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SUVにも続々登場、注目のPHEVモデル5選

SUVにもPHEV(Plug-in Hybrid Electric Vehicle)モデルが増えています。プラグインなのでHV(ハイブリッド車)と違って、エンジンにくわえて外部電源からも充電でき、短距離ならモーターだけのEV走行が可能です。航続距離が長く、出先で充電設備がなくても大丈夫。エコな4WD・SUVとして大注目です。

更新日2020/05/27

PHEVの仕組み

ランドローバー レンジローバー PHEVまず、PHEVもPHVも構造・機能は同じプラグインハイブリッド車のことで、メーカーによって呼び名が異なるだけです。

ガソリンエンジン+電気モーターで走るハイブリッド車は自車充電だけなのに対してPHEVは、外部電源から走行用リチウムイオンバッテリーに充電が可能です(走行中は自車で充電します)。

充電設備は自宅にも設置でき、出先ではEVでお馴染みの各充電スポット(全国約1万5,000ヶ所)で充電できます。

充電時間はEVよりも短時間です。もちろん走行用バッテリー残量がなくなっても、ガソリンがあればエンジンで走行ができます。そのいっぽうで、走行用バッテリーの容量が大きくなり、SUVでも60km走れるモデルもあります。

また、PHEVは走行用バッテリーで1500W程度までなら外部電源としも利用できる給電機能を持つモデルもあり、キャンプや災害時には有効ですね。緊急時はガソリンエンジンを始動させて、走行用バッテリーに充電しながら、外部電源として使うこともできます。

欠点は、生産コストがかかることによる、高額な車両価格と、燃費(ガソリン+電気関係費用)。走行距離が少ないと、燃費が良くても、その差がHVほど埋まらないのです。ただ、PHEVはエコカー減税だけでなく、CEV(クリーンエネルギー自動車)導入事業費補助金申請対象(20万円の補助)に対象になっています。※給電機能付きは+2万円。

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日本を代表するPHEV-SUV。三菱 アウトランダー PHEV

三菱 アウトランダーPHEV 2018世界でもっともも支持されるPHEV-SUVは、前後モーター(最大出力F: 60kW、R:70kW)と、フロント(FF)のガソリンエンジン(2.5L 直4DOHC16バルブ。最高出力94kW)の、合計3つのパワーユニットを装備します。

プロペラシャフトはなく、フロントはエンジン(FF)+モーター、リアはモーターのみで駆動するフルタイム4WDです。最低地上高190mmなのでオフロードでも安心です。

走行パターンは、EVモード(モーターのみ。近距離)、シリーズモード(エンジンで発電・充電しモーターで走行)、パラレルモード(エンジンをモーターがアシスト。追い越しなど)の3つ。走行モードを電子制御で全自動で行い、常時4WD走行するS-AWC(SUPER ALL WHEEL CONTROL)です。ほとんどEVですね。

システム出力:224kW
WLTCモード燃費:16.4km/L
EV走行距離:57.6km
充電時間(AC200V):普通充電4.5時間(満充電)、急速充電(80%)25分
バッテリー総電力量:13.8kWh
給電機能:AC100V・1500Wまで(ヘアドライヤー、掃除機などが使えます)
価格:393万9,100円~

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ハイグレードでスタイリッシュなPHEV。メルセデス・ベンツ GLC 350 e 4MATIC クーペ

メルセデス・ベンツ glc 350e 2020メルセデス・ベンツの最新PHEV仕様は、流麗なクーペスタイルも魅力のミドルサイズSUVです。

FRベースのフルタイム4WDで、フロントにエンジン(2.0L 直4DOHC16バルブ直噴ターボ・最高出力155kW)と、モーター(最高出力90kW)を搭載し、トランスミッションは9AT。システム出力は最高出力235kW(320PS)、最大トルク700Nm(71.4㎏m)になります。

EVだけでも130㎞/hまで加速可能とモーターは強力です。走行行モードは、エレクトリック(EV走行)、エコ(燃費優先)、コンフォート(快適性優先)、スポーツ(加速時にモーターアシストを利用)、スポーツ+(モーターアシスト強)、バッテリーレベル(バッテリー充電レベルを維持)に、ユーザーが自由に設定できるインディビデュアルが用意されています。最低地上高160㎜なので、悪路はフラットなダートや雪道までですね。

