英国のアストンマーティンが手掛けたSUV「DBX」登場!

2019年11月20日、英国の高級スポーツカーメーカー、アストンマーティンから同社初のSUV「DBX」が発表されました。ル・マンへやF1レッドブル・レーシングとの提携など、高級スポーツカーブランドというイメージが強いアストンマーティンが手掛けたSUVは、どんなクルマに仕上がっているのでしょうか。

更新日2019/12/13

SUVになってもどこから見てもアストンマーティンと思わせるスタイリング

アストンマーチン DBX 2019フロントのグリルは、アストンマーティンのデザインアイコンで最も特徴的なDBグリルが採用されています。さらにボンネットのインテークやフロントホイールハウス後方のくぼみ(サイド・ジル)など、アストンマーティンの伝統と機能美が融合しています。

サイドは、サッシュレス(窓枠がない)ドアとエッジの効いたサイドのプレスライン、埋め込み式ドアハンドル、サイドウインドウの上縁を囲うメッキパーツなどにより、流れるようなクーペスタイルを完成。ルーフラインはそのままテールエンドの上方へ大きく跳ね上がったダックテールまで続きます。

このデザインは、ピュアスポーツカーるあるヴァンテージのデザインをくんだもので、デザイン性だけでなく、ボディ上方に流れる空気を利用してダウンフォースを発生させ、走行を安定させる機能も持たせています。またこのデッキに沿ってLEDライトも配置され、個性を引き立てています。

ボディサイズは、全長5,039mm×全幅1,998mm×全高1,680mm、ホイールベース3,060mm。クーペスタイルのため全高は比較的低いものの、全長、全幅ではトヨタ ランドクルーザーより大きくなっています。

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4.0L V8ツインターボは圧巻のパフォーマンスをみせる

アストンマーティンDBXDBXには、アストンマーティンがスポーツカー開発を通して培ってきた接着アルミニウム構造の技術を活用して新しく設計された、SUV専用のシャシーが採用されています。

この軽量かつ高剛性のシャシーにより、車重は2,245kgに抑えられており、オンオフ両方で優れたパフォーマンスを発揮できるとともに、十分なキャビンスペースも確保されています。

そこに搭載されるエンジンは、4.0L V8ツインターボで、最高出力405kW(550PS)/6,500rpm、最大トルク700Nm(71.3kgm)/2,200-5,000rpm。

このパワーとトルクを路面に伝えるトランスミッションは9速ATで、アクティブ・セントラル・ディファレンシャルとエレクトリック・リア・リミテッドスリップ・ディファレンシャルを備えたフルタイム4輪駆動システムにより、車両の前後および左右でトルクを正確に配分することができます。結果、0-100km/h加速は4.5秒、最高速度は291km/hというパフォーマンスを獲得しました。

また、オフロード4種、オンロード2種のモード選択が可能なアダプティブドライブモードも備え、あらゆる走行条件下で最適なコントロール性を提供します。

190mmという最低地上高が確保されたDBXには、アダプティブ・トリプルチャンバー・エアサスペンションが備わっており、車高を最大で45mm上昇、もしくは50mm下降させることができます。このシステムにより、高速走行時やオンロードでの走行安定性はもちろんのこと、快適な乗り心地、また乗員の乗降や荷物の積載時など実用面での利便性も向上させています。

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アストンマーティンらしさとは?

アストンマーティンDBX映画が好きな方なら、アストンマーティンといえば007シリーズのボンドカーを思い浮かべるでしょう。

007シリーズは英国の諜報部員が活躍するスパイアクション映画ではありますが、同時に英国紳士の振る舞いと魅力がたっぷり表現されていることが、物語を構成する重要な要素になっています。

そのピースのひとつとしてアストンマーティンの歴代モデルが選ばれていることは、興行的な大人の事情を超えた魅力があるのでしょう。それが英国の気品と、妥協のないパフォーマンスです。

その佇まいは、いかにもスーパーカーといった派手な要素よりも、機能美による完成されたもの。インテリアも上質で、細部にわたって質感の高い仕上がりを感じさせながら、スイッチ類の配置やメーターパネルは機能的で使いやすいものとなっています。見た目はシンプルだけど、触れると上質、さらに身体にしっくりフィットする高級スーツに通じる良さがあります。

アストンマーティンDBXDBXは、SUVとしての機能性とパフォーマンスに徹底したこだわりを見せています。たとえば、エアサスペンション装着による優れた乗り心地と車高調整による機能性、632Lの容量を確保したラゲッジスペース、クーペスタイルながら5名が快適に乗車できる設計などです。

アストンマーティンが世に初めて送り出すSUVであるにもかかわらず、実用面でも徹底的なこだわりを見せるところが、英国ブランドのこだわりでもあり、プライドであると言えるでしょう。

スポーツカーメーカーによるSUVが、近年続々登場しています。アストンマーティンのような伝統のあるメーカーもそのひとつですが、いずれもブランドイメージを大切にしつつ、最新の機能とパフォーマンス、安全性、環境性能を満たすという難しいモデル開発が求められています。

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