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SUVで行きたい熊本県のパワースポット20選

熊本県は「火の国」や「水の国」と呼ばれるほど、大自然の恵みに溢れる県です。雄大な景色を堪能できる阿蘇山や火山の噴火によってできた湧水源など、雄大な自然にまつわる神話にちなんだパワースポットも数多くあります。 山からは眼下に広がる草原や雲海が眺められ、海に行けばどこまでも続くエメラルドグリーンと連なる島々。道中までも楽しめる熊本のドライビングスポットを紹介します。

更新日2020/04/13

1.大観峰

阿蘇北外輪山の最高峰にある、標高936メートルの展望台です。阿蘇五岳や風に揺れる草原・奥に見える碁盤の目のような田園風景を360度パノラマで見ることができ、阿蘇屈指のビュースポットとしてカップルやファミリーなど日々多くの観光客が訪れています。展望台から臨む阿蘇五岳がお釈迦様の寝姿に見えるということから「涅槃像」とも呼ばれています。

夏には天体観測スポットとして夜も賑わい、秋~冬にかけては雲海が広がるなど、四季によってさまざまな表情を見せてくれます。

近くには大観峰茶屋があり、軽食を楽しむこともできます。阿蘇の牧場で取れたジャージー牛乳のアイスクリームは絶品です。

アクセスは、九州自動車道・熊本ICからクルマで約70分となっています。

住所:阿蘇郡阿蘇町山田2090-8
電話番号:0967-34-1600
駐車場:500台 無料

 

2.鍋ヶ滝


滝を裏から見られることから別名 裏見の滝とも呼ばれている鍋ケ滝は、阿蘇ジオパークの中でも特に大自然の神秘を感じられるスポットです。約9万年前、阿蘇山が巨大噴火した際に流れ込んだ火砕流が凝固して、このような滝の裏の空間ができました。

鍋ケ滝を見るなら、ぜひ朝一番に行ってみてください。木陰から差し込む光芒を見ることができ、息を飲むほどの美しさを体感できます。その様子を撮影しようと、多くのカメラマンが訪れています。冬には2メートル近い氷瀑ができることでも有名です。

滝までは長い階段があるので、観光に行く際は運動靴など歩きやすい恰好がおすすめです。

アクセスは、大分自動車道・九重ICより約45分となっています。料金は、高校生以上300円、小中学生 150円、小学生未満 無料。入園時間は9時〜17時(最終入園16時半)となっています。

住所: 阿蘇郡小国町黒渕
電話:0967-46-2113
駐車場:123台 無料

 

3.白川水源


白川水源は、熊本名水百選のひとつである白川吉見神社の境内にあります。一級河川白川の総水源となっていて、毎分60トンの湧水が絶えず沸き続けています。地元では不老長寿、諸病退散の御神水の湧くパワースポットとして語り継がれてきました。

白川水源の湧水はとても透明度が高く、そして勢いがあるのが特徴です。地底の砂を舞い上げながら力強く湧き出しているのを間近で見ることができます。

水源の水は自由に持ち帰ることができ、敷地内ではタンクや加熱処理された水も販売しています。クルマで訪れるときには、事前にペットボトルなどを準備していくのが良いでしょう。利用料金は、高校生以上100円、中学生以下無料となっています。

住所:阿蘇郡南阿蘇村白川2092-1
電話番号:0967-67-1111
駐車場:100台 無料
アクセス:豊肥本線 阿蘇駅から県道298・299号経由、クルマ約40分

 

4.高森湧水トンネル公園


高森湧水トンネル公園は、鉄道建設跡地を約1キロにわたって公園化した場所です。気温は一年を通して17度と一定しているため、夏の納涼スポットや冬の寒いときでも快適に楽しめる場所として人気があります。

かつで鉄道建設のためにトンネルを掘削していましたが、建設中に湧水が出てきたため建設を中止し、その跡地が公園になりました。水路に沿って木製の遊歩道が伸びており、最奥部では岩盤から湧き出る水源を見ることができます。

またトンネル内の暗さを生かした、水と光の芸術作品も見どころのひとつ。水流とストロボ効果で作られる「ウォーターパール」と呼ばれる噴水は、流水が水玉になったり、時には逆流したりとさまざまな形に変化して、時間を忘れて楽しむことができます。

営業時間は、4月~10月は9時~18時。7月~ 8月は9時~19時。11月~3月は9時~17時となっています。

アクセスは九州自動車道・熊本ICから約50分です。

住所:阿蘇郡高森町高森1034-2
電話番号:0967-62-3331
駐車場:325台 無料

 

