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ラリーに参加すると分かるラリーあるあるパート2

パート1では、地理に詳しくなる、中古部品のストックが増える、タイヤ交換が早くなるなどのラリーあるあるを5つ紹介しました。今回は前回に引き続き、さらに5つのラリーあるあるを紹介します。

更新日2019/06/11

その6.その外装(エクステリア)の塗装が部分的に変わっている

ラリーに参加していると、外装の塗装が部分的に変わっているクルマをよく見かけます。これは、コース上の障害物との接触で外装部品が破損し交換する場合、その外装部品を無塗装状態で装着することがあるからです。

一般的な修理では、新品の部品を購入して塗装してもらうと思います。しかし、塗装すると塗装費用がさらに掛かり、無塗装のまま装着する方が安上がりのため、部分的に塗装が変わったまま走行することがあります。

例えば、右側のフェンダーをヒットさせ交換する場合、無塗装のフェンダーを装着すると、左右でフェンダーの色が違ってしまいます。しかし、見た目は気になるものの、走行性能には影響がないので、とりあえずはそのままにしておくということです。

もちろん、その後、金銭や時間に余裕があるときに塗装するので、そのままにしておくということはありません。

ラリーに参加すると分かるラリーあるあるパート1

 

その7.リエゾンで手を振ってもらえる

リエゾンで手を振ってもらえるというのもラリーあるあるの1つで、ラリー中の嬉しいことベスト3には入るイベントです。

リエゾンとは競技区間と競技区間の移動区間のことで、一般道路を利用します。リエゾンを走っていると、地元住民の方々やラリー車を見にきた方、ラリー車を撮りにきた方などが手を振って応援してくれるのです。

ラリーの参加者と観戦者のどちらも楽しむことができ、なおかつ距離も近い、まさに一般道を使うラリーならではの楽しみと言っても過言ではないでしょう。

 

その8.移動距離が長い

移動距離が長くなるという点もラリーの特徴です。パート1にて高速道路や開催地域の地理に詳しくなるといった話とも関連しますが、ラリーの開催場所によっては、移動距離が遠くなることがあります。

開催地域への移動距離、レッキ(本番前の練習走行)やリエゾンの移動距離、そして本番でのスペシャルステージ(SS)の走行距離などを合わせると少なくとも100kmは走ります。その他の移動距離なども合わせると2日間で500kmくらいは走ると思います。

全日本ラリーのように3日間開催されるラリーとなると、SSの本数が増えるので走行距離がさらに増えます。ちなみに日曜日にラリーが開催される場合、表彰式を終えてから帰ることとなるので、移動距離によっては深夜0時に自宅に着くということもよくあります。

MTタイヤ、ATタイヤなどSUVに乗るなら知っておきたいタイヤ用語

 

その9.車内が荷物でいっぱいになる

ラリーに必要なのはクルマだけだと思いきや、本番タイヤや、ヘルメットやハンス(頭部および頸部の保護装置)やレーシングスーツなどの各種安全装備、サービスパーク(クルマのセッティングや修理を行う場所)で必要になる工具、宿泊に必要な着替えなど、実は必要なものがたくさんあります。

パート1で紹介したストックしてある部品も有事に備えて持っていくので、現地へ向けて出発するときには車内が荷物でパンパンです。

ちなみに、筆者のラリー車はDE型のデミオベースですから、4ドアで荷物も積みやすいので不便に思ったことはありません。後部座席が狭いと言われているデミオもラリー車にして2人乗りにしてしまえば非常に快適なのです。

初心者がラリーに参加するにはどうしたらいいの?

 

その10.運転が上手くなる

WRC 2019

当たり前に思われるかもしれませんが、ラリーに参加していると運転が上手くなります。

これは、タイムを競っているので少しでも速く、またクラッシュせず完走できるよう意識して走るからです。

ラリーは、サーキットのようにエスケープゾーンがあるわけではなく、コースオフ(コースアウト)は大事故に繋がります。そのような緊張感の中で走ることによって、色々な路面に対応できるようになりますし、メンタル的にも強くなります。

ラリーは競技自体もハードですが、参加するための移動時間や資金も掛かるなど、競技以外でも負担が大きいモータースポーツです。しかし、一般道を全開で走るという非日常的な体験ができるのもラリーだからこそ。興味を持たれた方は、近場で開催されるラリー会場に足を運んでみてはいかがでしょうか。

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