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三菱のピックアップトラック、トライトンってどんなクルマ?
三菱と言えば、ランサーエボリューションシリーズのWRCでの活躍やパジェロのパリ・ダカールラリーを始めとしたオフロードでのモータースポーツをイメージされる方が多いのではないでしょうか。三菱は古くからこれらの競技の世界で4WDシステムに磨きをかけ乗用車開発にもフィードバックしてきました。
更新日2019/09/27そんな三菱が誇る世界戦略ピックアップトラックがトライトンです。名前の由来は、三菱の“三つの”を表す“トライ(tri)”と1トンピックアップにちなんだ“トン(ton)”からできた造語です。
そんなトライトンが2015年にフルモデルチェンジを果たし、海外のみで展開していたのですが、いよいよ日本導入の噂がささやかれ始めています。どんな車なのか導入前に改めて見ておきましょう。
※画像は2010年4月モデルです。
2011年まで国内で販売されていたピックアップトラック、三菱 トライトン
トライトンの歴史
トライトンはあくまでも日本名およびオーストラリア名で、海外ではL200やその他の名前で販売されています。
初代は、三菱初のピックアップモデルとして、1978年に日本名「フォルテ」で、デビューしました。
ピックアップトラックと言えば、実用一辺倒でデザインはほとんど気にされていなかった時代に、人気乗用車だったギャラン シグマ/ラムダに似せたスタイリッシュなデザインを用いることで人気を集めます。また、デザインだけでなくパワートレインなどをギャランと共有することで、乗用車に近い乗り味としたことも人気を後押ししました。
1986年には第二世代がデビューします。発売から5年間は海外専売モデルでしたが、1991年から日本「ストラーダ」という名前で4WD搭載のダブルキャブモデルが導入されました。「トライトン」という車名は、この第二世代のオーストラリア向けモデルで初めて採用されます。
日本国内ではストラーダのまま、第三世代となるモデルが1996年にデビューします。当時の三菱は海外拠点で生産する車種(代表的なものだとエクリプス)を積極的に日本に導入していたこともあり、ストラーダも翌年には早々と日本デビューを果たします。この世代からタイで生産されるようになっています。
9年後の2005年に第四世代がデビュー。翌2006年には4WDやガソリンエンジンを搭載したダブルキャブモデルが、日本へ導入。車名はトライトンに変更されます。当時は他メーカーのピックアップトラックはすべて日本導入を終了しており、国内唯一のピックアップトラックとなります。国内では2011年に輸入販売を終了します。
現行モデルとなる第五世代は、ジュネーブ・モーターショー 2013でプロトタイプが初公開され、スタイリッシュなデザインで会場を沸かせました。当時のPRによると“究極のスポーツ・ユーティリティ・トラック”を目指したとされており、SUVならぬSUT(Sport Utility Truck)の新ジャンルを開拓しようとする意気込みが感じられます。第五世代の販売は2015年から開始されており、ファンの間では早期の日本導入が期待されています。
日本に上陸するかも!? 国内で販売されていない国産ピックアップトラック
トライトンのスペック
第五世代トライトンのスペックは以下のとおりです。日本未発表モデルのため参考情報として海外版の数値を示しています。パワートレインは各国の仕様により異なりますがディーゼルエンジンが中心となります。
●GLS 4WD DOUBLE CAB-PICK UP(2.4 IC/TC DI-D High power)オーストラリア向けのスペック
○ボディサイズ
全長×全幅×全高:5,280mm×1,815mm×1,780mm
ホイールベース:3,000mm
車両重量:1,935kg
乗車定員:5人
○パワートレイン
エンジン形式:2,442cc 直列4気筒DOHCインタークーラー付ディーゼルターボエンジン
最高出力:133kW(181PS)/4,000rpm
最大トルク:430Nm(40.9kg・m)/2,500rpm
ピックアップファンの方以外は意外に感じられるかもしれませんが、トライトン(L200)は、世界約150ヶ国で販売されるグローバルモデルです。その販売台数は、登場した1978年から2014年までの36年間で、全世界400万台以上、先代モデルは、2005年に登場してから2014年までに累計で126万台を販売するヒット車種となっています。
スタイリッシュさと実用性に磨きをかけた第五世代トライトンが日本で見られる日が待ち遠しいですね。