5.千厳山展望台


天草の多島美と天草五橋すべてを眺望する、絶景展望スポットです。
国の名勝にも指定されていて、晴れた日には八代海や雲仙・島原などの大パノラマを一望できます。

春にはさまざまな種類の桜が咲き誇る、桜の名所としても人気です。天草の乱の時に、天草四郎がこの場所で宴を行なって杓子で酒を飲み交わした伝承があることから「手杓子山」とも呼ばれていました。

山頂まで車で向かうことができるので、ドライブの休憩に気軽に立ち寄ることができます。
また、駐車場近くにはキリシタン殉教の丘と石碑が静かに佇んでいます。当時のキリシタンの想いにそっと触れてみるのはいかがでしょうか。

アクセスは、九州自動車道・松橋ICから約70分となっています。

住所:上天草市松島町合津
電話番号:0964-56-5602
駐車場:50台 無料

 

6.霊厳洞


霊厳洞は熊本市の西方に位置する金峰山山麓、神秘的な霊場として知られる雲巌禅寺の裏山にある小さな洞窟です。

寛永17年(1640年)に肥後に来た宮本武蔵が、この洞窟にこもり生涯の集大成ともいえる兵法「五輪書」を記した場所としても有名です。雲巌禅寺から霊巌洞に至る細道には、「五百羅漢」と呼ばれる石仏が所狭しとたたずみ、言葉を発するのもはばかられるような荘厳で独特な空気に満ちています。石仏は姿や表情が一つひとつ違い、じっくり見ていると時間を忘れてしまうことでしょう。

霊厳洞内には、宮本武蔵が佐々木小次郎と決闘したときに使用した木刀も保存されています。洞窟の中には安置されている岩戸観音像と壁面刻まれた東陵の書は必見です。

利用料金は大人200円、小人100円(団体割有)。利用時間は夏季8時~18時、冬季8時~17時となっています。アクセスは九州自動車道・熊本ICよりクルマで約50分です。

住所:熊本市西区松尾町平山589
電話番号:096-329-8854
駐車場:35台 無料

 

7.球泉洞


球泉洞は、約3億年前に海底にあった石灰岩層が隆起してできたと言われる、九州最大の鍾乳洞です。長い時間をかけて成長を続ける石柱や石筍はさまざまな形や模様をしていて、地球の鼓動や大地の神秘を堪能できます。

全長4.8キロの鍾乳洞の中は、年間通して平均16度ほど。夏は涼しく冬は暖かいので、季節を選ばず気軽に立ち寄ることができます。
初心者向けの500メートルの見学コースと、ヘルメットなどを装備して縦穴などを階段で下る探検コースがあり、好みに合わせてルートを選びましょう。

営業時間は11月~3月 8時半~17時、4月~6月は8時半~18時、7月~8月は8時半~18時半、9月~10月は8時半~18時。利用料金は、大人(高校生以上)1050円、中学生735円、小学生630円、幼児(3歳以上)525円。探検コースは別途630円必要です。

アクセスは、肥薩線JR球泉洞駅から徒歩約20分。九州自動車道・人吉ICから国道219号経由約30分です。

住所:球磨郡球磨村大瀬1122-1
電話番号:0966-32-0080
駐車場:大型:20台、小型:150台/無料

 

8.樅木の吊橋


九州山地の奥深くにある五家荘にはあやとり橋、しゃくなげ橋という、高さの違う二つの親子橋があります。この2つの橋を総称して樅木の吊り橋と呼ばれています。

吊り橋という名前ですが、この橋は上からワイヤーなどで吊られているわけではなく、下に張られているワイヤーで支えられています。歩くとギシギシとロープがきしみ、床板の隙間からは谷底が見えスリル満点です。

高さ72メートルのあやとり橋は、広大な渓谷美や紅葉とともに、下にかかるしゃくなげ橋を上から見下ろすことができます。しゃくなげ橋は、下を流れる川が近くに感じられ、自然の臨場感をより感じられる橋になっています。

アクセスは、九州自動車道・松橋ICから国道218・445号、県道159号経由で約100分です。

住所:八代市泉町樅木
電話番号:0965-67-2730
駐車場:無料

 

9.崎津教会


天草下島の小さな漁村集落に突然現れる、ゴシック様式の教会です。2018年7月に「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」の一つとして、世界遺産に登録されました。集落のいたるところに、潜伏キリシタンの信仰心の強さや歴史を感じられるスポットがあります。

この土地は、かつて禁教時代に厳しい絵踏みが行われた吉田庄屋役宅跡があった場所でした。崎津教会を横から見ると、壁の素材が違うのが分かります。当時建設資金が足りなかったため、素材を変えてでも教会を完成させようとした信念がうかがえます。

