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【インポート・カー・オブ・ザ・イヤー受賞】ヒョンデ アイオニック5をチェック
日本カー・オブ・ザ・イヤー2022−2023のインポート・カー・オブ・ザ・イヤーにも輝いたヒョンデ(Hyundai)のアイオニック5(IONIQ 5)は、どこか懐かしいドットデザインの前後ライトや折り目が付いたボディパネル、水平基調のシンプルで上質感あるインテリアが特徴の電気自動車(BEV)です。その詳細を見て行きましょう。
更新日2022/12/14折り紙デザインが特徴的なアイオニック5のエクステリア
アイオニック5のエクステリア(外装)は、パリッとした折り目が付いたボディパネル、左右へ伸びてワイド感を演出している前後ライトなど、ボディ全体が幾何学的なデザインになっています。また、格納式のアウトドアハンドルによってスッキリとしたサイドビューになっているのも特徴です。
ボディサイズは、全長4,635mm×全幅1,890mm×全高1,645mmで、レクサス NX(全長4,660mm×全幅1,865mm×全高1,660mm)とほぼ同等のサイズです。
ホイールベースは3,000mmと長く、トヨタ アルファードと同じ数値となっており、室内が広いのが特徴です。
アイオニック5のエクステリアは、シャープで洗練された鋭いラインと折り紙のようなボディパネルの未来的なデザインのクルマとなっています。
シンプルで上質感あるインテリア
インテリア(内装)は、水平基調で12.3インチの液晶メーター&モニターが装備されたシンプルな造形になっています。
また、最大140mmのスライドができるセンターコンソール、道中の休憩や充電中にくつろげるように電動リラクゼーションコンフォートシート(運転席・助手席)などが装備されているのも特徴です。
さらに、便利な機能として、スマートフォンのワイヤレス充電器やUSBポート計4口(前席2口、後席2口)なども標準装備されています。
インテリアに使われている素材は、植物性オイルやリサイクル透明ペットボトルから作られた繊維を採用。地球環境にも配慮した素材が使われています。
シートは、ベースグレードと中間グレードのVoyageが人工皮革シート表皮、上級グレードのLoungeが本革シートが用意されており、高級感も高められています。
車内では、電気製品を使うことができます。アイオニック5には、最大1.6kWの電力を供給するV2L(Vehicle to Load)ポートを後部座席の下に装備。
この後部座席のV2Lポートは走行中に使うことも可能です。また、V2H(Vehicle to Home)機能が装備されているため、災害時や停電時に家庭へ給電することができます。
アイオニック5は、上質感あるクルマとしての側面だけでなく、万が一の時の蓄電池としても役立つ車といえるでしょう。
静かでパワフルな走りと32分で80%までチャージできる急速充電
アイオニック5に搭載されるモーターは、グレードによって異なります。
エントリーグレードの58kWhバッテリーを搭載するアイオニック5(2WD:後輪駆動)は、最高出力が125kW(170PS)/3,600~7,400rpm、最大トルクが350Nm(35.7kgm)/0~3,200rpm、航続距離が498km(WLTCモード)です。
72.6kWhバッテリーを搭載する中間グレードのアイオニック5 Voyage(2WD:後輪駆動)と上級グレードのアイオニック5 Lounge(2WD:後輪駆動)は、最高出力が160kW(217PS)/4,400~9,000rpm、最大トルクが350Nm(35.7kgm)/0~4,200rpm、航続距離が618km(WLTCモード)となっています。
四輪駆動の最上級グレードアイオニック5 Lounge AWDは、最高出力が225kW(305PS)/2,800~8,600rpm、最大トルクが605Nm(61.7kgm)/0~4,000rpm、航続距離が577km(WLTCモード)です。
ライバルの日産 アリアB6(66kWh)が、最高出力160kW(218PS)/5,950~13,000rpm、最大トルク300Nm(30.6kgm)/0~4,392rpm、航続距離470km(WLTCモード)であることから、アイオニック5のVoyage、Loungeの方がトルクフルな走りをするといえるでしょう。
アイオニック5の充電は、6kWの普通充電(AC200V)と90kWのCHAdeMO急速充電DC(直流)に対応しています。急速充電であれば、32分(ベースグレードの値)で10%〜80%まで充電することが可能です。
日産 アリア B6は、急速充電(90kW)で約80%までの所要時間が約45分。アイオニック5の方が短時間で充電することができます。
先進的な運転支援システムが充実しているアイオニック5
安全性能が充実しているのもアイオニック5の特徴で、以下のような運転支援システムが全車に標準装備されています。
・ストップ&ゴー付きスマートクルーズコントロール(SCC)
・ナビゲーション基盤のスマートクルーズコントロール
・車線変更補助機能付き高速道路走行補助
・車線の中央を走行するようアシストするレーンフォローイングアシスト(LFA)
・車線維持をサポートしはみ出しそうになると警告するレーンキーピングアシスト(LKA)
また、以下のような機能も用意されています。
・前方衝突防止補助(車両/歩行者/自転車搭乗者/交差路対向車)
・後退時に接近してくる車両を検知して警告&ブレーキアシストをするリヤクロストラフィックコリジョンアボイダンスアシスト(RCCA)
・走行中にドライバーの注意状態が低下すると警告するドライバーアテンションワーニング(DAW)
・斜め後方の死角の車両検知して警告&衝突回避アシストをするブラインドスポットコリジョンアボイダンスアシスト(BCA)
さらに、リモートスマートパーキングシステム(RSPA)、前後方駐車距離警報、後方駐車衝突防止補助、パワーチャイルドロック機能付き安全降車補助などの駐車アシスト機能も充実しています。
アイオニック5は、先進的な運転支援システムやアシスト機能により、安全性能に優れたEVといえるでしょう。
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気になるならカーシェアで試乗してみては?
アイオニック5は、2022年5月よりオーダー受付開始、7月から納車されます。
気になる価格はアイオニック5が479万円~589万円と、アリアの539万円〜790万200円よりも低価格。アリアの手強い競合となること間違いなしです。
アイオニック5が気になっているのであれば、実車を見たり、試乗したりしてみることをおすすめします。
アイオニック5は、カーシェアのエニカで乗ることが可能です。カーシェアで実際に乗ってから購入を検討してみるのも良いのではないでしょうか。
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文・SUV FREAKS編集部
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