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24年ぶりに復活!フォード ブロンコってどんなクルマ?

まるで初代を連想させるクラシカルな顔つきに、最新の4WD技術を詰め込んで颯爽と現われたフォード ブロンコ。かつて1960年代に誕生したフォードの古参SUVが、21世紀になって急遽復活を遂げたのは記憶にも新しいところです。いよいよデビューを目前にした今、あらためてブロンコとはどんなクルマなのかをおさらいしてみましょう。

更新日2020/09/07

1966〜1996年までの約30年に渡って販売

フォード ブロンコ 1966かつてフォードが1966年から1996年まで生産を行なっていたブロンコ。1964年に発売されたマスタングの歴史的なヒットに続いて投入され、ジープに対抗しうるコンパクトで実用的な4WD車でした。

1977年まで製造された初代ブロンコは、通称「アーリーブロンコ」と呼ばれ、2ドアハードトップ、ピックアップ、そしてサイドにドアのないオープン(ロードスター)の3タイプが用意されていました。

フォード ブロンコ 1978続く2代目(1978年〜)からはフォード Fシリーズをベースにしたモデルへと大幅な改良が行なわれ、それに伴いボディも大柄化。丸目だったヘッドライトも四角灯へと変更されています。ボディタイプは2ドアハードトップのみとなりましたが、デタッチャブル仕様にすることでピックアップとしても乗れるようになっています。

フォード ブロンコ 1980その後1980年に3代目が登場。足まわりをリジットアクスルからTTB(ツイントラクションビーム)と呼ばれる独立懸架式へ変更し、乗り心地を追求したモデルとなっています。

フォード ブロンコ 1987さらに1987年には4代目ブロンコとなり、モダンなスタイリングとともに電子制御式のフューエルインジェクションを採用するなど、より現代的なモデルへと進化。

そして1992年に登場した5代目ブロンコをもっていったんはその歴史に幕を閉じましたが、2017年の北米国際ショーにて、急遽2020年におけるブロンコ復活がアナウンスされ、多くのアメ車ファンの話題をさらいました。

日本市場のラストモデル、2011年以降に発売された5代目フォード エクスプローラーに注目せよ

 

新型ブロンコってどんなクルマ?

フォード ブロンコ 20202020年に登場した通算6代目のブロンコ。そのスタイリングはどこか初代ブロンコを彷彿とさせています。フロントマスクには初代が採用してた丸目のヘッドライトを採用。その間にあるグリル部分には「BRONCO」の文字が誇らしげに描かれていますが、初代ブロンコではここに「FORD」の文字が描かれていました。ちなみに2代目ブロンコからは「FORD」のロゴはボンネットにあしらわれるようになり、4代目からはフォードのコーポレーションロゴである「ブルーオーヴァル」となっています。

フォード ブロンコ 2020そんな新型ブロンコには、2ドアモデルとこれまでのブロンコには存在しなかった4ドアモデルがラインナップされ、さらにオンロード向けのコンパクトなブロンコスポーツも用意されています。ボディサイズは2ドア版が全長4,412mm×全幅1,928mm×全高1,826mm、ホイールベース2,550mmで、4ドア版が全長4,811mm×全幅1,928mm×全高1,854mm、ホイールベース2949mm、さらにブロンコスポーツは全長4,387mm×全幅1,887mm×全高1,783〜1,890mm、ホイールベース2,670mmとなっています(すべてベースグレードの値)。なお乗車定員は2ドア/4ドアともに5名乗車、ブロンコスポーツも同様に5名乗車となっています。

フォード ブロンコ 2020新型ブロンコは、かつて初代ブロンコにロードスターと呼ばれるオープンモデルがあったように、ハードトップおよびサイドのドアパネルを取り外すことができるようになっていて、この辺りも初代ブロンコへのオマージュが散りばめられています。プラットフォームにはフォードのミッドサイズトラックであるレンジャーと共通のものを採用。シャシーはトラックならではのラダーフレームで足まわりはフロントがダブルウィッシュボーン、リアがリジットアクスルとなっています。

パワートレインはフォードの誇る次世代ターボエンジン「EcoBoost」を採用した2種類を用意。2.3L 直4ターボエンジン(最高出力270PS、最大トルク42.9kgm)と2.7L V6ターボエンジン(最高出力310PS、最大トルク55.3kgm)です。

なおコンパクトモデルのブロンコスポーツでは、1.5L 直3ターボエンジン(最高出力181PS/6,000rpm、最大トルク26.3kgm/3,000rpm)と2.0L 直4ターボエンジン(最高出力245PS/5,500rpm、最大トルク38.0kgm/3,000rpm)が用意されていますが、こちらもEcoBoostとなっています。

フォード ブロンコ 2020トランスミッションは2.3Lモデルに7速MTと10速AT、2.7Lモデルに10速ATを用意。また、「GOAT」というドライブモードセレクターが用意され、エコやスポーツ、マッドなどグレードによって計8種類のセッティングをセレクトできるようになっています。

駆動方式は2ドア/4ドアモデルともに4WDシステムを採用。2速の電子制御トランスファー付きパートタイム4WDと、2速の電子機械式トランスファー付きオートマチック4WD(オプション)の2種類が用意されています。

悪路踏破性能には非常に優れており、最低地上高は2ドアが213mm(ベース時)、4ドアが211mm(ベース時)というロードクリアランスを確保。30インチという巨大なタイヤを履いており、最大でなんと35インチサイズまでにも対応。これらもまた道なき道を突き進むために欠かせない装備のひとつといえるでしょう。

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気になるグレード、価格は?

フォード ブロンコ 2020見た目はタフな一方、インテリア(内装)は現代的なデザインおよび装備内容へと一新した新型ブロンコ。直感的な操作が行なえるタッチスクリーンディスプレイは8インチもしくは12インチという見やすいサイズで、レザーインテリアにも対応しています。

発売当初のグレード構成は、ベース・ビッグベンド・ブラックダイヤモンド・アウターバンクス・ワイルドトラック・バッドランズの6種類を設定。さらに3,500台限定のリミテッドエディションも用意されていて、こちらはワイルドトラックをベースにした特別仕様車となっています。またボディカラーは、アンチマターブルーやエリア51、アクタスグレーなど計10色をラインアップ。快適機能や内外装トリムデザインをまとめたパッケージは、スタンダード・ミッド・ハイ・LUX・サスカッチの計5種類が用意されています。

気になる価格は2ドアモデルが2万9995ドル(約318万円)〜、4ドアモデルが3万4695ドル(約368万円)〜となっていて、最も安いブロンコは3万ドルを切る価格設定となっています。ちなみに限定車のリミテッドエディションは5万9305ドル(約630万円)となっています。

フォードが戻ってきたら売って欲しいSUV3選

 

デザイン、装備、価格とあらゆる面で売れそうな予感のある新型フォード ブロンコ。残念ながら日本での正規輸入販売が行なわれませんが、それでも気になる方も多いはず。ヨーロッパ生まれのプレミアムSUVにはないタフさこそ、ブロンコの大きな魅力であることは間違いありません。ちなみに現在先行予約受付中ですが、実際のデリバリーは2021年頃だといわれています。

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