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【500万円以下のジープPHEVが日本初上陸】レネゲード4xeとはどんなクルマなの?
ガソリンエンジンと電気モーターで走行するハイブリッド車を筆頭に、100%電気のみで走るEV自動車や、自宅で充電も可能なプラグインハイブリッド車など、新しい時代へ向けた次世代エンジンを搭載した自動車が各メーカーから次々とデビューしています。 そんな中、古き良きアメリカを彷彿とさせる伝統のブランド「JEEP」からも1台のプラグインハイブリッド車がデビューしました。2020年秋に日本への上陸を果たしだ話題のPHEVモデル「レネゲード4xe」とはいったいどんなクルマなのでしょうか。さっそく深堀りしてみましょう。
更新日2020/11/13ジープにもPHEVラインアップが続々登場
アメリカを代表する本格オフローダーブランドとして知られるジープ。どんな悪路でも走破できる優れたオフロード性能を持ち、タフで武骨なSUVを今もなおつくり続けている老舗の自動車ブランドです。そんなジープでは、2019年3月のジュネーブモーターショーでプラグインハイブリッドモデルの「4xe(フォーバイイー)」を発表。その後もプラグインハイブリッド車を続々とラインナップしています。
現在ジープが展開する4xeは、「レネゲード4xe」「コンパス4xe」「ラングラー4xe」の3モデル。すでに海外では販売され好評を博していますが、そのうちの1台である「レネゲード4xe」が2020年秋ついに日本市場でも販売を開始しました。新しい自動車の在り方を見据えて、主力車種に次々とプラグインハイブリッド車を投入するジープ。そんなジープの秘蔵っ子ともいえる、レネゲード4xeとはいったいどんなモデルなのか、次項より詳しく解説していきましょう。
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内外装デザイン:PHEVの証でもあるブルーバッジを備えた専用ディテール
丸型のヘッドランプやセブンスロットグリルと呼ばれる7本の縦型スリットなど、ジープならではのアイコンを備えた顔つきを持つレネゲード。ヘッドライトはハロゲンライトより白く明るいLEDをロンジチュード以外のグレードに標準装備し、視認を高めています。またLEDテールランプにはXマークが刻まれていますが、これは米軍がかつて採用していたガソリン容器、通称「ジェリー缶」から着想を得て生まれたものとされています。
さらに4xeでは、プラグインハイブリッドを象徴する4xeのブルーバッジをアクセントとして配置。足もとには17インチのアルミホイールが履かれ、ボクシーなエクステリアに精悍な個性を引き立たせました。
インテリア(内装)では4xe専用のフルカラー7インチマルチビューディスプレイを搭載。運転中でも前方視界に集中しながら、バッテリーの充電残量や走行可能距離が確認でき、インターフェイス情報は使いやすいようにカスタマイズも可能。センターパネルには8.4インチのタッチパネルモニターが付き、インフォテイメント内には4xe専用ページも設置。ここで充電、走行履歴、充電予定など、あらゆる情報を表示させることができるようになっています。
走行性能:ゼロ・エミッションで最大48km走行可能
ジープ本来の力強さを生み出すガソリンエンジンと高効率な電気モーターのパワーユニットによって、環境性能とオフロード走破性を含めた大幅なパフォーマンス向上を実現する4xeのパワートレイン。
ガソリンエンジンは1.3L 直4マルチエア16バルブインタークーラー付きターボエンジンを搭載し、トランスミッションには6速ATを採用。最高出力はリミテッド4xeが96kW(131PS)/5,500rpm、トレイルホーク4xeが132kW(179PS)/5,750rpmとなり、最大トルクはリミテッド4xe/トレイルホーク4xeともに270Nm(27.5kgm)/1,850rpmとなっています。
それに組み合わされるFCAeモーターはフロントおよびリアの2ヶ所に置かれ、ともに交流同期電動機を採用。フロントモーターの定格出力は14.5kW(20PS)、リアモーターは44.0kW(60PS)となり、リチウムイオン電池の総電圧は410V、総電力量は11.4kWhとなっています。