崎津教会から徒歩1分の場所には、崎津資料館「みなと屋」があります。昭和の崎津集落や潜伏キリシタンの様子が描かれた資料が多く展示されているので、教会と一緒にぜひご覧ください。
利用時間は9時~17時。アクセスが天草空港からクルマで約45分です。

住所:天草市河浦町﨑津539
電話番号:0969-78-6000
駐車場:なし(近隣の無料観光駐車場を利用)

 

10.トンカラリン


江田船山古墳から続く大地の東側にある謎のトンネル機構、それがトンカラリンです。

名前の由来は、小石を穴に投げた音や、古代朝鮮語で鬼のこもる穴という意味のトンカラリから来ているなど、さまざまな説があります。人工的に作られたトンネルですが、いつ誰が何のために作ったのかまったく分かっていない、まさに謎に包まれたスポットなのです。

トンネルの内部は、実際に中に入って見学することができます。石段や、這って進むくらい狭い暗渠、地割れの跡などを調べながら、冒険家気分で太古の謎に挑んでみるのも面白いでしょう。トンカラリンの最終地点は、菅原神社の境内になっています。

アクセスは玉名駅からクルマで約25分です。

住所:玉名郡和水町瀬川3481
電話番号:0968-86-3047
駐車場:10台 無料

 

11.押戸石の丘


押戸石の丘は、不思議な模様の描かれた先史時代の巨石文化遺跡としてユネスコ岩石芸術会などで認証されているミステリアスパワースポットです。丘の頂上からは阿蘇の景色を360度見渡すことができ、絶景スポットとしても人気が高い場所です。

丘には大小さまざまな石が300ほど点在しており、太古のシュメール文字が刻まれている鏡石や、ピラミッド型をしている巨岩石などそれぞれに意味があると言われています。受付で方位磁針の貸し出しを行っていますので、それを持ちながら場内を見学してみてください。石の一つひとつに磁力があり、物によって磁石もさまざまな動きをします。また、鏡石以外にもシュメール文字の刻まれた石が点在しているので、それらを探すのも面白いでしょう。

ペットとの見学もできますので、広い大地で思い切り体を動かして遊ぶのもおすすめです。
他のどこでも味わえない大自然のエネルギーを全身で浴びながら、歴史のロマンを体感してください。

アクセスはJR豊肥本線阿蘇駅からクルマで約20分です。

住所:阿蘇郡南小国町大字中原511
電話番号:0967-42-1444
駐車場:無料 10台

 

12.箱石峠


阿蘇東側の外輪山に沿って伸びる国道265号のハイライトが箱石峠です。熊本の隠れた絶景ドライブスポットとしてカメラマンやツーリング・車好きに人気のスポットです。ワインディングを走りながら目の前に迫ってくる根子岳の山肌や上ってきた道を臨むことができ、自然が作り出した万里の長城のような景色を楽しむことができます。

この道を通るときは、国道57号から入るのがおすすめです。交通量が少なく途中の高森まで信号が無いので、阿蘇のダイナミックな光景を独り占めしているような感覚を味わえます。晴れた日の見晴らしのいい景色はもちろんですが、雲の立ち込める曇天の景色も幻想的で趣があります。

阿蘇の八石の一つに箱石があり、石の間に家内安全や牛馬安全の経文が入れてあるという伝説があります。左右には牧場が広がり、時期によっては牧草地で牛が草を食べている長閑な風景を楽しめます。

駐車場はありませんが少し道路が広くなっている場所がありますので、クルマを停めてしばし休憩を楽しむことができるようになっています。

アクセスは九州自動車道・熊本ICからクルマで約60分です。

住所:阿蘇市一の宮町坂梨
電話番号:0967-22-3174
駐車場:なし

 

13.古閑の滝


古閑の滝は、阿蘇外輪山の断崖に流れ落ちる女滝、男滝の二つの滝で構成される夫婦滝です。厳冬になると、阿蘇谷から吹き上げる冷風によって滝全体が凍り付き、見事な氷瀑になります。期間限定ではありますが、天に上る氷の柱を手軽に楽しめる阿蘇の冬の風物詩です。

落差100メートルの女滝は飛び散る水飛沫までが凍り付き、力強さと繊細さを合わせた氷の華と呼ばれる美しい造形になります。対して男滝は滝の水量が少なく流れたままの形で凍り付き、氷のカーテンのような優美な造形です。滝の近くには展望所がありますので、自然が作り出す大迫力の芸術を間近で見ることができます。

