プロモーション

元祖SUV?メルセデスベンツGクラスの魅力〜メルセデスベンツ G350 BlueTEC 2014年式〜

2018年5月17日、ドイツ本国で第二世代となるGクラスの最初の一台がラインオフしました。日本でも6月には発表会が多数予定されており、約40年にして初めてのモデルチェンジというで、ファンの間では話題沸騰中です。そこで、今回は今日のゲレンデブームを巻き起こしてきた初代について改めて振り返ってみたいと思います。

更新日2019/09/09

ゲレンデヴァーゲン誕生

1972年にダイムラー・ベンツ社は、NATO(北大西洋条約機構=軍事同盟)からオフロード用車両の製造依頼を受けます。ダイムラー・ベンツ社は、オーストリアのシュタイア・プフ社(現在でも、ジェネラル・ダイナミクス・ランド・システムズの傘下企業のひとつとして、軍用車両を製造している。)との共同体制で「ゲレンデヴァーゲン」、つまりドイツ語で「オフロード用のクルマ」と名付けられた車両を開発し、NATOに正式採用されます。

当初は軍用のみの予定でしたが、一部の顧客からの要望に応える形で1979年からは民間用としても販売が開始されます。

その後、改良を重ねていく中で名称も「230G」→「300GD」などを経て「Gクラス」となります。この「G」クラスとは、もちろん「ゲレンデヴァーゲン(Gelandewagen)」の頭文字に由来したもので、今でも歴史を知るメルセデスフリークの間では、「Gクラス」ではなく「ゲレンデ」と呼ばれています。

新型のメルセデス・ベンツ Gクラスって旧型とどう変わったの?

 

軍用のはずが都会でも大人気

ゴツくて、四角くて、無骨、頑丈。軍用車丸出しの外観や存在感が、逆に都会でお洒落だと一部のハリウッドスター達が私生活に取り入れ始めたのを皮切りに、世界中のセレブリティの間でブームが巻き起こります。ここ日本でも例に漏れず、都心部を中心に大増殖、夜の六本木がゲレンデで溢れた時期があったほどです。

もちろん人気の秘訣はその出自だけではありません。40年間変わらなかった角を多用した塊間の強いデザインは、裏を返せばそれほどまでに飽きの来ない完成された秀逸なデザインだったといえます。その上、フルモデルチェンジとはいいながら、デザイン面の大きな変更はほとんど見られません。(実はサイズはかなり大型化しています。)

今でこそ流行りのSUVというカテゴリに分類されるかと思われますが、本来ならそう呼ぶことすら躊躇してしまうほどに、高いオフロード性能を有しており、砂漠、渓谷、渡河とどんな悪路でも走破してしまいます。

メルセデス・ベンツ Gクラスの馬力や排気量、悪路走破性ってどうなの?

 

あえてのディーゼル

メルセデス・ベンツ G 350 BlueTEC 40年に渡って販売され続けただけに、多種多様なグレードが展開されていますが、個人的にはあえてディーゼルの350 BlueTECをおススメしたいと思います。大きくて重い車体に本格派オフローダーとくればトルクフルなディーゼルエンジンがベストな気がしますが、実は1989年まで販売されていた300Dを最後に24年間ディーゼルモデルが不在でした。それが、2013年、ついに当時最新のブルーテック技術を搭載したクリーンディーゼルとして登場します。それが、350 BlueTECです。

 

メルセデス・ベンツ G 350 BlueTEC 確かにパワーや優雅さの面ではV8エンジンを積む550にはかないませんし、63ほどスポーティーでもありません。しかし、実用的側面を考えれば、必要にして十分な低速トルクが備わっており、何より大きな全面投影面積による空気抵抗も影響し、お世辞にも燃費がいいとは言えないこの車にとって、ディーゼルによる燃料費節約は無視できないアドバンテージとなります。中古車価格の下落率を見ても350の方が圧倒的に低いのもこれが理由の一旦にあります。

6,000万円の超高級SUV、マイバッハGクラスのライバルは存在するのか?

 

オススメポイント

とにかく見かけは大きいですが、案外車幅が小さく、運転席からの見切りはとても良いので、少しのハンドルの重さと乗り込みの高ささえ我慢すれば女性でも十分運転しやすいです。大したオフロード性能もない「なんちゃってSUV」とは一線を画しているので、「王道」「本物」を手にする喜びを味わいたい人にはぜひお勧めの一台です。

Gクラスの中古車情報を見てみる

SUV在庫台数日本一を誇るSUVLANDで中古情報をチェック!