燃費性能はWLTCモードでトレイルホーク 4xeが16.0km/L、リミテッド 4xeが17.3km/Lとなり、通常のガソリンモデルの数値であるトレイルホークの12.1km/L、ロンジチュード、リミテッドの14.3km/Lと比較すると、大幅に向上していることがわかります。また充電電力使用時の走行距離はWLTCモードによる参考値で49.8km、EV走行換算距離(WLTCモード)の参考値では48.0kmとなっています。
レネゲード4xeに搭載される11.4kWhのリチウムイオンバッテリーは、車両に付属する普通充電ケーブルを利用してEV車用充電コンセントからチャージすることが可能。ただし普通充電のみの対応となっているので、急速充電は行なえません。満充電までの所要時間は約4時間となっているので、いつでも気軽に充電することが可能。また正規販売ディーラーでは、家庭で手軽に充電できる家庭用充電設備を用意しています。(取付工事等はユーザで申し込む必要あり)。
レネゲード4xeの4WD性能は、JEEPアクティブドライブローを搭載したレネゲード史上最強のオフロード性能を実現した画期的な電動4×4システムを搭載。トラクションコントロールを行なうセレクテレインシステムでは、「AUTO」「SPORT」「SAND/MUD」「ROCK(トレイルホークのみ)」という5つのドライブモードが用意され、それらを駆使することで究極のたくましさを発揮し、さまざまな路面をパワフルに走破します。
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3つの走行モード シチュエーションに合わせてセレクトできる
レネゲード4xeには、街中からオフロード、さらには高速走行まで、あらゆる運転状況にふさわしい3つのドライブモードが用意されており、ドライバーはシチュエーションに応じた走行モードを自由に選ぶことが可能です。
「HYBRIDモード」とは、その名の通りモーターからの動力を自動で制御し、ガソリンエンジンと電気モーター間の切り替えも自動で制御を行ないます。その結果として最大の効率を発揮することができ、ドライバー側が意識しなくても効率の良い運転を行なうことができます。
「ELECTRIC(ハイブリッド)モード」は、電気モーターのみで走行し排出ガスを発生させない運転モードのこと。100%EVによるゼロ・エミッション走行(走行中に排気ガスを出さない走行)で運転する楽しさを味わいながらも、環境にも寄与することができ都心部を自由自在に走ることができます。
「E-SAVE(イーセーブ)モード」はバッテリーの充電レベルを維持するモードで、ガソリンエンジンを主に使用することでバッテリーの充電レベルを維持することができます。
最も環境性能に最も優れた「ELECTRIC(エレクトリック)モード」では、まったく排気ガスを出さずに最高速度130km/h、最大走行距離48.0kmを実現。普段使いでも十分使えつつ、環境にも良い運転が可能となっています。
日本では2つのグレードをラインアップ
レネゲード4xeの日本におけるラインアップは、「Limited(リミテッド)4xe」と「Trailhawk(トレイルホーク)4xe」の2グレードを展開。車両本体価格はリミテッド4xeが498万円、トレイルホーク4xeが503万円となっています。
両車の大きな違いはエンジン出力で、リミテッド4xeのエンジン出力が131PSなのに対し、トレイルホーク4xeは179PSとなっており、モーターの総出力は両車ともに60psとなっています。
2グレードの主な装備内容の違いは、リミテッド4xeがフロント8ウェイパワーシート機能付きのレザーシートなのに対し、トレイルホークはプレミアムファブリックシートとなっていることや、フロントシートヒーターの有無(リミテッド4xeのみ装備)、マットブラックのボンネットデカールの有無(トレイルホーク4xeのみ装備)、クロームマフラーカッターの有無(リミテッド4xeのみ装備)、アダプティブ・クルーズ・コントロールの有無(リミテッド4xeのみ装備)等が挙げられます。
エコロジーな次世代ジープとして注目を集めるレネゲード4xe。ベースモデルのレネゲードがすでに日本で乗るには最適なボディサイズとして好評の中、さらに4xeの採用によって環境性能や燃費性能でも向上している同モデルが注目されるのはもはや必然といえるでしょう。これからの自動車選びは、環境性能や燃費などのプラスアルファが必要になってくるのかもしれませんね。