1~2月の間は、毎週土曜日にライトアップも開催されており、日中とは違う氷瀑の表情を楽しむことができます。また夏場には涼を求めて訪れる方も多いです。駐車場から滝までは600メートルの急勾配を上る遊歩道となっており、冬場は凍って滑りやすくなっていますので注意が必要です。

アクセスは九州自動車道・熊本ICからクルマで約80分です。

住所:阿蘇市一の宮町坂梨
電話番号:0967-34-1600
駐車場:300円 10台

 

14.不動岩


山鹿市の蒲生山の中腹から頂上に向かって隆起した巨大な奇岩が不動岩です。君が代の歌詞「さざれ石の巌」のモデルになった岩としても知られています。まだ日本列島ができていない太古の昔の「変はんれい岩」からできたもので、奇岩名勝として熊本二十五景の一つにも数えられています。

平安時代に山伏がこの岩の周囲に坊を立て、不動明王を尊王として修行をしたことから不動岩という名が付けられました。不動岩の付け根には不動神社の拝殿が佇んでいます。威風堂々と雄々しくそそり立つ様相は、地元住民の精神的シンボルとして親しまれています。

また周辺は遊歩道が整備されており、展望所まで四季折々の景色を眺めながら散策を楽しめます。展望所には駐車場があり車でも迎えますが、登山初心者でも20分程度で頂上まで上ることができます。頂上からの眺望はまさに絶景で、登山の疲れも忘れてしまうことでしょう。また、春に不動岩の周りを彩る約200本の桜は、息を呑むほど美しく必見です。

アクセスは山鹿市街地からクルマで約20分となっています。

住所:山鹿市蒲生556-25
電話番号:なし
駐車場:無料 5台

 

15.上色見熊野座


杉林が立ち並ぶ緑一色の世界の中に佇む静かな神社、上色見熊野座。伊邪那岐命が祀られている神社で、恋愛成就と商売繁盛にご利益があると言われています。

260段以上の階段が続く苔生す石段で作られた参道におよそ100基の灯籠が連なり、幽玄な雰囲気を醸し出しています。神殿後方にある、健磐竜命の従者鬼八法師が蹴破ったと言われる大風穴「穿戸岩」も必見です。巨大な岩山を大きな風穴が貫いていることから、困難な目標でも必ず達成できる象徴として親しまれています。

人気漫画作品の舞台になったことで人気が上がり、平日休日問わず連日多くの方が訪れています。急な夕立や通り雨が多い地域なので、万が一に備え折り畳み傘を持って行くと良いでしょう。

夏場でも木陰は少しひんやりと冷たい風に包まれ、快適に散策を楽しむことができます。早朝には朝霧が立ち込め、日中は木漏れ日が斑に参道を照らす、自然が作り出す幻想的な空間をぜひ体感してみてください。

アクセスは南阿蘇鉄道高森駅よりクルマで約10分です。

住所:阿蘇郡高森町上色見2619
電話番号:0967-62-1111
駐車場:無料 10台

 

16.高杉殿の杉


高森町の一角で一際存在感を放つ杉林が高杉殿の杉です。雄杉と雌杉が絡み合うように並び立つ様子から、縁結びのパワースポットとして知られています。

高杉殿の杉は高森町の天然記念物になっており、浄化のエネルギーがとても強いと言われています。杉林の中央にある樹齢400年以上の大杉は、まるで生きているように四方八方に枝葉を伸ばし、幹周りは10メートル以上あるので、近付くとあまりの迫力に圧倒されることでしょう。

心や体が疲れたと感じている方はぜひ一度、高杉殿の杉の纏う力強い自然の生命の神秘やエネルギーに触れてみてください。

アクセスは南阿蘇鉄道高森駅よりクルマで約5分。付近には看板が出ていますが小さいので立ち寄る際は見逃さないように注意しましょう。

住所:阿蘇郡高森町高森3341-1
電話番号:0967-62-1111
駐車場:無料

 

17.蓮華院誕生寺奥之院


蓮華院誕生寺奥之院は、玉名で誕生した皇円大菩薩を本尊として祀る真言律宗の寺院です。
人々の願いを叶えるために修行する僧侶の修行道場として建立されたという歴史から、「願いを叶える寺」「厄払い」として年間多くの方が参拝に訪れています。

境内にある世界一の大梵鐘「飛龍の鐘」も見どころの一つ。「苦しみを抜き平安な心を与え、業の苦悩から解き放たれる」という意味の御仏の言葉を基に、さまざまな願掛けの工夫が為されています。毎日午前6時と正午に世界平和を願った鐘撞のお参りが行われているほか、社務所で申し込めば、どなたでも鐘を撞いて祈願することができます。

