込んでくれる印象です。
クルマの動きそのものは悠然としてるのに、つねにステアリング操作に正確に応えてくれるあたり、お見事。かなり力を込めて開発されたシャシーであることが覗えます。

都内を出るときには曇りだった空模様でしたが、高速道路を走っているうちに次第に怪しくなり、インターチェンジを降りる頃には小雨ともいえないような細かい雨が降ったり止んだり。
けれど、予定通りバーベキューは決行することになりました。長瀞町に屋根の下で炭を燃やせる施設があるのでそちらを目指すことにし、途中のスーパーでご当地野菜などを買って食材をさらに充実させ、最スタート。

付近を通る秩父鉄道には昭和の雰囲気を色濃く残す駅舎が多いので立ち寄ったりもしながら、適度なアップ&ダウンと中速と高速のコーナーが続く道を選び、そう飛ばすでもなく走ります。
デリカD:5、よく曲がってくれます。背が高いこともあってさすがにスポーツカー顔負けのSUVのようなわけにはいきませんが、車体の動きはじつに素直。車体が傾いていくときの流れもごく自然で、次にクルマがどう動くのかが無意識に予測できて安心感も高いのです。

そういえば数ヶ月前の雪のころ、積雪の激しいクローズドコースでデリカD:5をテストする機会があったのでした。
コースは落下するような感じの急な下り坂から壁かと思うような登り坂までの様々なアップダウンもあれば、低速・中速・高速、それに複雑な曲がり方をしたコーナーが続く箇所、なかにはどう考えても普通の“生活4駆”レベルでは走れない箇所など、じつにバラエティに富んでいました。
そこで新型デリカD:5は、ドライバーが努力らしい努力をせずともスイスイと行けちゃうくらいの走破性を見せてくれました。

加えて、そんな路面の上にあってもよく曲がってくれたのです。想像していた以上にステアリングが利いて、フロントの方が逃げちゃったり、リアがルーズに外に出ちゃったりせず、操作したぶんだけキッチリと曲がってくれる印象でした。
AWC(オール・ホイール・コントロール)と呼ばれる三菱独自の4WDシステムの駆動力配分や、トラクションコントロールなどの制御が、このマイナーチェンジ後のモデルで飛躍的に進化したことが判りました。
デリカの支持者達にとっての最も大きな価値は、従来より一段階も二段階も高まってるのだな、と感じたものでした。

そんなことを思い出すでもなく思い出してるうちに、目的地に到着。ときおり細かい雨のパラつくなか、屋根の下でバーベキューがスタートします。
肉ももちろんだけど、あんまり見掛けたことがないから物珍しさで買ってきた地元の不思議な野菜の美味さに舌鼓、です。

この施設ではラフティングも楽しめるし、近くでは長瀞ライン下りなんかも楽しめるのだけど、台風が過ぎ去ってからそう日が経ってないために諦めて、ただただのんびりした時間を過ごすのみ。でも、そういうのもなかなか悪くないのですよね。

帰り道、ドライバー以外のメンバーが快適な乗り心地に負けてスヤスヤと眠りについたことはお伝えするまでもないでしょう。

 

アウトドアセンター長瀞

埼玉県秩父郡長瀞町大字長瀞1429 TEL:0120-664-162
受付時間:10:00 – 19:00

今回、バーベキューを楽しんだキャンプ場「リバーパーク上長瀞オートキャンプ場(TEL:0494-66-0456)」内にあるアウトドアセンター長瀞では、ラフティングやカヤック、キャニオンリングなどのアウトドアレジャーの体験も可能。お得なBBQパックもあり、手ぶらで1日、長瀞の自然を満喫できます。

 

長瀞とガレ

埼玉県秩父郡長瀞町長瀞447 TEL: 0494-66-0637
営業時間:10:00-17:00 定休日:不定休

秩父の味噌漬け肉は、もともと猟師の保存食として発案されたもので、各家庭でレシピが異なる門外不出の味なのだそう。そんな味噌漬け肉を、これも秩父名産のそば粉を使ったガレットで挟んだ味噌豚ガレットは、一度食べたらやみつきになる味。長瀞駅から河原に向かう商店街の途中にあり、食べ歩きに最適です。

【SUV映えを探しに行こう!】フレンチアバンギャルドSUV、DS 7 クロスバックで、静岡茶処ツーリング

【SUV映えを探しに行こう!】エコで快適なアウトランダーPHEVで、山梨を堪能しよう!

【SUV映えを探しに行こう!】 新型イヴォークの性能と奥久慈の名物料理を堪能する、往復460kmの旅

デリカD:5の中古車情報を見てみる