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BMW iブランドからSUVが発売される可能性はある?

世界中の自動車ブランドが電気自動車(EV)やハイブリッドカー(HV)、その中間とも言えるプラグインハイブリッドカー(PHV)といった、パワートレインに電気エネルギーを用いるクルマの開発を進めています。トヨタ・プリウスや日産・リーフなど、三菱・i-MiEVなど、この分野では日本勢がリードしている一方で、欧米のブランドもまた、独自の戦略で電化を進めています。中でも、いち早く電気パワートレイン専用ブランドを立ち上げたのが、BMWグループです。

更新日2019/08/02

欧州トップシェアを誇るBMWグループの電気パワートレインモデル

BMWとMINI、そして専用ブランドのBMW iを合計すると、欧州では21%ものシェアを誇るBMWグループは、欧州の自動車ブランドの中でも最も電化に積極的なブランドの1つと言えるでしょう。

2011年に立ち上げられたBMWグループの電気パワートレイン専用ブランドのBMW iは、当初は、ピュアEVのコンパクトカーであるi3と、プラグインハイブリッドのスーパーカーであるi8というまったく異なるコンセプトを持つ2つの電気パワートレインを持つ新型車のためのブランドでした。

そのアグレッシブなスタイリングからi8の方がブランドイメージを牽引している一方で、i3もまた、非常にエポックメイキングな1台と言えます。


i8同様、i3もまた、キドニーグリルや最新のBMWデザインによって、ひと目でBMWのラインナップであることがわかる一方で、ガソリンエンジンやディーゼルエンジンといった内燃機関を持つこれまでのモデルとはまったく構造が異なるピュアEVであるため、既存のモデルにはないデザインとなっています。

また、特徴的なのは素材です。年産1万台以上を見込む量産車としては初めてとなる、モノコックシェルをすべてCFRP(カーボン)を用いた構造となっています。その結果、日常使用にじゅうぶんな航続距離を実現しつつ、コンパクトカーとしての居住性を圧迫しないバッテリーサイズに抑えることを可能としています。

i3にはピュアEVモデルだけでなく、ガソリンを使用する小型発電機を備えたレンジエクステンダーモデルも登場したことで、ピュアEVでは航続距離や充電に不安のあるユーザーに対してもアプローチすることに成功しています。

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iX1からiX9までを商標登録


i3とi8によって電気パワートレインブランドとしての認知を高めたBMW iですが、2017年12月に興味深い発表がなされました。BMW i1からi9 までと、 BMW iX1からiX9までを商標登録したとアナウンスされたのです。

現在、BMW iにはコンパクトカーのi3とスーパーカーのi8の2モデルがラインナップされていますが、この発表により、さらなるラインナップの拡大がほぼ確実なものとなりました。

興味深いのはiX1からiX9というXを含む商標も登録されているとうことです。従来のBMWのネーミングから考えると、これらがSUVに与えられる可能性が高いことは一目瞭然です。BMWのSUVは、X5を皮切りに、X3、X6、X1、X4、X2など、大小様々なモデルがラインナップされています。

したがって、BMW iブランドでもコンパクトSUVのiX1やフルサイズSUVのiX7などがローンチされることが想定されます。

BMW iからSUVが登場することは決定的ですが、次に気になるのは、そのローンチの順番です。仮に、BMWとBMWiのセグメントがリンクしているとすると、iX8とiX9はBMWブランドに該当するモデルが存在しないので、少々考えにくいでしょう。

また、航続距離や市場価格のバランスを考えると、現状のバッテリー容量とサイズでは、iX1やiX2といったコンパクトSUVは、マーケットのニーズにマッチしないと考えられます。

そうなると、多少高価格でも需要があり、また、バッテリー容量を大きくしても荷室容量を確保できるミッドサイズ以上のプレミアムSUV、すなわちiX3もしくはiX5というのが妥当なところではないでしょうか。また、加速フィールの良さがEVの特徴であることを考えると、iX4やiX6といったスポーティなモデルの方がマッチするかもしれません。

ローンチの順番についてはあくまで想像であり、BMWブランドとの差別化を図るために、まったくの新型車としてiX8やiX9といったモデルからローンチすることも考えられます。けれども、BMW iがあくまでもBMWのサブブランドであることを考えると、じゅうぶんに可能性のあることかもしれません。

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EVでも、「駆けぬける歓び」


BMWの「駆けぬける歓び」というブランドメッセージの通り、BMWは電気パワートレインのモデルに対しても運転する楽しさは忘れていません。電気パワートレインの採用はエコロジー視点で語られることが、特に国産ブランドでは多いですが、エコロジーに加えて、「駆けぬける歓び」を兼ね備えた電気パワートレイン車をBMW iでは提案しているのです。

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