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キャデラック XT4が日本に上陸、どんなクルマなの?
いま最も勢いのあるカージャンルといえるのが、コンパクトSUVと呼ばれるカテゴリー。ヨーロッパの自動車メーカーだけでなく日本の自動車メーカーなどからも、各社がこぞって新型モデルを投入し、しのぎを削っています。そんな群雄割拠の中で、アメリカ生まれのコンパクトSUVがいよいよ日本に上陸しましした。それがキャデラック XT4です。 すでにアメリカではひと足先に発売されており、日本での発売が待ち望まれていた注目の1台をさっそく解説していきましょう。
更新日2021/02/012018年にデビューしたキャデラックの末弟SUV
アメリカを代表する高級自動車メーカーのキャデラックに、新しく加わったコンパクトSUVのXT4。すでにアメリカ本国では2018年から販売され人気を博していますが、ついに日本でも2021年1月より販売をスタート。デリバリーは同年の2月以降を予定しています。
かつてキャデラックにはSRXというクロスオーバーSUVが存在していましたが、2016年をもって生産を終了。その系譜を受け継いで発売されたのがXT5というミドルサイズのSUVで、このXT4はさらにコンパクトな大きさが特徴です。なお2019年には、XT5の上をいく大きさのXT6も登場し、「XT」と名のつくSUVは現在3種類(XT4、XT5、XT6)のラインアップが揃っています。
XT4がお披露目された2018年は、すでに世界的なコンパクトSUVブームの真っ只中。欧州の自動車メーカーからはX2、XC40といったコンパクトSUVがデビューし、日本でもレクサスなどからプレミアムコンパクトSUV、UXが発売されました。
そんな情勢下でキャデラック初のコンパクトSUVとして登場したのが、このXT4というモデルなのです。
3列シートを備えたXT6や、全幅が1.9mを超えるXT5と比べ、日本でも取り回しやすいコンパクトなサイズをもつXT4は、兄弟モデルと同様に日本国内でも人気を得ることは間違いなさそうです。
若者に訴えかけるエクステリア
XT4はキャデラック独自のコンパクトSUVスペースフレーム構造を採用し、日常シーンに使いやすいコンパクトなボディサイズを実現。その大きさは全長4,605mm×全幅1,875mm×全高1,625mm、ホイールベース2,775mmとなっています。
デザインは若手デザインチームによるもので、キャデラックのDNAを感じさせる力強さを表現するとともに空力特性にも優れたプロポーションを生み出しています。彫刻的なボディラインと光の映り込みが美しく輝くサーフェスデザインなど、コンパクトでありながら高級感を演出。キャデラックらしい佇まいとなっています。
フロントおよびリアにつく印象的なライトには最新のLEDテクノロジーを採用し、フロントにはロー&ハイビーム、そしてデイタイムランニング用のLEDライトブレードが装備されています。キャデラックSUVシリーズのアイコンにもなっている縦型のL字型ライトは水平方向に伸び、XT4のワイドなボディを際立たせています。
エクステリア(外装)のデザインを担当したテレーズ・ピナッツォ氏は「(XT4は)堂々として落ち着きに満ちた絶大な存在感を放っています。キャデラックのDNAを感じさせつつ、ターゲット層である若者に訴えかける迫力を備えています」と述べています。
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コンパクトながら広々としたキャビンスペース
XT4のインテリア(内装)はエクステリアのデザインを反映し、大胆さと力強さを兼ね備えたデザインを採用。上質な素材を組み合わせることで高級感を演出し、本革シートは上質なクラフトマンシップによって仕上げられています。また各シートで温度設定ができるデュアルゾーン空調システムやBOSE社製のサラウンドサウンド・システム(13スピーカー)を搭載するなど、車内での快適性にもこだわっています。
定員は5名で、リアシートのレッグルームはクラストップレベルの広さを確保。また荷室容量も通常時で637L、最大時では1,385Lにまで拡大できるなど、コンパクトSUVでありながら高いユーティリティを生み出しています。
ユーザーインターフェイスでは、タッチスクリーンやロータリーコントローラーなどを備えたキャデラック・ユーザー・エクスペリエンスを搭載。スマートフォンと同じように直感的な操作ができるようになっています。さらにNFC(近距離無線通信技術)を用いた素早いペアリングや充電ができる次世代型のワイヤレスチャージングなど、最新の技術も数多く採り入れられています。
ナビゲーションは、GMジャパンと株式会社ゼンリンデータコムが共同で開発した完全通信車載ナビ「クラウドストリーミングナビ」を標準で搭載。GPSを検知できないシチュエーション(トンネル等)でも自律航法ができ、最新の地図を常にストリーミングすることでデータ更新の煩わしさからも解放されています。
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クラストップ級のパワーを備えたエンジン
XT4のパワートレインは、新設計となる直噴2.0L 直4ターボエンジンを搭載。最高出力230PS(169kW)/5,000rpm、最大トルク350Nm(35.6kgm)/1,500〜4,000rpmを発生します。低負荷時には2気筒を休止するシリンダーオンデマンド機構を備え、燃費効率とパフォーマンスを最大化することに成功。またオートスタート/ストップ機能や低回転時のターボラグを抑えてNAエンジンに匹敵するスロットルレスポンスを提供するツインスクロールターボシステムなども採用しています。
トランスミッションは9速ATが組み合わされ、なめらかな走行性能と優れた燃費性能の達成にも貢献。さらにツインクラッチAWDシステムにより俊敏な旋回性能を発揮し、シチュエーションに合わせて後輪への駆動力の伝達を遮断することができるためパワートレインのフリクションを低減させることもできるようになっています。
安全装備として、レーダーやカメラ、センサーなどを利用したエマージェンシーブレーキシステム(歩行者対応ブレーキ等)やアダプティブ・クルーズ・コントロール、死角での危険を知らせてくれるサイドブラインドゾーンアラートなど、全部で20以上もの最新安全装備を搭載しています(グレードによって装備内容の違いあり)。
グレード構成および価格について
日本におけるXT4のグレード構成はプレミアム、スポーツ、プラチナムの3種類。メーカー小売価格は、プレミアムが570万円、スポーツが640万円、プラチナムが670万円となっています。
ボディサイズやパワートレインなどは3グレードとも同じですが装備内容の違いによって、プレミアムのみ車両重量が1,780kgとなっています(他の2モデルは1,760kg)。
主要装備の面では、プレミアムのみリアオートマチックブレーキやアダプティブクルーズコントロール(全車速追従機能)、フロントシートベンチレーション、空気イオン化/除菌機能がついていなかったり、プラチナムのみウルトラビューパノラミック電動サンルーフ(サンシェード付)が装備されているなどの違いがあります。
ボディカラーは、ラジアントシルバー、ステラ−ブラックメタリック、クリスタルホワイトトゥリコート、オータムメタリック、シャドーメタリックの5種類があり、全車で選択することが可能。ただし内装色はグレードによって配色や仕様が異なります。
世界的に人気の高いコンパクトSUVのセグメントに、満を持して参入したキャデラックの意欲モデル。すでにアメリカ本国では発売されており、その完成度の高さから人気を博しているのも頷けます。車両価格や内外装のプレステージ性、日本国内の道路事情などを考えても、XT5同様の人気となるのは間違いなさそうですね。