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日本では売らないの?欧州で人気のVW T-Roc

2019年末、フォルクスワーゲンでもっとも小さいSUVのT-クロスが日本に上陸して、300万円を切った特別価格とともに話題になったことは記憶に新しいところです。これにより、日本国内でのVWのSUVラインアップは、T-クロスとティグアンに、ワゴンベースのゴルフ オールトラックとパサート オールトラックという4車系となり、コンパクトからミドルクラスまでカバーする布陣となりました。しかし本国には、もう1車種、人気のSUVが存在します。それが、T-Rocです。欧州コンパクトSUV市場で存在感を見せるT-Rocとは、どんなクルマなのでしょうか。

更新日2020/06/18

T-RocはヨーロッパでのコンパクトSUV人気を支えた立役者

Volkswagen T-Roc 2019ヨーロッパでは日本と同様、コンパクトSUVの人気が続いています。販売台数からみると、ヨーロッパでの人気は一番がサブコンパクトカー、次いでコンパクトカーという順ですが、ここ数年のSUV人気もあって、2019年はコンパクトSUVがコンパクトカーに迫る勢いで販売数を伸ばし、2020年中にはコンパクトカーを超えると予想されています。

その快進撃の一翼を担うモデルがVW T-Rocです。2019年は、コンパクトSUVセグメントの販売数で3位。2020年も引き続き好調で、第一四半期はセグメントでトップのセールスを記録しています。2017年の登場から3年が経過していること考えると、その人気は本物と言って良いでしょう。

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T-RocはSUVの新しい個性を提案するモデル

VW T-Roc 2020T-Rocのボディサイズやデザインは、「ゴルフのSUV版?」といった趣です。プラットフォームはゴルフと同じMQBを採用、しかしパフォーマンスと快適性、感情と合理性、都会的なライフスタイルとオールラウンドな特性といった、一見矛盾した側面を融合させたクロスオーバーモデルであり、それまでのVWとはひと味違った”新しいアイデアに満ちた個性的なSUV”です。

エクステリア(外装)は、ティグアンなど他のSUVとも共通性のある、ダイナミズムとモダンなスタイルを融合させたものです。近年はインパクトのある大型グリルデザインがSUVのトレンドになっていますが、それとは対照的な直線を基調とした薄型で一体感のあるデザインは、良くも悪くもコンサバです。

全体に複雑な曲線は使われていませんが、フェンダーやボンネットのボリューム感が印象的な陰影を作り出していますし、アクセントのクロームパーツの配置や、3DデザインのLEDテールライトが個性と存在感を演出しています。

ボディサイズは、全長4,234mm×全幅1,819mm×全高1,573mm。ホイールベースは2,590mm(欧州発表値)です。

ホイールサイズは、ベーシックモデルが16インチ、上位グレードが17インチ。オプションで、18もしくは19インチが用意されています。

VW T-Roc 2020インテリア(内装)は、先進性とアクティブなSUVの個性を融合させたものです。メーターパネルには、11.3インチのフル液晶ディスプレイを配置するとともに、センターコンソールに6.5インチのディスプレイをセットします。

水平基調のインパネデザインは、オーソドックスなブラックカラーだけでなく、オプションでアクセントカラーを配したデザインを選ぶことも可能なほか、センターコンソールディスプレイは8インチに変更することも可能です。

エンジンは、ガソリンが1.0L 直3、1.5L 直4、2.0L 直4の3つ、ディーゼルは1.6L 直4と、出力の異なる2種類の2.0L 直4の計6タイプが用意されます。トランスミッションは、6速MTもしくは7速DSG(デュアルクラッチ式AT)。駆動方式はベーシックグレードがFF、上位グレードは4モーション(フルタイム式四輪駆動)です。

Volkswagen T-Roc R 20202019年に追加された最強モデルの”R”には、最高出力221kW(300PS)、最大トルク400Nm(40.8kgm)の2.0L 直4ガソリンエンジンが搭載され、0-100km/h加速4.8秒、最高時速250km/h(リミッター作動)をマークします。

安全装備は、アダプティブ・クルーズ・コントロール、歩行者モニタリング機能付シティエマージェンシーブレーキ、レーンキープアシスト、パーキングアシストなど、今日的な装備はひと通り装着されています。

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SUV+オープンの個性もまた魅力!カブリオレも登場

Volkswagen T-Roc Cabriolet 2020オープンボディのカブリオレは、2020年3月に追加されました。カブリオレのボディは2ドアとなり、乗車定員は2+2の4人乗り。ルーフの電動ソフトトップは、時速30km/h以下なら走行中でも開閉が可能で、開放時間は約9秒とアナウンスされています。

グレードは、”スタイル”とスポーティな”Rライン”の2つで、エンジンは1.0Lと1.5Lのガソリン(Rラインは1.5Lのみ)が用意されています。

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T-Rocは、コンパクトクロスオーバーSUV市場における新たなベンチマークとなるべく投入された、フォルクスワーゲンの意欲作です。日本に導入されたら、T-クロス以上に人気になりそうですね!

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