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サポカーSワイドに該当する安全性能が高い国産SUV
政府は、自動ブレーキをはじめとする安全装備を搭載した安全運転サポート車に、「セーフティ・サポートカー(サポカー)」「セーフティ・サポートカーS(サポカーS)」の愛称を付け、交通事故防止の普及啓発に取り組んでいます。今回は、そのなかの区分のひとつである「サポカーSワイド」に該当する国産SUVを紹介します。
更新日2020/05/29「サポカーSワイド」とは?
サポカー/サポカーSの区分は搭載される安全装備によって分けられ、自動ブレーキを搭載したクルマはサポカー、自動ブレーキに加えてペダル踏み間違い時加速抑制装置等を搭載したクルマはサポカーSとなります。
平成30年の警察白書によると、平成19年〜29年の間で、75歳以上の自動車等の運転者による死亡事故の全体に占める割合は上昇傾向にあります。また、死亡事故の人的要因をみると、操作不適が最も多く、そのなかでもブレーキとアクセルの踏み違いの占める割合が6.2%となっています。
75歳未満の運転者の場合、ブレーキとアクセルの踏み違いが全体に占める割合が0.8%なのと比べると、明らかに高い数値です。そのため、サポカーSは、政府によって特に「高齢運転者に推奨する自動車」と位置づけられています。
サポカーSは、自動ブレーキの機能に応じて、「ベーシック」、「ベーシック+」、「ワイド」の3つに区分されています。
すべての区分には「ペダル踏み間違い時加速抑制装置※1」が搭載されるのが基本となります。それに加えてベーシックには「低速自動ブレーキ※2」、ベーシック+は「自動ブレーキ(対車両)」、ワイドは「自動ブレーキ(対歩行者)」、「車線逸脱警報※3」、「先進ライト※4」が搭載されたクルマとなります。
※1 マニュアル車は除く
※2 作動速度域が時速30km/h以下のもの
※3 車線維持支援装置でも可
※4 自動切替型前照灯、自動防眩型前照灯又は配光可変型前照灯をいう。
ドライバーによる事故低減に最も有効な機能を備えたクルマが、サポカーSワイドに該当します。では、国産自動車メーカーが販売するSUVの中で、サポカーSワイドに該当する車種を紹介します。
トヨタ ハリアー/RAV4/C-HR/ライズ
トヨタのSUVでサポカーS ワイドに該当するのは、ハリアー、RAV4、C-HR、ライズです。
ミリ波レーダーと単眼カメラによって車両や歩行者の検知を行い、状況に応じて自動ブレーキを作動させる「プリクラッシュセーフティ」や、車両のふらつきを検知してドライバーに知らせ、車線逸脱を回避しやすいようにステアリングをサポートする「レーンディパーチャーアラート」、歩行者や対向車に光があたる部分だけを遮光し、ハイビームで走行できる頻度を高める「アダプティブハイビームシステム」、アクセルの踏み間違いや踏みすぎなどで起こる衝突を緩和し、被害を軽減する「インテリジェントクリアランスソナー(ICS)」などが装備されます。
ハリアーの場合、標準装備でサポカー Sワイドに該当するのは、プログレス、プログレス“メタル アンド レザーパッケージ”。その他グレードでは、インテリジェントクリアランスソナーをメーカーオプションで選択する必要があります。
ちなみに、TOYOTA GAZOO Racingが手がけるチューニングモデル、エレガンス“GR スポーツ”は、インテリジェントクリアランスソナーが装備できないため、サポカーSワイドに該当しません。
RAV4でサポカー Sワイドに該当するのは、2.0Lガソリン車のG、G ”Z パッケージ”、2.5Lハイブリッド車のハイブリッド G。その他のグレードは、インテリジェントクリアランスソナーをオプションで選択する必要があります。
C-HRは、オプションのインテリジェントクリアランスソナーを装備した場合にのみ、サポカーS ワイドに該当します。このオプションは、ハイブリッドのG、S、1.2LガソリンエンジンのG-T、S-TのCVTモデルに設定されており、MTモデルや“GR スポーツ”グレードには設定がありません。
ライズの場合、X ”S”、G、Zが標準装備でサポカー Sワイドに該当します。エントリーグレードのXにはスマートアシストが装備されていないために該当しません。
※2020年5月29日更新
日産 エクストレイル
