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【低価格なのに機能充実】話題のトヨタ 新型カローラクロスを徹底解説

1966年の誕生以来、実に半世紀以上にわたって愛されてきたのが、トヨタのロングセラーモデルであるカローラ。セダンやワゴン、ハッチバックといった豊富なボディタイプをラインアップすることでも知られていますが、2021年9月にはSUVモデルであるカローラクロスが発売されました。この記事ではトヨタ 新型カローラクロスがどんなモデルなのか解説していきます。

更新日2021/09/22

元々はタイで発売

トヨタ カローラクロス 2020

今回、新しくトヨタのラインアップに加わったカローラクロスですが、実は2020年7月にタイで世界初公開されていました。

タイで発表されたことから主にアジアの新興国を意識したモデルであるとみられており、発売後も実際に東南アジア、南米、アフリカの国々を中心に輸出されていました。

日本上陸の噂もささやかれていましたが、当時は2020年4月に世界初公開されたヤリスクロスの方が大きな話題になっていたため、一旦話題も沈黙。しかしここ数ヶ月の間に噂が再燃し始め、実際に日本でも発売の運びとなりました。そんな話題のカローラクロスはどんなクルマなのでしょうか?

 

エクステリア・ボディサイズ解説:C-HRとRAV4の中間に当たるモデル

トヨタ カローラ クロス 2021

ボディサイズは全長4,490mm×全幅1,825mm×全高1,620mm、ホイールベースは2,640mm。ちょうどC-HRとRAV4の中間にあたるサイズです。プラットフォームには、C-HRやレクサス UXと同じGA-Cプラットフォームを採用しているため、ホイールベースの長さはそれらの車種と同じになっています。

最低地上高は160mm。C-HRの140〜155mmと比較すると高いですが、SUVの中ではやや低めです。主に都市での利用を主眼においたモデルと言えるでしょう。

エクステリア(外装)のデザインコンセプトは「アーバン・アクティブ」。SUVらしい力強さとスタイリッシュさを兼ね備えたモデルで、ガラス面やフロント・リヤランプの伸びやかなデザインと、ワイドで安定感のあるバンパーのデザインのコントラストにより、都会的ながらも力強さが感じられる一台となっています。

 

インテリア解説:上質感があるかつ開放的なデザイン

トヨタ カローラ クロス 2021

インテリアは「カジュアルな雰囲気の中に、上質かつ洗練された質感」のデザインとなっています。インパネからドアトリムにかけては連続性のあるデザインで室内空間に広がりを感じさせているほか、室内照明はすべてLEDを採用。G“X”を除く全車に運転席のホールド性を高めたスポーティなシートを標準装備するなど、上質感を高めています。

また、室内空間が広く取られているのも特徴です。カローラクロスの室内長は 1,805mm、 室内幅は1,505mm、室内高は1,265mm。SUVならではのアイポイントの高さにより、見晴らしの良さを実現しているだけではなく、ピラーを細くしたりインパネのデザインをスッキリさせることにより、見切りの良さも実現しました。

それにくわえ、前席も後席も頭上空間を確保することで、どの席に座ってもゆったりと快適にドライブを楽しめるのが特徴です。後席にはリクライニング機能もついているので、自分の好みに合わせてシートを調整しくつろぐことも可能です。

トヨタ カローラ クロス 2021

また、上級グレードのZ、Sにはオプションとしてパノラマルーフ(電動サンシェード&挟み込み防止機能付き)を用意。パノラマルーフは開放感のある景色を提供してくれます。紅葉や花見などの風景を自動車のなかから楽しめるのはいいですね。さらに、電動ロールシェードで日差しのコントロールも可能です。

余談ですが、最近サンルーフはダイハツ タフト、トヨタ ハリアー、ホンダ ヴェゼルにも用意されており、現在トレンドの装備となっているようです。

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荷室の広さは5人乗車時でも482L。後席を倒すと前席のシートバック(シート位置:最後端)からフィニッシュプレートまで1,621mmの荷室長が生まれ、トヨタ公式サイトではシートアレンジによってロードバイクも積載可能としています。

また、前席のシートバック(シート位置:最前端)を前に出すと1,885mmものスペースが生まれます。これだけあれば大人一人がゆとりを持って車中泊できるでしょう。

トヨタ カローラ クロス 2021

実際にカローラクロスは車中泊を意識しており、ラゲージアクティブボックスという装備を用意しています。これは通常時は外から荷物の中身が見えないようにしてくれるほか、車中泊をする時には荷物をフラットにすることができます。コンパクトSUV ながら車中泊ができるというのは嬉しいですね。

さらに、地上から720mmの場所に荷室開口部があります。荷室の下に足を入れるだけで開くハンズフリーバックドアも付いている(Zに標準装備、Sにオプション)ので、荷物を高い場所まで持ち上げなくても楽に積み下ろしできるよう工夫されておりかなり便利な機能です。

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パワートレイン解説:パワートレインは 2種類用意

トヨタ カローラ クロス 2021

パワートレインは、1.8 L 直列4気筒ガソリンエンジンと、1.8 L 直列4気筒ガソリンエンジン+モーターのハイブリッドを用意。駆動方式はガソリンモデルが2WDのみ、ハイブリッドモデルが2WD/4WDとなっています。

