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WLTC燃費がいい輸入車SUVランキングTOP10
輸入車=燃費が悪いというのは昔の話。環境問題に国家レベルで真剣に取り組む時代になってからは、各自動車メーカーも大変な苦労をしながら、クルマの性能向上を図っているわけです。燃費が良いクルマはユーザーにとっても嬉しいことですが、実際にどのくらいの燃費なのかは気になるところですね。そこで今回は、燃費がいい輸入車をランキング形式で紹介します。
更新日2021/04/1910位:メルセデス・ベンツ GLA 16.5km/L
メルセデス・ベンツのSUVシリーズでは最小となるGLA。Aクラスをベースにしつつもボディサイズを拡大した専用設計となり、フロントグリルやサイドガード、リアプロテクターなどによってSUVらしさを演出し、ホイールもAクラスでは16インチが標準なのに対しこちらは18インチが標準装備となっています。
搭載されるエンジンは、低振動化することで優れた静粛性能を実現した2.0L直4ディーゼルターボで、最高出力は110kw(150PS)/3,400〜4,400rpm、最大トルクは320Nm(32.6kgm)/1,400〜3,200rpm、トランスミッションは新開発のデュアルクラッチ式8速G-DCT(AT)、駆動方式は4マチックと呼ばれるフルタイム4WDを採用し、WLTCモード燃費では16.6km/Lをマークしています。
全長4,415mm×全幅1,835mm×全高1,620mmと全高をAクラスよりも高めているためSUVとしてのバランスが良く、見た目の存在感もあるGLA。インテリアではメーターパネルとナビ画面がつながったワイドスクリーンディスプレイをダッシュボード上に装備し、ナビ画面はタッチ式を採用するなど装備面も充実。内外装ともにコンパクトクラス以上の高級感をもつ仕上がりとなっています。
9位:プジョー 3008/5008 16.6km/L
プジョーSUVシリーズの主軸となる3008/5008シリーズ。ともに2017年のフルモデルチェンジによってミニバンからSUVへと姿を一新し、2021年のフェイスリフトで新世代デザインとなりました。
3008は全長4,450mm×全幅1,840mm×全高1,630mm、対する5008は全長4,640mm×全幅1,840mm×全高1,650mmとわずかに5008の方が大きく、また3008の乗車定員が5名なのに対し、5008では7名乗車が可能となっています。
3008/5008の両車に搭載されるのがBlueHDiという2.0L直4ディーゼルターボエンジン。最高出力は130kW(177PS)/3,750rpm、最大トルクは400Nm(40.8kgm)/2,000rpm、トランスミッションはともに8速AT、WLTCモード燃費は16.6km/Lとなります。
どちらも一見すると重厚そうな印象ながら、ディーゼルエンジンならではのトルクフルな走りが楽しめるSUV。ライオンの爪や牙をイメージした新デザインによって高級感も生まれ、LEDヘッドライトやADASという安全運転システムなども装備されるなど、お買い得感の高いモデルとなっています。
第7位:VW T-Cross 16.9km/L
T-Crossは、フォルクスワーゲンのSUVシリーズで最もコンパクトなモデルです。全長4,115mm×全幅1,760mm×全高1,580mmと日本の都市部でも使いやすいコンパクトなボディサイズでありながら、広々とした居住性とクラストップレベルの荷室容量を備えています。
搭載されるエンジンは1.0L 直3ガソリンターボで、最高出力は85kW(116PS)/5,000〜5,500rpm、最大トルクは200Nm(20.4kgm)/2,000〜3,500rpm、トランスミッションは7速DSGで、WLTCモード燃費は16.9km/Lとなります。
コンパクトクラスとはいえ荷物を載せる機会が多いSUVですから、頼りないパワーでは使いにくく感じてしまいます。しかしT-Crossは数字以上に小気味良い加速と扱いやすさがありますから、あらゆるドライブシーンで気持ちの良い走りが楽しめます。
第7位:ミニ クロスオーバー 16.9km/L
ミニのラインアップの中でも特に人気なのがクロスオーバーです。往年のミニを思わせるアイコニックなデザインに加え、完成度の高いメカニズムと豊富なバリエーションが人気の理由でしょう。
プラグイン・ハイブリッドモデルもラインアップされるクロスオーバーですが、最も燃費の良いグレードはディーゼルの「COOPER D」です。搭載されるエンジンは2.0L 直4ディーゼルで、最高出力は110kW(150PS)/4,000rpm、最大トルクは350Nm(35.7kgm)/1,750〜2,500rpm、トランスミッションは8速ATで、WLTCモード燃費は16.9km/Lです。
T-Crossと同じ数字ではありますが、こちらは燃料が軽油で経済的ですし、ディーゼルならではのトルクフルでゆとりのある走りが楽しめます。
第5位:プジョー 2008 17.1km/L
デビューしたばかりの2代目プジョー 2008は、ライオンの爪やイメージをモチーフとしたディテールを随所に取り入れた、個性的なコンパクトSUVです。3D化された未来的なメーターディスプレイや異形小径ステアリング、大胆な造形のダッシュボードなどインテリアも斬新で、一歩先を行く先進性が感じられます。
搭載されるエンジンは1.2L 直3ガソリンターボで、最高出力は96kW(130PS)/5,500rpm、最大トルクは230Nm/1,750rpm、トランスミッションは8速ATで、WLTCモード燃費は17.1km/Lとなっています。