システム出力:235kW(320HP)
WLTCモード燃費:12.5km/L
EV走行距離:45.2km
充電時間(200V):4時間(満充電)
バッテリー総電力量:13.5kWh
価格:922万円

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X3シリーズ初のPHEV。BMW X3 xDrive30e

BMW X3 xDrive30e 2020BMW社のPHEV-SUVには、すでに大容量24kWhバッテリーを搭載し、EVで79.2㎞の走行可能なX5 xDrive45eがリリースされていますが、車両価格が1028万円からと高価でした。

そこでもう少しお求めやすく、サイズが小さいX3 xDrive 30eの登場となったのです。

FRベースで、エンジン(2.0L 直4OHC16バルブ)とモーターをパワーユニットとしたフルタイム4WDで、トランスミッションは8ATです。

走行モードは、MAX eDrive(EV走行)、AUTO eDrive(モーターとエンジン併用)、バッテリーコントロール(設定したバッテリー充電量になるまでエンジンで走行)の3つです。EV走行のMAX eDriveでも、最高速135km/hが可能です。最低地上高204mmなのでX3らしいSUV性能はそのままです。

システム出力:215kW(292hp)
WLTCモード燃費:11.8km/L
EV走行距離:44.0km
充電時間(200V):約3.5時間の普通充電で0%から80%まで(0%から100%までは4.3時間で)
バッテリー総電力量:12kWh
価格:778万円~

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ジープPHEVの第1弾。 ジープ レネゲード 4xeの発売はいつ?

ジープ レネゲード プラグインハイブリッド 2020FCAグループのジープは、2022年までにすべてのモデルを電化すると発表しています。そのなかで、かなり具体的になっているのは、ラングラー、コンパス、そしてレネゲード(4xe)です。

レネゲード 4xeはPHEVで、ガソリン直4ターボをフロントに、モーターをリアにマウントします。プロぺラシャフトはなく、エンジンFF+モーターRRのフルタイム4WDとなります。

EVだけで最高速130㎞/h、ハイブリッドだと200km/hで、0-100km/h:7秒というパフォーマンスです。

基本走行モードは、エレクトリック(EV走行)、ハイブリッド(エンジン+モーター)、e-セーブ(バッテリー充電レベル維持)の3つ。それにスロットルやステアリングのレスポンスが向上するスポーツモードを備えています。

システム出力:190hpまたは240hp(ファーストエディション240hp)
EV走行距離:約50km
充電時間: 3kWで3.5時間(Wallbox=200V家庭用充電器。7.4kW=急速充電対応にアップグレードすると100分)
バッテリー総電力量:11.4kWh
予想価格:約2万6000ドル

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加速なら最速!?のPHEV版。トヨタ RAV4 PHV

トヨタ RAV4 Prime(米国仕様)いま日本で売れているSUVのなかの1台、トヨタ RAV4にPHEVが加わります。エンジンは、すでに販売されているハイブリッドモデルと同じ2.5L 直4DOHC16バルブ(シリンダー直噴+ポート噴射)で、前後にモーター(THSⅡ)を搭載。

FFのエンジン+モーターと、RRのモーターで駆動するフルタイム4WD「E-four」です。

0-60mph(0-96km/h)加速は、5.8秒とかなり速いですね。ホイールは19インチと大径で、フロントバンパーのデザインもHVなどと異なり、全体に迫力あるスタイルになっています。

問題はHVよりも約100万円高いこと。走行用の大容量リチウムイオンバッテリー(HVはニッケル水素バッテリー)など、PHEVはコストがかかりますからね。

システム出力:225kW(306PS)
WLTCモード燃費:21.8km/L(トヨタ発表ではありません。要確認)
EV走行距離:約63km(62.75kmです)
充電時間:方法も含み未発表
バッテリー総電力量:-
給電機能:100V・1,500Wまで可能
価格:約470万円~(予定)
2020年6月日本発売(予定)

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トヨタ RAV4 プライムがアメリカで発表!電気自動車のSUVは次の選択肢になる?

 

EVの優れたところにハイブリッドの特性をプラスしたPHEVは、環境性能にも優れることにくわえて、EVほど充電スポットの心配をする必要がないので、現在の交通環境のもとではベストな選択といえるでしょう。問題は、生産コスト=販売価格だけですね。

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