プロモーション

3代目ハリアーはモデルチェンジでどう進化したか?

現在、新車で販売されているトヨタ ハリアーは、10年ぶりのフルモデルチェンジを受け、2013年12月に発売された3代目になります。レクサスRXと多くを共用していた2代目までとは異なり、日本国内専用車として開発されました。ボディやエンジン、各種装備も大幅に向上している3代目ハリアーの進化をご紹介します。

更新日2019/06/25

最も大きな変更点はパワートレイン

ハリアー 2013

3代目レクサスのパワートレインは全面刷新されました。エンジンはダウンサイジング化がはかられ、ガソリン車はバルブマチックを備えた2.0Lの3ZR-FAE型を採用。旧モデルの2.4L・4気筒エンジンの最高出力は160馬力。新たに採用されたダウンサイジング版の2Lは151馬力と最高出力が少しだけ落ちています。

しかし、実際の走りは2.4Lと遜色ないとのこと。先代に比べて車重が40kg前後軽量化されており、トランスミッションも超旧式の4速ATから最新式のCVTになっていることが理由です。

大人気SUV!ハリアーは何が良いのか?概要とおすすめポイント紹介

 

燃費も大幅向上

エンジンのダウンサイジング化に加えて、最新CVTの採用。アイドリングストップを標準装備するなどして、3代目ハリアー(ガソリン車)のJC08燃費は11km/Lから16km/Lへ大幅に向上しました。

また、低燃費を実現すると同時に、吸気バルブリフトを連続的に変化させるバルブマチックの採用や吸・排気バルブタイミングを最適制御するDual VVT-iの採用、圧縮比の高圧化などにより、低速から高速まですべての運転領域でパワフルかつゆとりに満ちた走りを実現しています。リッターあたり5キロの違いはガソリンとハイブリッドくらいの差がありますね。

ハイブリッド車の燃費も大幅アップ

ハリアーのハイブリッド車は2代目の途中、2005年に追加されました。3300ccのV6エンジン、ハイパワーハイブリッドシステム「THS Ⅱ」と電気式4WDシステム「E-Four」を組み合わせて、システム合計で272馬力を発生。圧倒的な加速力を誇る高評価のハイブリッドシステムでした。

そして3代目ハリアーHV車は、エンジンを2GR-FXEから2AR-FXEに変更。排気量が3.3L→2.5Lに大幅ダウンサイジングされました。モーター出力もフロントが123kW(167PS)から105kW(143PS)にダウン。

ボディの軽量化によってJC08モード燃費は20km/Lを上回り、エントリーグレードのGRANDで21.8km/L。それ以外のハイブリッドモデルで21.4km/Lを達成しています。2代目と比較すると17.8km/l→21.8km/lとガソリン車同様、大幅に燃費が向上しています。ハリアーのような大柄SUVでは例えハイブリッドであっても、リッターあたり20キロを超えるのはかなりスゴイことなのです。

トヨタ ハリアー(3代目)の維持費ってどれくらい?

 

ボディサイズは小さいが、室内は広々

パワーユニットのダウンサイジングに加え、3代目ハリアーではボディサイズにおいても全長・全幅・ホイールベースが2代目から短くなっています。ボディが小さくなったこともあって、最小回転半径は5.3m(17インチタイヤのガソリン車の場合)と、コンパクトカー並みの数値を実現。実際の取り回しも、狭い道路でのUターンやタイトコーナーでのコーナリングなどで実感できるほど、小回り性能が向上しています。

室内は後席のレッグスペースを拡大し、大人が座ってもゆとりのある室内空間を実現しました。ショックアブソーバーのレイアウトを変更したことによってラゲッジスペースも拡大。9.5インチゴルフバックが4個入ると同時に、デッキボード下にも洗車道具など小物収納に便利な収納スペースが設けられ、ラゲッジルームの収容能力も向上しています。

国内専用車種として燃費向上はもちろん、日本での使い勝手を考えた設計になっているのはうれしいですね!

ハイブリッドモデルも大人気!ハリアーの燃費性能はなぜ高いのか?

ハリアーについてもっと見てみる