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エクストレイルにも装備されている、日産の「プロパイロット」ってどんなシステム?プロパイロット2.0も紹介

日産自動車は、高速道路同一車線自動運転技術プロパイロットを2016年に同社のミニバン、セレナに初搭載し、その後エクストレイルやリーフ、新型デイズにも装備されています。そこで今回は、あらためて日産のプロパイロットのシステムを紹介します。また、2019年に発売された新型スカイラインに搭載されたプロパイロット2.0のシステムについてもあわせて解説していきます。

更新日2019/11/26

プロパイロットとは?

日産 エクストレイル プロパイロット近年は最新モデルを中心にアダプティブクルーズコントロールの装着が広まっています。これは先進安全装備のために取り付けられた前方監視システムと連動し、設定した車速を維持して走行するとともに、前走車との車間を自動的に保つという機能です。

つまり前走車が減速したり、他のクルマが入ってきて車間が詰まってしまうような場面でも、その状況を自車が把握して自動的にアクセルとブレーキを制御してくれる、というものです。日産のプロパイロットは、このようなアクセルとブレーキの制御に、ステアリング操作の制御も加わった機能となります。

そのため、この機能には、高速道路で同一車線を走行する際に限り、車速の維持、前走車への追従・停止・停止保持を行ってくれるインテリジェントクルーズコントロールという機能、直線やコーナーで、車線の中央付近を維持して走行する制御を自動で行ってくれるハンドル支援が含まれてます。

プロパイロットには、高度な画像処理ソフトウェアを搭載したカメラが使用されています。このカメラによって前方の車両の状況や道路の白線を三次元的に把握し、その情報をもとにアクセル、ブレーキ、ステアリングを正確に制御する技術が用いられています。

プロパイロットはドライバーの疲労軽減に大きく貢献する機能ではありますが、この機能はあくまでも運転支援システムですから、わき見運転やぼんやり運転など、前方不注意での運転操作を補助するものではありません。そのため、プロパイロット作動中でもドライバーは周囲の状況を確認する義務があり、ハンドルに手を添えていなければなりません。もしハンドルから手を離すと警告音が鳴り、ステアリング制御機能が解除されます。

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手を離してもOK?プロパイロット2.0とは

日産 エクストレイル プロパイロット2019年9月に発売された新型スカイラインハイブリッドには、プロパイロットをさらに進化させたプロパイロット2.0が搭載され、大きな話題を呼んでいます。

プロパイロットが高速道路における同一車線走行を基本としているのに対し、プロパイロット2.0は高速道路の複数車線を対象としているのが大きな違いです。しかもプロパイロット2.0は、同一車線内での走行に限りハンズオフ、つまりステアリングから手を離しての走行が可能になっています。

プロパイロット2.0は、3D高精度地図データがインストールされたナビゲーションシステムと連動しています。加えてフロントのミリ波レーダー、3眼カメラ、12個のソナー、7個のカメラ、4個のサイドレーダーによって、360°自車の周辺を監視し、その情報に基づいてシステムを制御しています。

ハンズオフは60km/h以下では作動しませんが、高速道路を走行中にプロパイロット2.0を作動させると、モニター表示がグリーンからブルーに変わり、ハンズオフが可能な状況となります。高速道路上のゆるやかなカーブでも、車線中央付近を保ちながらステアリング制御をしてくれます。とはいえ、中央分離帯のない対面通行区間や車線がなくなる料金所付近、トンネル内に入った時や急カーブ、合流地点の手前などでは、モニター内の表示がグリーンとなり、ハンズオフを行うことはできません。

速度の遅い前走車があると、追い越しをするかどうかの提案がモニターに表示されます。ステアリング上のスイッチで承認すると、周囲の状況をシステムが把握して適切なタイミングで車線変更し、追い越し、元の車線への復帰を自動で行います。ただし、この追い越し動作中はステアリングに手を添えている必要があります。

プロパイロット2.0はハンズオフが可能であるとはいえ、ドライバーに周囲の状況を確認する義務がなくなったわけではありません。ですからダッシュボード上にはドライバーの視線や状況を監視するカメラが据えられており、左右の景色を見たり、スマホを見たり、眠ってしまったりするとシステムが警告を発し、ドライバーが前を見るよう注意を促します。

しかし万が一、この状況で気を失ってしまった場合などに備えて、この警告を数回試みてもドライバーが反応しない時には、緩やかに減速し、緊急停止をします。その後専用の緊急通報センターに接続します。運転中に体調が悪くなってしまった場合などに、安全に停止してくれるというのは、非常に安心できる機能の一つです。

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今後どんなことが期待できる??

日産 エクストレイル プロパイロットプロパイロット、プロパイロット2.0ともに、ドライバーの疲労を軽減する運転支援という位置付けとなります。ですから長距離のドライブや、高速道路上での渋滞など、運転上のストレスを軽減する機能であるにとどまっている段階といえるでしょう。

しかし今後はこうした技術がさらに進化して、使用環境の範囲を広げ、一般道でもクルマが様々な制御を行うことができるようになれば、いよいよ自動運転化の段階に入ってきます。これはドライバーの疲労を軽減するというだけでなく、より安全に走行できるということにも繋がっていきます。

高精度のカメラやセンサー、ナビとの連動により、自分だけでは判断しにくい状況をクルマがいち早く把握し、事故のリスクを軽減させることも可能になります。運転中のドライバーの体調の変化や操作ミスなどに、クルマが素早く対応して事故を未然に防ぐということも期待できるでしょう。

日産は今後もプロパイロット搭載車種を拡大していくと発表しており、自動運転化に向けた技術革新を多くのドライバーが体験できる段階に突入しています。
各自動車メーカーやあらゆる企業が、将来的に人がクルマを運転操作する必要のない完全自動運転化を目標としています。そのためにはあらゆる技術的な問題をクリアしなければなりませんが、プロパイロットのような技術は、この目標のために必要なノウハウを蓄積するためには欠かせないものと言えるでしょう。

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