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マイバッハ初のSUV「G650ランドーレット」とはどんなクルマ?
マイバッハとはメルセデス・ベンツの1ブランド、ランドーレットとはフロントシート部が屋根付きで、リアシートがオープンになっているボディスタイルのことです。ちなみに、ランドーレット自体は馬車の時代から存在していた形です。 このような形状の現行SUVは現在(2017年12月)ではマイバッハG650のみとなります。
更新日2020/06/15マイバッハって?
ではマイバッハとは、どんなブランドなのかというと1909年にドイツでエンジンメーカーでとして創業し、その後高級車も製造する自動車メーカーです。1952年にダイムラー傘下に入りマイバッハという名前で車が登場することはありませんでしたが、2002年にダイムラーからマイバッハ57、マイバッハ62という高級セダンでブランド名が復活しました。
しかし、ロールスロイスやベントレーほどの販売台数は見込めず、2011年にブランド自体は廃止。その後は、メルセデス・ベンツのSクラスのグレード名として残る形となりました。例えば、メルセデス マイバッハ S600という名前となります。
マイバッハG650ランドーレットとはどんな車なのかについてご紹介します。
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マイバッハG650ランドーレットとは?
AMG G65というSUVのGクラスをベースとし、地上高を450mmまで上げホイールベースも600mm延長させたモデルです。2017年2月に発表され、世界限定99台で発売が開始されました。
日本導入は現在のところ未定ですが、導入されるとなると6000万円は超えるそうです。サイズに関しては、全長5345mm、全幅2235mmとかなり立派なボディサイズの持ち主となります。
マイバッハG650ランドーレットは、地上高が上げられたことにより、悪路走破性がさらにあがりました。もともとのGクラスでも悪路走破性はかなりのものですので、さらに強化されたことを考えると通常の悪路では怯まずに走ることができそうです。
後部座席がオープンになるランドーレットというボディ形状だけでなく、さすがマイバッハの名前を冠しただけあり、中身もハイスペックです。
まずエンジンについてですが、高級車の代名詞とも言えるV12を積んでおり、G65AMGと共通の6.0リッターV12ガソリンターボエンジンとなります。ちなみに2017年時点の現行車でV12エンジンが積まれた車はほぼありません。
最大出力は630ps、最大トルクは102.0kg/mと素覚ましいパワーの持ち主です。このパワーを使い切ることは果たしてできるのであろうかと感じるレベルというのが素直な感想です。
もちろん駆動方式はGクラス同様の4WDとなります。ベースとなったGクラスと大幅に変わったのはボディ形状だけでなく、インテリアについても大幅に変更がなされています。
600mm延ばされたホイールベースは後部座席の快適性に用いられ、2人掛けとなった後部座席には他のマイバッハのセダンと同じようにリクライニングシートが装備されました。足元がかなり広くなりとても快適な仕様。リアの乗員のために、目の前にディスプレイが2つ設置されます。映画などを見ることも可能。
前席と後部座席との間には、リムジンのようにガラス製のパーテーションが装備され、後部座席専用のエアコンまで装備されます。ガラス製のパーテーションは、ボタン一つで透明から不透明まで切り替えることが出来るのも特徴の一つ。エアコンは左右独立の温度管理が出来るもので、左右の乗員の温度の感じ方の違いにも対応できる仕組みです。後部座席の天井については、電動開閉式のソフトトップが採用されます。
想像できない!マイバッハSUV「G650ランドーレット」を所有したら維持費はいくらになるのか?
6,000万円の超高級SUV、マイバッハGクラスのライバルは存在するのか?
エンジンスペックやボディサイズ、価格などをご紹介しましたが、かなり非日常的といいますかどのような方が購入するのか気になります。
もしマイバッハG650ランドーレットを購入できる金額が手元にあったとするのなら、マンションなどの購入も可能になるのでマイバッハG650ランドーレットを必ずしも購入するという人は多くないでしょう。
購入する場合は運転席ではなく後部座席を楽しむ車のようですので、また別に運転手を雇うお金も必要になってきそうですね。