境内の五重塔には上ることができ、各層それぞれが受戒・写経・護摩・阿字観・法輪の修行道場になっています。最上層からは海や山を見渡すことができ、清らかな心へ導いてくれます。

また周辺には蓮華院誕生寺の本院や御朝があり、それぞれで内観や写経体験などが実施されているなど、丸一日楽しめるスポットです。

アクセスは九州自動車・道菊水ICからクルマで約20分となっています。

住所:玉名市築地1512-77
電話番号:0968-74-3533
駐車場:無料 800台

 

18.熊延鉄道の六角トンネル


熊延鉄道は1964年に廃止された鉄道路線で、熊本市の南熊本駅から下益城郡砥用町(現:美里町)の砥用駅までを結んでいました。線路の両側の岩が崩れるのを防ぐために作られた六角トンネルは、廃線後も産業遺構として人気があります。

蔦が絡んでいる六角形の洞門が7基連なって形成されています。間が空いていて落石除けにも不十分な形であり、六角形である理由も不明なためとても謎の多い遺構です。そのミステリアスさはまるで異世界に続くゲートのような不思議な写真が撮影できると話題になり、SNS映えスポットとしても注目されています。

八角トンネルと呼ばれることもありますが、地上から出て見えている部分の形を取り六角トンネルという呼び方が一般的です。トンネルを抜けると、小さな社や小川に続く林道が伸びています。

クルマでの侵入はできず駐車場から舗装されていない道を15分ほど歩きますので、運動靴など動きやすい服装で訪れるのがおすすめ。アクセスは九州自動車・道松橋ICからクルマで約25分です。

住所:下益城郡美里町小筵6-3
電話番号:0964-47-1111
駐車場:無料 10台

 

19.永尾剱神社


永尾剱神社は、八代海を臨む小高い丘の上にある小さな神社です。観光地化されていないため境内はとても静かですが、灯籠と鳥居が海の上に浮かび上がる不思議な光景を楽しめる、知る人ぞ知る絶景スポットです。

主祭神は神武天皇の母でもあるタマヨリヒメノミコト。
タマヨリヒメノミコトが海からエイに乗って現れ鎮座したときにエイの尾にあたる場所にこの神社があったことから、永尾剱神社と名付けられたと伝えられています。
神殿内にもエイの絵が飾られており、その信仰の深さが窺えます。

神社の境内からは、干潮の未明にだけ水平線に現れる不思議な火「不知火」を見ることができます。
旧暦の8月1日前後になると、神秘的な景色を一目見ようと多くの参拝者が訪れます。
また近くの松合新港では「不知火海の火まつり」が開催され、大変賑わいます。

季節や時間帯によってさまざまな表情を見せる永尾剱神社からの絶景は、何度足を運んでも見飽きることがありません。

アクセスは九州自動車道・松橋ICよりクルマで約25分です。

住所:宇城市不知火町永尾615
電話番号:0964-32-1111
駐車場:なし

 

20.御輿来海岸


宇土半島北部に位置する御輿来海岸は「日本の渚百選」「日本の夕日百選」に選定されている景勝地です。景行天皇が九州遠征の際、あまりに美しい海岸線の景色にしばし御輿を駐め見入られたという伝説からこの名が付きました。

晴れた日の日中には、有明海を挟んだ対岸に長崎県雲仙普賢岳を臨むことができます。海岸には展望台のほか自動販売機やトイレもありますので、ドライブ中の休憩スポットにおすすめです。

有明海は日本一干満の差がある海岸です。満潮時には、漁業者のために作られた道路である「長部田海床路」が海に沈んで、海の中に電柱が立ち並ぶ不思議な光景が広がります。

一方、潮が引いた御輿来海岸の砂浜では、風と砂によって作られる三日月形の砂紋が現れます。特に年に数度訪れる干潟と夕陽が重なるときは、光と影のコントラストが非常に美しく幻想的な光景を作り出します。

その瞬間を一目撮ろうと、全国のカメラマン垂涎のスポットとなっています。アクセスは九州自動車道・松橋ICから約40分です。

住所:宇土市下網田町3064
電話番号:0964-22-1111
駐車場:無料

熊本県には、悠久の時間とともに作られた大自然の神秘を空からも地中からも楽しめるスポットや、歴史ロマン溢れる場所など、さまざまなパワースポットがあちこちに点在しています。「火の国」「水の国」と呼ばれる熊本のエネルギーを、ぜひ感じてみてください。

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