全長4,305mm×全幅1,770mm×全高1,550mmと日本でも人気の高いボディサイズ(全高が1,550mm以下でほとんどの立体駐車場に対応しているのもポイント!)ですし、EV(電気自動車)の「e-2008」もラインアップされており、新たなステージを見据えた次世代のSUVとして人気が出そうですね。
第5位:シトロエン C5 エアクロスSUV 17.1km/L
シトロエンのユニークで快適なミドルクラスSUV、C5 エアクロスSUVは、モダンで洗練されたデザインに上質な内装、最新のアシストシステムや充実した装備が快適なモデルです。
パワートレインにはガソリンとディーゼルの2種類がラインアップされますが、燃費が良いのはディーゼルの方です。2.0L 直4ディーゼルの最高出力は130kW(177PS)/3,750rpm、最大トルクは400Nm(40.8kgm)/2,000rpm、トランスミッションは8速ATで、WLTCモード燃費は17.1km/Lです。これはプジョー2008と同じ数値ですが、燃料が軽油のC5 エアクロスの方が経済的です。
ちなみにシトロエンには、C5より一回り小さい「C3 エアクロスSUV」もありますが、こちらはディーゼルモデルがラインアップされていないため、C5の方が燃費の良いモデルとなります。
第4位:ジープ レネゲード 4xe 17.3km/L
ジープのなかで最もコンパクトなSUVがレネゲードです。本格クロカンのイメージが強いジープですが、4xe(フォーバイイー)というPHEVモデルをラインアップ。その日本第1弾として2020年10月に投入されたのが、レネゲード 4xeです。
ガソリンエンジンは1.3L 直4マルチエア16バルブインタークーラー付きターボエンジンを搭載し、トランスミッションには6速ATを採用。グレードにはリミテッド4xeと悪路走破性を高めたトレイルホーク4xeが用意されています。
最高出力はリミテッド4xeが96kW(131PS)/5,500rpm、トレイルホーク4xeが132kW(179PS)/5,750rpmとなり、最大トルクはリミテッド4xe/トレイルホーク4xeともに270Nm(27.5kgm)/1,850rpm。
それに組み合わされるFCAeモーターはフロントおよびリアの2ヶ所に置かれ、ともに交流同期電動機を採用。フロントモーターの定格出力は14.5kW(20PS)、リアモーターは44.0kW(60PS)です。
WLTCモード燃費は17.3km/L(リミテッド 4xe)を誇り、環境にも配慮したモデルとなっています。
第3位:メルセデス・ベンツ GLB 17.5km/L
GLBはメルセデス・ベンツの新型SUVで、2020年6月に日本上陸しました。GLAとGLCの中間に位置する日本でも扱いやすいボディサイズで、3列シート7人乗りであるのが特長です。
パワートレインにはガソリンとディーゼルの2種類がラインアップされ、ディーゼルの方が燃費が優れています。2.0L 直4ディーゼルの最高出力は110kW(150PS)/3,400〜4,400rpm、最大トルクは320Nm(32.6kgm)/1,400〜3,200rpm。トランスミッションは8速ATで、WLTCモード燃費は17.5km/Lです。
3列シートSUVはその車重から燃費が悪化しがちですが、ランキング3位に記録するなど優れた数値を記録しています。
第2位:DS3 クロスバック 18.2km/L
DS3 クロスバックは、シトロエンの高級ブランド「DS」シリーズのコンパクトSUVです。モダンアートのような彫りの深い造形と独特のLEDライト、シャークフィン型のBピラーにリトラクタブル式のドアハンドルなど、SUVの常識を覆すほど徹底的にデザインとディテールにこだわっているのが特徴です。
ともかく感心して見入ってしまうほどの凝った造りについ目を向けてしまいがちですが、SUVとしての使い勝手や走りの完成度が高く、実際この燃費ランキングでは2位を獲得する実力の持ち主でもあります。
搭載されるエンジンは1.2L 直3ガソリンターボで、最高出力は96kW(130PS)/5,500rpm、最大トルクは230Nm(23.5kgm)/1,750rpm、トランスミッションは8速ATで、WLTCモード燃費は18.2km/Lです。
カタログやウェブサイトを見ても、燃費をウリにする表現は見当たらないのがニクいところ。「高級コンパクトクロスオーバー」としてふさわしいパワーと環境性能が与えられることは、DS3 クロスバックにとっての必然であり、それがこのクルマの魅力を高めている要素でもあります。
第1位:VW T-Roc 18.6km/L
見事、1位に輝いたのはVW T-Rocです。ヨーロッパでは2019年コンパクトSUVセグメントの販売数で3位を記録するほどの人気モデルで、2020年1月のT-Crossの発売に続いて、7月に発売されました。ゴルフと同じくMQBプラットフォームを採用しており、日本の道路状況にマッチしたボディサイズでありながら、通常時445L、最大1,290Lの荷室を備えるなど広い室内空間が魅力です。
パワートレインは2.0L 直4ディーゼルを搭載。 最高出力は110kW(150PS)/3,500rpm、最大トルクは340Nm(34.7kgm)/1,750〜3,000rpm。トランスミッションは7速DSGで、18.6km/Lもの低燃費を記録。T-Crossよりもひとつ上の車格ですが、T-Crossはハイオクガソリン指定となっているので、T-Rocの方が燃費が良くなっています。
今回紹介した燃費データは、JC08モードより実燃費に近いと言われているWLTCモードで掲載しています。輸入車のほとんどはハイオクガソリン指定となっていますが、ディーゼルモデルもありますので、経済性を重視する方にとってはうれしい選択肢となりますね。