日産の人気SUV、エクストレイルもサポカー Sワイドに該当するクルマです。
前方検知用のカメラで、先行車や対向車のライトや道路周辺の明るさを検知し、自動でロービームとハイビームを切り替える「ハイビームアシスト」や、意図せず走行車線を逸脱しそうな場合、メーター内ディスプレイへの警告表示とブザーで注意を喚起する「LDW(車線逸脱警報)」、「踏み間違い衝突防止アシスト」、「インテリジェント エマージェンシーブレーキ」が装備されます。
これらの装備は、20S系、20X系、20Xi系のグレードのほかに、特別仕様車のエクストリーマーX、オーテックの全車に標準装備されています。
また、先行車との車間距離や車線中央をキープする「プロパイロット」や、車両後方のカメラ映像をルームミラーに映し出し、クリアな後方視界が得られる「インテリジェントルームミラー」もグレード別設定で用意されます。
ホンダ CR-V
ホンダのSUVでは、CR-Vがサポカー Sワイドに該当します。
ホンダは2003年に、世界で初めてミリ波レーダーを用いた「追突軽減ブレーキシステム」を開発し、同年に発売された「インスパイア」に搭載しました。その安全運転支援技術は現在の「ホンダ センシング」に受け継がれており、ホンダがラインナップするあらゆるクルマに搭載されています。
ちなみに、ヴェゼルは「路外逸脱抑制機能」、「オートハイビーム」を備えていないため、サポカー S ベーシック+となります。
マツダ CX-3/CX-5/CX-8/CX-30
マツダが国内で販売するSUVは、CX-3、CX-5、CX-8、CX-30の4車種となりますが、これらすべてのモデルがサポカーSワイドに該当します。
美しいデザインや、ゆとりのあるパワーと経済性をもたらす好評のクリーンディーゼルが魅力のSUVに、高い安全性が備わっているのは安心できますね。
※2020年5月29日更新
三菱 アウトランダー/アウトランダーPHEV/エクリプスクロス
三菱はアウトランダー、アウトランダーPHEV、エクリプスクロスがサポカーSワイドに該当します。
三菱の安全運転支援技術は「e-アシスト」と呼ばれるもので、電波レーダーとカメラによって車両や歩行者を検知し、安全運転を支援します。
スバル レガシィ アウトバック/フォレスター/XV
スバルのSUVでは、レガシィ アウトバック、フォレスター、XV(ステアリング連動ヘッドランプ装着車のみ)がサポカーSワイドに該当します。
スバルの運転支援システムは「アイサイト」といい、前方を監視するステレオカメラによって、歩行者などの検知を行います。
ステレオカメラは、広い視野角と視認距離を備えています。また、人の“目”と同じように距離を測ることが可能。さらにクルマや歩行者、白線などを識別や、カラー画像によるブレーキランプの認識などもできます。
スズキ ジムニー/ジムニーシエラ/クロスビー
スズキのSUVでは、本格クロカンとして高い悪路走破性を備えるジムニーとジムニーシエラ、人気の小型SUVであるクロスビーが、サポカーSワイドに該当します。
オフロードをものともせずアウトドアの楽しみを広げるジムニー、ジムニーシエラと、個性的なスタイリングとちょうどいいサイズ感で使いやすい取り回しに加え、買い物やレジャー、アウトドアスポーツに活躍するシートスライドや、数々の収納スペースが魅力のクロスビー。この3車はしっかりとした安全運転支援技術によって支えられています。
ちなみに標準装備でサポカーSワイドに該当するのはどれも最上級グレードのみで、その他グレードでは、オプションでスズキ セーフティ サポートを装備する必要があります。
ダイハツ キャスト アクティバ
数多くの軽自動車をラインナップさせているダイハツに、テイストの異なる3つのバリエーションを用意したトールワゴン、キャストがあります。中でもキャスト アクティバは4WDの性能を高めたSUVテイストのモデルであり、サポカーSワイドに該当しています。
ダイハツの安全運転支援システムは「スマートアシストⅢ」と呼ばれており、ダイハツが販売するほとんどの車種に搭載されています。
国産の自動車メーカーは先進の安全技術をあらゆる車種に拡大して採用しており、今後もその技術は着実に進歩してゆくことでしょう。以前よりも快適で安心できるカーライフが楽しめるのも、安全技術の進歩のおかげですね。
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