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3車3様、スズキの軽SUV
スズキのハスラー、スペーシアギア、ジムニーは、どれも個性豊かな軽SUVです。そのキャラクターの違いによって、アウトドアでの楽しさ・使いやすさを完全にカバーしています。レジャーからハードな山仕事まで、使える軽3モデルの特徴を解説します。キャラクターの違いがわかれば、後はどれを選ぶかだけです。
更新日2020/05/28日常でもアウトドアでも活躍するハスラー
ハスラーは、軽ワゴンとSUVを融合させたクロスオーバー軽SUVとして、2014年1月の第1世代が発売されました。
高いオフロード性能を持つクロスカントリーモデルの「ジムニー」と、大人気軽ワゴン「ワゴンR」を持つスズキが狙ったのは、アウトドアレジャーに便利で、同時に雪道やオフロードでの走行も楽しめるSUV。
ワゴンRベースで、室内空間をできるだけ広く取りながら、アプローチアングル28°、デパーチャーアングル46°、最低地上高180mm(4WDは175mm)と、オフロードでの走破性も意識した車体設計です。
エンジンは、0.66Lの直3DOHC12バルブで、NAとインタークーラー付きターボをラインアップ。トランスミッションは、CVTと5MT(NAエンジンのみ)。駆動方式は、FFと4WDが用意され、スタイルのかわいらしさ、使いやすさ、充実した装備などから、ニッチでも中途半端でもない、新感覚の軽SUVとして大人気になりました。
2020年1月に発売された第2世代は、新しいプラットフォームであるHEARTECT(ハーテクト)を使い、ホイールベースを35mm延長(2,460mm)。前席の左右座席距離が30mm増えたほか、後席の足元に余裕が生まれ、もともと定評のあった室内空間はさらに広くなりました。
またインパネは、シートのフチ取りカラーと同色のトリムによって、メーター、オーディオ、アッパーグローブボックスをゾーニングする3連インパネカラーガーニッシュを採用し、タフさと遊びごころを両立させています。
エクステリア(外観)は、丸目のかわいらしさはそのままに、リアピラーにクォーターウィンドーを設置。ボディは環状骨格構造(環のような骨格を多方向に組み合わせた構造で、ルーフ、ピラーなどの角が丸くなっています)を採用して、ボディ上部の剛性・衝撃吸収性を向上。
目立たないところですが、この構造は、材質や溶接+接着の接合方法も含めて最新のクルマのトレンドです。
この新しいプラットフォームとエクステリアの見直しによって、アプローチアングルがプラス1°、デパーチャーアングルはプラス4°と、オフロード走破性も増しています。
もっとも変わったのはパワートレインです。NAエンジンは、新型の0.66L 直3DOHC12バルブ、ターボエンジンは従来型からの改良型で、全モデルがマイルドハイブリッドです。
スズキのマイルドハイブリッドは、エネチャージ(簡易ハイブリッド)→S- エネチャージ(マイルドハイブリッド化)と進化してきて、最新型では従来型よりもモーターがパワーアップ(NAで1.6→1.9kW、ターボで1.6→2.3kW)しました。これは、ISG(モーター機能付発電機)の発電能力の高さが秘密で、発進時はモーターだけでOKです。
駆動方式は、FFと4WD(ビスカスカップリング式)で、トランスミッションは全モデルが新型CVTとなっています。
もちろん、安全性やドライバー支援システムも進化しています。夜間の歩行者も検知する衝突被害軽減ブレーキ「デュアルカメラブレーキサポート」、後退衝突被害軽減ブレーキ「後退時ブレーキサポート」を標準装備としたほか、4WDモデルには滑りやすい路面で発進をサポートする「グリップコントロール」、急な下り坂で車速を約7km/hで維持する「ヒルディセントコントロール」、雪道などで発進をサポートする「スノーモード」、ターボモデルには「アダプティブクルーズコントロール」と「車線逸脱抑制機能」も標準装備します。
使いやすさ、低燃費、オンでもオフでも高い走行性能、そして楽しい11色のカラーリングと、日常でもアウトドアでも楽しく元気になるクルマです。
新型ハスラーが正式発表 ジムニーみたいにカクカクしたデザインが可愛い!