1.8 L 直列4気筒ガソリンエンジンのスペックは、最高出力103kW(140PS)/6,200rpm、最大トルク170Nm(17,3kgm)/3,900rpm、WLTCモード燃費は14.4km/L。

1.8 L 直列4気筒ガソリンエンジン+モーターのハイブリッドは、エンジンの最高出力72kW(98PS)/5,200rpm、エンジンの最大トルク142Nm (14.5kgm)/3,600rpm。

フロントモーターの最高出力53kW(72PS)、最大トルク163Nm(16.6kgm)。リアモーターの最高出力が5.3kW(7.2PS)。最大トルクは55Nm(5.6kgm)。WLTCモード燃費は24.2〜26.2km/Lです。

やはり、26.2km/LというSUVトップクラスの低燃費はカローラクロスの魅力ですね。

 

走行性能解説:新開発のサスペンション

トヨタ カローラ クロス 2021

前述したように、プラットフォームにはGA-Cプラットフォームを採用。軽量かつ高剛性のボディ骨格や、エンジン音やロードノイズなどを低減する吸音素材を採用することで、静粛性を高めています。

サスペンションは、フロントには全車マクファーソンストラット式、リアサスペンションには2WDにおいて新開発のトーションビーム式が採用されています。

またハイブリッドの4WD(E-Four)では、カローラにも採用されているダブルウィッシュボーン式を採用しており、安定性と応答性を高めています。

最小回転半径は5.2m。カローラクロスよりもボディサイズが小さいヤリスクロスが5.3mですから、かなり取り回しはしやすいと言えます。

 

安全装備解説:トヨタセーフティセンスを全車標準装備

トヨタ カローラ クロス 2021

先進の安全装備 Toyota Safety Sense(トヨタセーフティセンス)も全車標準装備。それに加えて、駐車時に安心なパーキングサポートやバックガイドモニターも、G“X”を除くグレードに標準装備されています。

パーキングサポートは、パーキングサポートブレーキ(静止物)[インテリジェントクリアランスソナー]、パーキングサポートブレーキ(後方接近車両)[リヤクロストラフィックオートブレーキ]、パーキングサポートブレーキ(後方歩行者)の3種類の機能から成り立っています。

パーキングサポートブレーキ(静止物)[インテリジェントクリアランスソナー]は、駐車時や発進時に静止物を検知し、踏み間違いをした際などの衝突を緩和してくれるシステムです。

パーキングサポートブレーキ(後方接近車両)とパーキングサポートブレーキ(後方歩行者)はその名前の通り、後方の接近車両や歩行者などを検知し、衝突の危険がある場合は自動ブレーキをかけてくれるシステムです。

さらに、G“X”を除くグレードにはメーカーオプションにプラスサポートが用意されています。

プラスサポートは、踏み間違い事故発生時のアクセルペダルが踏まれたときの状況をビックデータによって分析し、それによりアクセルペダルの踏まれ方が踏み間違いだと判断した時に、障害物がなくてもアクセルの加速を抑制してくれます。

昨今は踏み間違いによる事故が話題となっていますから、これらの機能が装備されているとより安心ですね。

 

その他便利機能:アクセサリーコンセントと非常時給電モードをオプション設定

トヨタ カローラ クロス 2021

ハイブリッドモデルにはメーカーオプションで、アクセサリーコンセント(AC100V・1,500W/非常時給電システム付き)を用意しています。これはデッキサイド左側に設置されており、AC100V電源で消費電力合計1,500W以下の電化製品を使用できます。

AC100V電源で消費電力合計1,500W以下というと、電気ポッドやドライヤーなどの家電製品が使用可能。こうした家電製品が使えると、キャンプ場でも快適です。また、災害時などいざというときに外部電源として使えるので安心です。

ちなみに電力供給時間は、ガソリン満タン/消費電力400W時の場合、2WDで約4.0日、4WDで約4.5日分となっています。

コネクテッドサービスも充実

トヨタ カローラ クロス 2021

また、コネクテッドサービスも充実。オペレーターサービスを利用すれば24時間365日専任のオペレーターが対応してくれます。レストランや駐車場の案内のほか、夜間・休日の診療機関などの情報を教えてもらうことができ、ナビに目的地を表示してくれます。

さらにオペレーターサービスプラスでは、ホテルやレストラン、飛行機、レンタカーなどの予約までしてくれます。まさに至れり尽くせりですね。

他にも、ドアのこじ開け等でオートアラームの作動を検知するとメールやアプリで連絡してくれるマイカーサーチプラスや、事故や急病時に専用オペレーターが警察に取り次いでくれるヘルプネット(エアバック連動タイプ)なども用意されています。

 

価格は199万9000円から

トヨタ カローラ クロス 2021

機能が充実したカローラクロスですが、その価格は199万9000円〜319万9000円と購入しやすい価格帯です。使い勝手のいいボディサイズで、広い室内空間なども備えているので、現在人気のライズやヤリスクロスをさらに上回るSUVになりそうですね。

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文・SUV FREAKS編集部

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