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プラド、CX-8、エクストレイル、一番後席の居住性が高いのはどれ?

最近では2列目シートの後ろに3列シートを備えた国産SUVが数多くラインナップされるようになりました。そこで今回は、日本生まれの3列シートを装備した3台のSUVを比較して、どれがいちばん3列シートの居住性が高いのかを検証してみたいと思います。

更新日2021/01/12

プラド、CX-8、エクストレイル、それぞれどんなクルマ?

トヨタ ランドクルーザー プラド

トヨタの誇る大型SUVとして世界的にも有名なランドクルーザー。その派生モデルとしてデビューしたのがプラドです。そもそもは70系ランドクルーザーのライト版であるランドクルーザーワゴン(1984年〜)が始祖となっており、「プラド」という名前で発売されたのは1990年になってから。ランドクルーザが直6エンジンを搭載していたのに対し、こちらは直4エンジンを搭載し、そのためボンネット長が短く、スタイリングもランドクルーザーよりもヘビーデューティー感を薄めています。

プラドという名前になってからはより乗用車テイストを強めつつも、4WDによる優れた悪路走破性はランドクルーザー譲りということもあって、発売直後から人気SUVに。以降モデルチェンジを重ね、現在は2009年登場の4代目となっています。

トヨタ ランドクルーザー プラド

この4代目プラドからは3ドアショートボディの販売が廃止され、5ドアのロングボディのみとなりました(海外仕様にはショートボディあり)。それにともないプラドのラインナップは3列シートを備えた7名乗車仕様が基本となり、「TX」など一部のグレードに5人乗り仕様車が設定されています。

現行型プラドのボディサイズは、全長4,825mm×全幅1,885mm×全高1,850mm、ホイールベースは2,790mmという大きさ。3列シートは足元を低床化し、シート座面と床との距離を広げることでさらなるゆとりを実現しました。3列目シートは左右それぞれ分割可倒させることができ、スイッチひとつでシートを格納することも可能となっています(電動タイプ)。

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マツダ CX-8

マツダ cx-8 2017

マツダSUVシリーズの中で最上位モデルに位置するCX-8。もともと3列シートを備えたクロスオーバーSUVとして開発され、2017年末に発売されました。6名または7名乗車を基本コンセプトにしているため車内空間にゆとりがあり、SUVでありながらミニバンのような居住空間を実現しています。なおこのCX-8の登場により、マツダはプレマシーなどミニバンの販売を終了。それに代わる位置づけとしてCX-8が発売されたとも言われています。

2列目シートは、6名乗車と7名乗車があり、6名乗車モデルは2列目席が左右独立タイプのキャプテンシート仕様になっていますが、これもまたミニバンを意識したつくりといえるでしょう。ボディサイズは全長4,900mm×全幅1,840mm×全高1,730mm、ホイールベースは2,930mmという大きさ。3列目シートはフロアと座面の高さを最適化させ、2列目シートの下に3列目シート乗員のつま先を入れるためのスペースを確保することでゆとりを実現させています、さらに乗降性にも工夫を凝らし、乗り降りの際に体をひねることなく頭をくぐらせるだけで乗り降りができる快適さを実現しました。

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日産 エクストレイル

日産 エクストレイル プロパイロット

日産自動車が2000年から販売を続けているエクストレイルは、ミドルサイズのクロスオーバーSUV。日本におけるライトクロスカントリーSUVが人気を博していた1997年の東京モーターショーで出展されていた「トレイルランナー」をベースにして、2000年に発売を開始。日本だけでなくアジアやヨーロッパなどでも発売された人気SUVです。

2007年にはフルモデルチェンジを行ない2代目へと進化。現在はルノーと共同開発したプラットフォーム「CMF(Common Module Family)」を採用した3代目エクストレイルが販売されています。

2代目よりも大柄になった現行型のボディサイズは、全長4,690mm×全幅1,820mm×全高1,740mm、ホイールベース2,705mmという大きさ。このエクストレイルは標準仕様が2列シートの5名乗車となっており、「20Xi」などの一部グレードにのみ3列シートを備えた7名乗車仕様を設定しています。サードシートは5:5の分割可倒式を採用し、リクライニング機能も付属。またラゲッジスペース内にはボトルホルダーやラゲッジサイドトレイも備わっています(3列シート車のみ)。

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3列シートの居住性は?

ランドクルーザー プラド 2017

トヨタ ランドクルーザー プラド

ショートボディが廃止され7名乗車が基本となったプラドや、当初の開発時点から3列シートを予定していたCX-8、そして2列シート5名乗車が標準となるエクストレイル。この3台の3列シートにおける居住性の高さはいったいどれが優れているのでしょうか。

サードシートの居住性に優劣をつける大きなポイントとして、全長とホイールベースが挙げられます。全長は圧倒的にCX-8が長く(プラド4,825mm/CX-8 4,900mm/エクストレイル4,690mm)、ホイールベースもまた同じくCX-8が一番長くなっています(プラド2,790mm/CX-8 2,930mm/エクストレイル2,705mm)。ちなみに室内長を比べてみるとプラド2,520mm、CX-8 2,690mm、エクストレイル2,005mmとなっていて、こちらもやはりCX-8が優勢となっていることが分かります。これはあらかじめ3列目シートを想定して開発が進められていた経緯を持つCX-8ならではの結果といえるでしょう。

マツダ CX-8

それでは、室内空間の広さ以外でも3台の3列目シートの特徴をそれぞれ比較してみましょう。

プラドの3列目シートは電動タイプが用意されており、格納スイッチをいちど押すだけでシートバックが垂直まで移動し、再度押し続けると今度はシートクッションが格納し、続いてヘッドレストシートバックが前に倒れフラットなラゲッジスペースを生み出すことができるようになっています。また手動タイプでもバックドア側からはレバーひとつでのワンタッチ操作で、クッションを操作できるようになっています。

続くCX-8では3列目シートの本体のつくりもさることながら、周囲にボトルホルダーや小物入れ、さらには充電用USB端子を備えるなどのユーティリティにも工夫が凝らされており、フロント&セカンドシートにもひけを取らない使いやすさを備えています。

日産 エクストレイル 2017

そんな使い勝手の良いプラドやCX-8に比べ、どうしても劣勢なのがエクストレイル。もともと5名乗車が基本となっているため、あくまでの3列目シートは「おまけ」的な雰囲気は否めませんが、それでもボトルホルダーやサイドトレイなどを用意して使い勝手に工夫を凝らしています。また今回の中では最もコンパクトなため、取り回しの良さでは優勢といえるでしょう。ちなみに最小回転半径を比べると、プラドとCX-8がともに5.8mなのに対し、エクストレイルは5.6mとなっています。

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いかがでしたでしょうか。居住性のみで比較するとCX-8の圧勝といえるかもしれませんが、居住性の広さ以外ではプラドも善戦しており、エクストレイルはコンパクトな分だけ普段使いにも便利な3列シートSUVであるといえるでしょう。3車それぞれの魅力を放つサードシートを備える国産SUV。貴方はどれを選びますか?

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