あふれ出る道具感が魅力のスペーシア ギア
ハイトワゴンをSUV化したモデルが、スペーシア ギアです。ベースはスペーシアで、ボディサイズは全長3,395mm×全幅1,475mm×全高1800mm、最低地上高150mmと同じ。スズキ軽SUVのなかで、一番の背高のっぽです。
スタイリングの、スペーシア/スペーシアカスタムとの違いはフロントマスクで、ジムニーやハスラーなどSUV系と同じ丸目で、グリルのデザインも異なります。
そのグリル、前後バンパー、サイドガーニッシュ、ルーフ、ホイールなどをガンメタリックで仕上げ、ボディカラー(ビビッドなカラーも)とのコントラストが、アウトアドアギア感を高めています。
”アウトドアでのツールボックス”という狙いは、全席別々に倒せるシートアレンジにも現れています。助手席+後席左側を倒してサーフボードなどの長尺物を積む、後席2席を倒して大きな荷物を積むなぢ、シーンによって便利に使い分けできます。
また後席は荷室側からもワンタッチでたたむことが可能。シート背面と荷室フロアは、汚れに強い防汚仕様になっています。
純正アクセサリーとして用意されるリアゲート開口部に付けるバックドアネットは、いわゆる蚊帳のようなもので、車中泊を快適にするアイテムです。
全モデルがマイルドハイブリッドで、エンジンはNAもインタークーラー付きターボも吸排気可変バルブタイミングVVT付きの高効率ロングストローク0.66L 直3DOHC12バルブで、トランスミッションは全モデルCVT。駆動方式は、FFとビスカスカップリング式の4WDが用意されます。
オフロード走行を楽しむのではなく、キャンプやウィンタースポーツに出かけてときに出くわすフラットダートや雪道でも安心なギア=道具といったキャラクターは、街中でも便利でなかなか目立って、かわいいトールワゴンSUVです。
一度ハマったら変わるものがないジムニー
世界でも唯一無二の小型クロスカントリーモデルであるジムニー。1970年4月に発売され、2018年デビューの原稿モデルは第4世代にあたります。
ロングセラーであるのに、モデルチェンジが少ないことに驚きますが、これは反面コンセプトと作りが揺るぎないことの証。スタイリングは一時期のソフティケートされたものから、初代のような丸目でスクエアボディへと原点回帰しました。
車体構成は、ラダーフレーム、FRレイアウト、副変速機付きパートタイム4WD、前後リジッドアクスル(3リンクサスペンション)というジムニーの伝統を継承しながら、各自に進化させています。
なかでもラダーフレームは、前後にクロスメンバーを持たせることでねじり剛性を約1.5倍とするなど、基本性能アップにおおきく貢献。アプローチアングル41°、ランプブレーキオーバーアングル28°、デパーチャーアングル51°、最低地上高205mmとオフロード走破性は充分です。
RA06型(0.66L 直3DOHC12バルブ)インタークーラー付きターボエンジン(は、フロントに縦置き(他FFモデルは横置きです)で、フロントタイヤ前端よりも後方にマウントしてアプローチアングルを確保しています。専用のチューニングにより、エンジンスペックは、最高出力47kW(64PS)/6,000rpm、最大トルク96Nm(9.8kgm)/3,500rpmとなっています。
センターデフやカップリングを持たないシンプルなパートタイム4WDなので、グリップの良い路面(舗装路など)では2H、通常のオフロードでは4H、悪路での低速走行では4Lとトランスファーで切り替えます。
4Lには、左右輪の滑っている側にブレーキをかけ、グリップしている側の駆動力を確保する電子制御ブレーキLSDトラクションコントロールを装備。エンジントルクを落とすことがないので、悪路での脱出に非常に有効です。
さらに悪路仕様にしたいなら、純正アクセサリーとして後輪用LSD(リミテッド・スリップ・デフ)も用意されています。
ジムニーで唯一の不満といえば燃費ですが、40L(マイルドハイブリッドのハスラーなどは27L)の燃料タンクを備えているので、満タンにすれば後続距離は充分でしょう。
スズキ軽SUVの3モデルは、使い方から選ぶことで最適な愛車になるでしょう。安全装備・運転者支援システムも充実しているので、その点も安心です。ジムニー以外はマイルドハイブリッドなので低燃費なことも魅力です。そして、なんと言ってもどれもかわいいデザインとカラーリングなので、アウトドア以外の街でも映えるのがいいですね。