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トヨタ RAV4 プライムがアメリカで発表!電気自動車のSUVは次の選択肢になる?

2019年、ロサンゼルスオートショーにて、トヨタは人気SUV RAV4のPHV(プラグインハイブリッド)モデル RAV4 プライム(米国仕様・米国車名)を初披露しました。RAV4は日本だけでなく北米やヨーロッパでも人気となっていますが、今回新たにPHVモデルが加わることでラインアップが充実し、その人気に拍車がかかりそうです。そこで今回は、新たに発表されたRAV4 プライムの特徴を解説します。

更新日2020/01/14

トヨタの電気自動車SUVが日本にも登場する?

トヨタ RAV4 Prime(米国仕様)5代目となる新型RAV4は、日本では2019年4月から発売が開始され、ミドルクラスSUVの中で非常に高い人気を得ています。力強いデザインと、ダイナミックトルクベクタリングやディスコネクト機構などSUVとしての走破性を高めるメカニズムを搭載し、さらにライバルを一歩抜きん出る先進コネクテッド機能なども追加するなど、クルマとして高い完成度を持つことが人気の理由でしょう。

今回発表されたPHVには、すでにラインアップされているハイブリッド車と同じ2.5Lエンジンを搭載しながら、大容量のリチウムイオン電池や大容量モーターを新開発した上で、プラグインハイブリッドシステムを構成し、高出力を可能にしています。

これにより、システム全体の出力は225kW(302PS)と、クラストップレベルのパワーを達成しています。これはハイブリッドモデルの出力を約62kW(83PS)上回る数値です。

RAV4 プライムの加速性能は0-60マイル(0-96km/h)加速が5.8秒と、ミドルクラスSUVの中では優れたパフォーマンスを発揮します。駆動方式はハイブリッドモデルと同様、E-Four(電気式4WDシステム)を採用しています。このシステムは通常の機械式4WDとは異なり、後輪をモーター駆動させることで前後輪のトルク配分を制御させ、すべりやすい路面でのスムーズな発進や旋回時の安定性を高めるものです。

トヨタ RAV4 Prime(米国仕様)PHVで気になるのは、バッテリー容量が大きくなることでスペース効率が悪くなってしまうことですが、RAV4 プライムのリチウムイオン電池は、床下に収納することで標準モデルと同等の室内空間を確保するとともに、低重心化を図って走行安定性を向上させています。

さらに、EVのみの航続可能距離は62kmで、ヒーター使用時の電池容量低下を防ぐヒートポンプオートエアコンも装備されています。また駆動用バッテリーの電力を、最大1,500Wの出力で家電などに供給できる外部給電機能も搭載し、災害時に役立てることも可能です。

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ガソリンモデルのRAV4とデザインはさほど変わらない

トヨタ RAV4 Prime(米国仕様)RAV4 プライムのエクステリア(外装)は、標準モデルとそれほど大きな違いはありませんが、フロントグリルがメッシュタイプへと変更されたほか、ロアバンパーはピアノブラックのアクセントとメタリックな加飾が施されることで、プレミアム感とスポーティさが強調されています。

19インチの専用アルミホイールに大径タイヤの組み合わせは、SUVとしての力強さと安定感をさらに増し加えていますし、ボディカラーには新たに鮮やかで質感の高いスーパーソニックレッドが設定されています。ボディ下部はブラックに塗装され、ブラックルーフと組み合わせられることで引き締まった印象を与えています。

RAV4のラインアップにおいて、外観上の違いを比較してみると、標準モデルのアドベンチャーはアクティブでタフな走りを予感させるデザイン、その他のグレードやハイブリッドモデルは都会にも似合う洗練されたアーバンスタイル、そしてRAV4 プライムは、スポーティでプレミアム感の漂う落ち着いた雰囲気と、それぞれの個性に合わせたスタイリングを持っていることが分かります。

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ガソリンエンジンのRAV4とどっちがいい?

トヨタ RAV4 2019(トヨタ RAV4)

RAV4は基本的なSUVとしての完成度が高く、オン・オフ問わず快適な走りに大きな不満は感じられません。標準のガソリンモデルでも燃費はWLTCモードで15.2km/L(4WD)と悪くありませんし、ハイブリッドモデルではリッターあたり20キロを超えます。外観や4WDシステムも好みに合わせて選べますし、パワフルなモデルが欲しければハイブリッドモデルでも十分強烈な加速が味わえるでしょう。

RAV4 プライムの特徴とスペックからすると、単に燃費性能や利便性の向上を目指したハイブリッド車の延長線上というよりも、RAV4の持つ走行性能をさらに高め、プレミアム感を加えたモデルと言えます。

RAV4 プライムの日本仕様や名称、価格については、まだ正式なアナウンスがありません。価格については、おそらくハイブリッド車(約326万円〜389万円)より高くなるだろうと予想されています。ですから標準モデルとプライムではどちらが良いかを判断できる材料が少ないのも事実ですが、予算をなるべく抑えて先進的な走りや実用性を求める方なら標準モデル、PHVのメリットである環境性能や低燃費、中距離のEV走行が可能といった点を重視する方であれば、RAV4 プライムを検討する十分な理由になるでしょう。

 

トヨタ RAV4 Prime(米国仕様)トヨタは2019年6月に、新車販売の電動車普及を加速させると発表しました。当初立てていた長期的な計画より5年程度早め、HV、PHV、EVのモデルを順次導入していくとのことです。

これまでトヨタのPHV車はプリウスしかありませんでしたが、RAV4 プライムの導入はトヨタの電動化計画に準じたものであると考えられます。今後他のモデルもラインアップされていくと予想されますが、まず人気モデルのRAV4に投入することからも、トヨタがいかにこの計画に注力しているかが分かります。

 

トヨタ RAV4 Prime(米国仕様)SUVのプラグインハイブリッドモデルは世界的に見ても多くありませんが、EV走行の静かさや経済性、パワフルな走りは、SUVにとっても大きな魅力の一つになります。RAV4 プライムが実際どんな走りやパフォーマンスを見せてくれるのか、2020年夏の発売が楽しみですね。

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