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300万円以下でレクサスを狙うなら、3代目RX
トヨタの高級ブランドであるレクサスは、日本国内での開業以来、様々なコンセプトのクルマを登場させ、ユーザーを楽しませてくれています。なかでも、国内レクサス初のSUVであるRXは、プレミアムSUVのトップリーダーとして、現在でも多くの支持を集めるクルマです。今回は、レクサス RXを300万円以下の予算で狙うために、3代目RXにスポットを当て、どのような中古車を狙うべきなのか、詳しく解説していきます。
更新日2021/02/15レクサス初のプレミアムSUV RXとはどんなクルマか
レクサス RXが日本国内で販売を始めたのが2009年1月です。この時RXは3代目にモデルチェンジしています。初代、2代目は北米を中心に販売され、日本国内ではハリアーの名前で販売されていました。
3代目が登場する際に、既存のハリアーの兄弟車という枠組みは取り払われ、RXという独自の車種として新開発されています。3代目ハリアーのボディサイズは全長4,770mm×全幅1,885mm×全高1,690mmです。エンジンには3.5L V型6気筒ガソリンのRX350、3.5L V型6気筒ハイブリッドのRX450hが用意されます。のちに2.7L 直列4気筒ガソリンのRX270が追加され3タイプのエンジンをもつこととなりました。
RXのコンセプトは高級セダンの乗り心地や快適性とSUVの機能性を兼ね備えた次世代クロスオーバーです。ワイドトレッドを生かした力強いスタンスと、レクサスとしての品格を両立したエクステリア(外装)デザインや、ドライビングに集中できるコクピットと開放感あふれるキャビンを実現したインテリア(内装)デザインといった、これまでレクサスが積み上げてきた高級セダンに用いられてきた技術を、SUVへと転化しています。
3代目RXに用意されたパワートレインとグレード体系
RXに用意されたパワートレインは3種類です。
最もパワフルなRX450hに搭載されているのが、3.5LV型6気筒ハイブリッドエンジンです。リダクション機構付きのTHSⅡが採用され、最高出力は183kW(249PS)/6,000rpm、最大トルクは317Nm(32.3kgm)/4,800rpm、フロントモーター最高出力は123kW(167PS)、最大トルクは335Nm(34.2kgm)、リアモーター最高出力は50kW(68PS)、最大トルクは139Nm(142kgm)となっています。エンジンとハイブリッドバッテリーによりシステムとして発揮できる最高出力は220kW(299PS)です。駆動方式はE-fourを採用したAWDのみとなります。
ガソリンエンジンのRX350には3.5L V型6気筒エンジンが搭載され、最高出力206kW(280PS)/6,200rpm、最大トルク348Nm(35.5kgm)/4,700rpmとなっています。こちらも駆動方式はAWDのみです。
最も排気量が小さいエンジンがRX270に搭載される2.7L 直列4気筒エンジンで、最高出力138kW(188PS)/5,800、最大トルク252Nm(25.7kgm)/4,200rpmとなっています。こちらは駆動方式がFFのみとなっています。RX450hとRX350がプレミアムガソリン指定なのに対して、RX270はレギュラーガソリン仕様です。
グレード体系は4種類に分かれています。最もベーシックなものが標準グレードとなり、その上にスポーティグレードのバージョンS(のちにFスポーツへと変更)、その上に上級グレードのバージョンL、さらにバージョンLにエアサスペンションを搭載したバージョンL エアサスペンションが最上級グレードとして設定されました。
3代目RXのマイナーチェンジ情報
2009年1月、RX350が販売を開始し、同年4月からRX450hが発売されます。
2009年9月、RX450hにFFモデルを追加します。このモデルではグレード体系は最上級のバージョンL エアサスペンションを設定せず、3グレードの展開となります。
2010年8月、RX270を追加設定します。こちらも標準、バージョンS、バージョンLの3グレード展開です。
2012年4月、3代目RXがマイナーチェンジを受けます。エクステリアにはスピンドルグリルを採用し、L字型のLEDクリアランスランプやテールランプを装着するなど、大幅な意匠変更を行いました。またRX450hとRX350にスポーティグレードのFスポーツを設定し、大型エアロバンパーや専用チューニングを施したサスペンション、パフォーマンスダンパーによりボディのたわみや微振動を軽減させるスポーティな走りを実現しています。
このマイナーチェンジをもってバージョンSを廃止し、さらにRX350のバージョンL エアサスペンションが廃止されます。グレード体系はRX450hが4グレード(バージョンL エアサスペンション、バージョンL、Fスポーツ、標準)、RX350が3グレード(バージョンL、Fスポーツ、標準)、RX270が2グレード(バージョンL・標準)となります。
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3代目RXを中古で狙うなら2012年4月マイチェン後の後期型
3代目RXの中古車相場は車両本体価格が85万円~370万円程度となっています。現行型の4代目では340万円~880万円程度です。3代目と4代目の価格差は非常に大きなものとなっています。
3代目RXのなかでもマイナーチェンジ前後で価格は大きく変わります。200万円までの価格帯では、前期型が目立ち、RX450hのバージョンLでも200万円以下で多くの個体が見つかります。しかし、登場から12年を経過するモデルとなり、良質な中古車とは言えないものも出てくるのが現状です。実質的に3代目RXの狙い目としては2012年4月マイナーチェンジ後の後期型を狙うと良いでしょう。
フロントマスクがスピンドルグリルになった後期型のモデルのなかでも、人気はFスポーツです。価格帯としては他グレードと比較して割高で取引されることが多いようです。
そこで、3代目RXのおすすめ年式とグレードは、2014年~2015年式のRX450h バージョンLです。250万円前後で販売されているものが多く、エンジンスペック、内外装の装備も充実しており、またリセールバリューも高めです。
同価格帯でRX270のバージョンLも販売されています。排気量を小さくしたい、AWDは不要でFFで十分というユーザーはこちらの選択もありですが、RX270はリセールバリューが比較的低い車種です。次のクルマを買い替えることを考えた時には、RX450hのバージョンLがベストバイとなるでしょう。
300万円以下で狙える、3代目RXについて解説してきました。現行型の4代目に変わるまで、安定した人気を得て、モデル末期までしっかりと売れ続けた3代目RXは、プレミアムSUVの魅力がたくさん詰まった一台です。
現行の4代目からボディサイズも大きくなったため、運転しやすいサイズ感の3代目RXは、今もなお人気のクルマです。プレミアムSUVを探している方に、3代目RXはおすすめの一台となっています。